宅間孝行主宰のタクフェスによる新シリーズ、「春のコメディ祭!」の第2弾として、『笑う巨塔』が上演される。本作は、2003年東京セレソンデラックスで上演されたシチュエーションコメディ『HUNGRY』を2012年に『笑う巨塔』として東京セレソンデラックスの最後の作品として再演したもので、約6年ぶりに再び幕を上げる。
出演者には、宅間のほか、篠田麻里子、片岡鶴太郎の決定が明らかになっていたが、新たに、松本享恭、石井愃一、梅垣義明、佐藤祐基、越村友一、布川隼汰、堀川絵美、梛野里佳子、想乃、豊泉志織、渡辺碧斗、かとうかず子、鳥居みゆきの出演が発表された。
上演に向け、主宰の宅間より「『笑う巨塔』についてのお願い」が届いている。
◆宅間孝行
春のコメディシリーズ第2弾は、俺にとってシチュエーションコメディの最高傑作『笑う巨塔』。もう書けと言われてもこんなの書けません。断言出来ます。それくらいの自画自賛の最高傑作です。そんな大切な大切な作品なのに、こともあろうにとんでもないメンバーが集まってしまいました。どうすればいいんでしょう。 ドSキャラの俺は当然、マリコ様にしばかれるでしょうが、頼んでないのに梅ちゃんはシャンソン歌いながら鼻から何かを飛ばし、鳥居さんは狂気で目が血走り、女手一つで子供を育て上げたかず子さんはいつまで経ってもいい女で、享恭くんはライダーに変身出来ないってファンに返信し、最後には鶴さんがひよこになりながら飛びます!飛びます!ってなるかもしれません。
それ以外にも芸人からハーフからイケメンパラダイス佐藤祐基から、寅さんこと渥美清さんの元祖付き人石井の愃ちゃんまでいるんです。老若硬軟すべて網羅のメンバーで劇場がもう信じらんないくらいの大混乱になるでしょう。大切な大切な作品なのに。助けてください!助けに来てください!そんな俺たちを観てゲラゲラ笑ってる場合じゃないんですよ!腹をよじらせて腹筋崩壊してる場合じゃないんですよ!あなたに愛を届けたいのに!劇場で待ってます。
タクフェス 春のコメディ祭!『笑う巨塔』は、2018年3月29日(木)から4月8日(日)まで東京・グローブ座にて上演される。その後、愛知・兵庫を巡演。日程の詳細は、以下のとおり。チケットは、1月13日(土)10:00より一般発売開始。
【東京公演】2018年3月29日(木)~4月8日(日) グローブ座
【愛知公演】2018年4月13日(金)~4月15日(日) ウインクあいち 大ホール
【兵庫公演】2018年4月17日(火)~4月22日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
【ストーリー】
東京のとある所にある「四王病院」。この病院には様々な人が入院していた。
総選挙を間近に控えた山之内代議士が突然倒れ運び込まれた。山之内の息子であり、父親の秘書も務める蓮太郎(松本)と秘書として長年仕える芥川(梅垣)、新人秘書のあゆみ(豊泉)の3人は検査の結果をやきもきしながら待ちわびていた。 結果、単なる疲労と分かり胸をなでおろす3人だったが、総裁選を前に健康問題を対立候補陣営につつかれてはまずいと、入院の事実を党本部に隠そうとその場しのぎの言い訳を・・・。
一方、頑固で意地っ張りの典型的な江戸っ子のとび職の親方・花田浩美(片岡)は検査のため入院していた。家族も本人も大病かと心配したが、結果は軽い胃潰瘍。調子づき、たまの入院生活でわがまま三昧の浩美。そこに一人の男が見舞いにやって来る。
昔、浩美の元で修行をしていた富雄(宅間)が数年振りに現れたのだ。しかしこの男、とんでもない迷惑者。富雄との再会に喜ぶのは浩美の娘、ふみ(篠田)ばかり。そんな中、軽い胃潰瘍だと思っていた浩美の病状が実は・・・。
また、政界の古狸、浜惣こと浜村惣一朗(石井)は秘書を連れ親友である元横綱・三子山親方を見舞いに来ていた。総裁選を控えた大事な時期に仕事をほったらかすなど、相手陣営に知れたらとやきもきする秘書をよそに、ばれるわけがないと意気揚々の浜惣であったが・・・。
患者、見舞い客、医者、看護師、水道屋・・・様々な想いや事情が交錯し、平穏だった病院はとんでもない事態に!
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