東京公演を終え、大阪公演を行っている『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』が、2017年10月20日(金)の大阪・梅田芸術劇場 メインホールのマチネ公演をもって上演回数累計100回を達成。それを記念し、主人公ビリー役・山城力、お父さん役・益岡徹、ウィルキンソン先生役・島田歌穂、おばあちゃん役・久野綾希子、トニー役・中河内雅貴、オールダービリー役・大貫勇輔、マイケル役・古賀瑠ら出演者によるスペシャルカーテンコールが行われた。
100回公演記念のパネルを持って登場したキャスト陣に、観客からの温かい拍手と大きな声援が贈られる中、お祝いに関西の情報番組「せやねん」(MBS)で司会を務めるトミーズ雅が駆けつけ、壇上で山城に花束を贈呈。トミーズ雅は、山城と熱いハグを交わし「本当に感動しました、生きてて本当に良かったなと思いました。まあ、死のうと思ったことはないんですけれども(笑)。本当に生きてて良かったと思える舞台でした!ありがとう!!」と、感動さめやらぬ様子で思いを伝えた。
山城は「僕は去年までダンスも未経験で、12月の最終オーディションでも一度落選してしまいましたが(山城は当初、トールボーイ役としての発表であったが、5月にビリー役に抜擢された)、その後チャンスをいただき毎日がんばって来てよかったです!そして100回目の舞台に立てていることが本当に嬉しいです!ありがとうございました!」と笑顔を見せた。
益岡は、100回公演について「キャスト、スタッフ一人一人の力があり、迎えることが出来ました」と感謝を述べ、続いて島田が「本当にこの舞台はこの瞬間、この期間でなければビリーたちの姿は見られないのだと感じており、奇跡の舞台に立たせていただいています。残りの公演も見守ってください」と語った。
なお、ビリー役は加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹、そして山城の5人が交互出演していたが、未来が成長に伴う痛みのため、やむなく降板することが発表された。未来が出演予定だった公演の代役については、前田と山城が務めるとのこと。スケジュールなどの詳細は公式HPにてご確認を。未来ビリーの姿が観られなくなってしまうのは非常に残念だが、ここまで彼が積み上げてきた奇跡の瞬間は、観た方の心にしっかりと刻まれている。再びどこかで、素晴らしい演技を見せてもらえることを期待したい。
映画『リトル・ダンサー』を、エルトン・ジョンの作曲でミュージカル化した本作品は、東京公演では11万人の動員を記録。大阪公演は、11月4日(土)まで梅田芸術劇場 メインホールにて上演。
(写真/オフィシャル提供、編集/エンタステージ編集部)