現在、開場20周年記念プログラムを展開している世田谷パブリックシアターが、2018年度のラインナップを公開した。今年度は、KAAT神奈川芸術劇場との共同企画となる草なぎ剛主演の『バリーターク』や、芸術監督である野村萬斎の企画『MANSAI 解体新書 その弐拾八』などの上演が予定されている。詳細は、以下のとおり。
【主催公演】
◆アイルランド人劇作家・脚本家の2014年初演戯曲を白井晃により本邦初演!
KAAT神奈川芸術劇場×世田谷パブリックシアター
『バリーターク』
4月14日(土)~5月6日(日) KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
5月12日(土)〜6月3日(日) シアタートラム
【作】エンダ・ウォルシュ
【翻訳】小宮山智津子
【演出】白井晃
【出演】草彅剛 松尾諭 小林勝也
https://setagaya-pt.jp/performances/201804ballyturk.html
◆世田谷区民と劇場が共につくりあげる夢のステージ
『フリーステージ2018』
4月29日(日)~5月6日(日)
ダンス部門:世田谷パブリックシアター 音楽部門:シアタートラム
【出演】世田谷区民団体 約60団体
◆“舞台芸術=パフォーミングアーツ”としての狂言を、特設能舞台で
―狂言劇場 特別版― 能『鷹姫』・狂言『楢山節考』
6月22日(金)~7月1日(日) 世田谷パブリックシアター
【出演】野村万作 野村萬斎/大槻文蔵 片山九郎右衛門/観世喜正 大槻裕一/ほか、万作の会
【せたがやこどもプロジェクト2018】
<ステージ編>
◆毎夏恒例企画!アーティストの個性あふれる絵本の読み聞かせ
子どもとおとなのための◎読み聞かせ『お話の森』
8月4日(土)・8月5日(日) シアタートラム
【出演】ROLLY(4日)、片桐仁(5日)
◆ラブコールに応えて新登場!伝説のジャパンメイド☆ダンス
イデビアン・クルー『排気口』
8月9日(木)~8月12日(日) 世田谷パブリックシアター
【振付・演出】井手茂太
◆日野皓正と世田谷区立中学生のジャズビッグバンドによる、大迫力のコンサート
『日野皓正 presents “Jazz for Kids”』
8月18日(土)・8月19日(日) 世田谷パブリックシアター
【出演】日野皓正、Dream Jazz Band、ほか
<ワークショップ編>
小学生/中学生/高校生のための演劇・ダンスワークショップを各種開催
◆古典を現代に甦らせる人気シリーズの最新作!
フィジカルシアターの旗手・小野寺修二が「かぐや姫」をあらたなおとぎ話として紐解いていく
現代能楽集Ⅸ『竹取』
10月5日(金)~10月17日(水) シアタートラム
【構成・演出】小野寺修二
【脚本】平田俊子
【音楽】阿部海太郎
【企画・監修】野村萬斎
【出演】小林聡美、貫地谷しほり/ほか
◆現代的な演出でドラマティックに描きだす
中国文化に多大な功績を遺した田漢の半生
日中平和友好条約40周年記念公演 上海戯劇学院×世田谷パブリックシアター
『風をおこした男 ─田漢伝』
10月6日(土)・10月7日(日) 世田谷パブリックシアター
【台本・演出】田沁鑫
【出演】金世佳、ほか
◆毎回多彩なゲストを招き、「表現の本質」に迫る芸術監督企画
『MANSAI 解体新書 その弐拾八』
10月10日(水) 世田谷パブリックシアター
【出演】野村萬斎、ほか
◆三軒茶屋の街が、ちょっと風変わりな「アートタウン」に変貌する2日間
世田谷アートタウン2018『三茶de大道芸』
10月20日(土)・10月21日(日) キャロットタワー周辺
【出演】国内外のパフォーマー 約50組
◆境界を崩せ!欧州を代表するサーカスカンパニーの難民問題をテーマにした心に響くスペクタクル
日本・スウェーデン外交関係樹立150周年 世田谷アートタウン2018関連企画
サーカス・シルクール『LIMITS』
10月19日(金)~10月21日(日) 世田谷パブリックシアター
◆将来を嘱望されたフットボール選手の人生が戦争により一変する―犠牲を容認する社会を鋭く描く反戦悲喜劇!
『The Silver Tassie 銀杯』
11月 世田谷パブリックシアター
【作】ショーン・オケーシー
【翻訳】フジノサツコ
【演出】森新太郎
◆若手団体の登竜門的存在!劇場が期待を寄せる新しい才能を紹介
シアタートラム ネクスト・ジェネレーション vol.11
11月~12月 シアタートラム
◆今後上演予定の作品や実験的なリーディングを通して舞台芸術のおもしろさに出会う
『戯曲リーディング』
12月 シアタートラム
◆選りすぐりの芸人が登場!劇場で寄席のにぎわいを味わおう
『爆笑寄席●てやん亭』
2019年1月19日(土) 世田谷パブリックシアター
◆世界中の戯曲を今の日本に立ち上げてきた栗山民也が、新たな作品に挑む
『栗山民也 演出作品』
2019年2月 世田谷パブリックシアター
◆三島戯曲の中でも特に誉れ高い家族の悲劇の物語が精緻を極めた小川演出により新しく息吹く
『熱帯樹』
2019年2月~3月 シアタートラム
【作】三島由紀夫
【演出】小川絵梨子
◆イギリス発!障害の有無を超えた身体表現と詩的でユーモラスなステージ
ストップギャップ ダンスカンパニー『 エノーマスルーム』
2019年3月 世田谷パブリックシアター
◆地域の多世代にわたる参加者が語らい、観客と共に考える発表会
『地域の物語2019』
2019年3月17日(日) シアタートラム
このほか、世田谷パブリックシアターでは多彩な普及啓発・人材養成事業として、世田谷区を中心とする地域の人々に向け、演劇やダンスを観るだけではなく活用していくあり方に触れるワークショップやレクチャーなどを劇場内外で行っている。
【コミュニティプログラム】
演劇・ダンスワークショップ
子どものためのワークショップ
・・・小学生・中高生のための演劇・ダンスワークショップ
・・・世田谷パブリックシアター演劇部 中学生の部
地域の物語ワークショップ
【学校・施設との連携プログラム】
学校のためのワークショップ
・・・かなりゴキゲンなワークショップ巡回団
・・・先生のための演劇ワークショップ
世田谷区立中学校演劇部支援
区内施設連携プログラム
移動劇場
・・・世田谷パブリックシアター@ホーム公演
・・・世田谷区内の高齢者施設ほかで上演
『チャチャチャのチャーリー~歌って踊るよ ぼくたちは~』
【脚本・演出】ノゾエ征爾
【研究育成プログラム】
観客育成プログラム
・・・舞台芸術のクリティック
・・・世田谷パブリックシアター ダンス食堂
専門家育成プログラム
・・・大学生インターン
・・・進行役のための世田谷ワークショップラボ
・・・演劇研究ゼミナール
・・・舞台技術講座
世田谷パブリックシアターが発行している2018年度ラインアップ・リーフレットでは、シーズンラインアップのほか、世田谷パブリックシアター館長・永井多惠子と芸術監督・野村萬斎によるインタビューも掲載されている。こちらは、下記URLからもダウンロードが可能。20周年という節目を経て、また新たな一年へと足を踏み出す世田谷パブリックシアターの活動に、今後も注目だ。
https://setagaya-pt.jp/performances/2018lineup.html