作・演出家の倉持裕が“完璧な執事”鎌塚氏を中心に巻き起こるできごとを描いたコメディシリーズの第4弾『鎌塚氏、腹におさめる』が2017年8月5日(土)より上演される。今作では、三宅弘城扮する鎌塚氏は、二階堂ふみ演じる特異体質を持った伯爵令嬢と共に殺人事件の謎を解くことに・・・。この人気シリーズ最新作から、メインビジュアルとあらすじが公開された。
メインビジュアルでは、鎌塚アカシ役の三宅、令嬢チタル役の二階堂をはじめ、眞島秀和、谷田部俊(我が家)、玉置孝匡、猫背椿、大堀こういちの7名の出演者全員が、ひとクセありそうな不敵な笑みを浮かべている。
そして、公開されたあらすじは以下のとおり。
【あらすじ】
名家、綿小路家の当主であるナオチカ公爵は相当な癇癪持ち。どんな使用人も長続きしない。そこでついに「完璧なる執事」鎌塚アカシの出番となった。さすがはアカシ。十手先を読む仕事ぶりで、公爵に怒鳴る隙を与えない。そんな公爵には探偵小説にのめり込む一人娘のチタルがいる。アカシにとっては主人のナオチカよりもこのチタルの方が扱いにくい。彼女は、昼間に何度も眠りに落ちる特異体質だったのだ。
屋敷に出入りする者の中に、チタルの母方の叔父、鬼集院ヤサブロウ伯爵がいる。毒舌家で誰の目にも嫌なやつだ。自分の姉(チタルの母)が早死にしたのを公爵のせいにして恨んでいる。チタルはこの叔父が大嫌いだった。
ある日、綿小路家に大事件が起きる。ナオチカ公爵が、屋敷の倉庫の中で遺体となって見つかったのである。遺体の背中にはナイフが深く刺さっていて、殺人事件であるのは明白。ところが発見当時、その部屋のドアには内側から鍵が。つまり完全な密室殺人だったのだ。警察はすぐにさじを投げてしまうが、一人娘でしかも探偵かぶれのチタル、そして「完璧なる執事」鎌塚アカシが黙っているわけがない。
かくして二人の捜査が始まる。容疑者はもちろんヤサブロウ伯爵だ。アカシとチタルは、伯爵の犯行の証拠を突き止めるべく、庭師のくせに草木をすぐに枯らしてしまう毛呂ヨシミと、同時に二つのことが出来ない料理女中・太田代テマリに協力を仰ぎながら屋敷中を駆け回る。
一方、自分に容疑がかけられていると知ったヤサブロウ伯爵は、従者の宇佐スミキチにアカシとチタルの捜査を妨害するように命じる。アカシとチタルの捜査は、何度となく脇道にそれつつも、徐々に核心へと近づいていく。果たして密室殺人の謎は解けるのか?真犯人は誰なのか・・・?
M&Oplaysプロデュース『鎌塚氏、腹におさめる』は、8月5日(土)から8月27日(日)まで東京・本多劇場にて上演される。その後、愛知、大阪、島根、広島、宮城、富山、静岡を巡演予定。チケットは、6月10日(土)より一般発売開始。