2017年10月7日(土)から10月9日(月・祝)にかけて、東京・東急シアターオーブにて、『ソング&ダンス・オブ・ブロードウェイ』が開催される。「劇場から生まれる新しいミュージカル・コンサート」というコンセプトのもと、2014年10月に誕生したこのオリジナルコンサートは、今回で5回目を迎える。今回も、ブロードウェイ、そして、ウエストエンドで活躍中の海外ミュージカルスターが、このコンサートのためだけに来日。さらに、5周年を祝う企画として、日本人ミュージカルスター3名がスペシャル・ゲストとして日替わりで出演することも決定した。
スペシャル・ゲストとして登場するのは、中川晃教(10月7日公演)、石井一孝(10月8日)、龍真咲(10月9日)。海外ミュージカルスターたちと、このコンサートでしか見られない一期一会の夢の競演を果たす。
そして、集結する海外ミュージカルスターは、アール・カーペンター、シボーン・ディロン、ウィレマイン・フェルカイック、エリック・クーンジーの4名。いずれも、ブロードウェイやウエストエンドで活躍中の実力派ぞろいとなっている。出演者の詳細は、以下のとおり。
◆アール・カーペンター
『レ・ミゼラブル』でウエストエンド・デビュー。『美女と野獣』のガストンや主役ビースト、『サンセット大通り』のジョー、そして『オペラ座の怪人』のファントムなど、名だたる作品にメインキャストとして参加。2014年には『レ・ミゼラブル』のジャベール役でブロードウェイ・デビューも果たした。現在はロンドンのほか、アメリカ、カナダそしてアジア圏でも活躍。東急シアターオーブには2015年に開催した『コルム・ウィルキンソン 日本スペシャルコンサート』へのゲスト出演以来、2度目の登場となる。
◆シボーン・ディロン
イギリスで放送された、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の主役を演じるスターを発掘するリアリティショーでファイナルまで勝ち進み注目を浴びる。『グリース』でウエストエンド・デビュー後、『キューティ・ブロンド』、『ゴースト』、『ミス・サイゴン』などに出演。2016年にハリウッドを代表する女優、グレン・クローズが再びノーマを演じることで話題となった『サンセット大通り』ウエストエンド公演のベティ役に抜擢。2017年に同役でブロードウェイ・デビューも果たした。
今回が初来日。
◆ウィレマイン・フェルカイック
ミュージカル『エリザベート』で初舞台、のちに主人公・エリザベート皇后役も務める。2013年『ウィキッド』のエルファバ役でブロードウェイ・デビュー。同役でウエストエンド・デビューも果たした。2013年に映画『アナと雪の女王』のエルサ役ヴォイス・キャストに抜擢、ドイツ語版(歌のみ)とオランダ語版で「Let It Go」を歌い世界中から注目を集めた。3か国語を自在に操りアメリカ、ヨーロッパで活躍中。2016年『シネマ・ミュージカル・コンサート』で初来日。今回が2度目の来日となる。
◆エリック・クーンジー
『レ・ミゼラブル』のマリウス役でブロードウェイ・デビュー。『ミス・サイゴン』のクリス、『くたばれ!ヤンキース』のジョー役で注目を集める。2016年と2017年にマニラで上演された『ファンホーム』ではレア・サロンガの相手役としてブルース役を熱演。代表作に『ノートルダムの鐘』(フィーバス)、『リトルマーメイド』(エリック王子)、『ウィッスル・ダウン・ザ・ウィンド』(ザ・マン)、『ジーザス・クライスト=スーパースター』(ジーザス)、『エビータ』(チェ)などがある。
今回が初来日。
「歌」と「ダンス」をテーマとする本公演。演出・振付には、昨年10月に開催した『シネマ・ミュージカル・コンサート』のステージングを担当し、好評を博したマーク・スチュアートがを迎える。ブロードウェイの話題作『ハミルトン』の立ち上げ当時のメンバーであり、トニー賞を受賞したアンディ・ブランケンビュラーの片腕としても活躍するスチュアートが、どのようなステージングを見せてくれるかにも注目だ。
ワールド・ミュージカル・コンサート『ソング&ダンス・オブ・ブロードウェイ』は、10月 7日(土)から10月9日(月・祝)まで東京・東急シアターオーブにて開催される。
ウィレマイン・フェルカイック Photo:DARREN BELL PHOTOGRAPHY
舞台写真(前回公演『シネマ・ミュージカル・コンサート』より)Photo:下坂敦俊