KAT-TUNの上田竜也が、約3年ぶりに舞台主演することが分かった。2009年にシェイクスピア作品の『ロミオとジュリエット』で初舞台・初主演を務め、2014年の蜷川幸雄演出『冬眠する熊に添い寝してごらん』、2015年の岩松了作・演出『青い瞳』など、出演する作品ごとに高い演技力を評価されてきた上田。これまでシリアスな作品、役柄と向き合うことが多かったが、今回初めてコメディ作品に挑むという。
作・演出を手掛けるのは、劇団・月刊「根本宗子」主宰の根本宗子。2009年に自身の劇団を旗揚げし、定期的に公演を行いながらバー公演の企画をするなど、精力的に活動してきた根本だが、東京グローブ座にはこれが初登場となる。
根本が「男性が中心にいて、周りに女子が群がっているハーレムな感じで、でもラブシーンなし、な作品をいつか作ってみたい、そんなことが成立する男性はめったにいない!今回がチャンス」と書き下ろしたのは、間もなくメジャーデビューとなる大事な時期を迎えたバンドマンでありながら、複数の女性に何股も掛け、誰が自分にメリットがあるのか天秤にかけているという浮気性のサイテー男(?!)の物語。ストイックな役作りで知られる上田が、このモテ男役にどのように挑むのか、注目だ。
上田の他の出演は、清水くるみ、早織、青山美郷、長井短、根本宗子、宮崎吐夢、西田尚美。
上演決定にあたり、根本と上田からコメントが届いている。
◆根本宗子(脚本・演出・出演)
上田さんをはじめ素敵な出演者と共にグローブ座の温度をガンガン上げたいと思います。毎日劇場に足が向かってしまうような中毒性溢れる作品になるような、ワクワクが止まりません。この舞台、本当は私が一番客席で観たいです!
◆上田竜也(主演)
まずは2017年の初めにファンの皆様へ、こうして素晴らしい報告が出来ることを嬉しく思います。3年ぶりに主演をさせていただくのですが、その間に中村獅童さんをはじめ、色々な方の背中を見て、座長の姿を勉強させていただきました。その経験を活かして、良い意味でステージで派手に暴れ、このカンパニーを引っ張っていきたいと思います。またドラマ『視覚探偵 日暮旅人』に続き、こうして芝居が出来ることに凄く幸せを感じています。しっかりと一つ一つ全力で向き合い、拓翔というヤンチャなキャラクターを追求しようと思っています。
何股も?!かけるという恐ろしくヤンチャな拓翔ですが、現実では決して出来ないことを、芝居だからこそ体験できることに対しどういう感情になるのか?など、今からとてもワクワクしています。演出家の根本さんは、見た目は小柄でかわいらしい方なのですが、内にとてつもないパワーと熱意を持っていらっしゃるので、とにかく台本が待ち遠しいです。おそらく女性だらけの舞台ということで、こちらも新しい世界観の舞台になるのではと思います。
ドラマに引き続き舞台ができることで、自分の演技という部分を一つ一つしっかりレベルアップさせることで、KAT-TUNにまた良い形で還元できるように、そして、追い風を吹かせられるように、しっかりと努力し、勉強し、真っ正面からぶつかりたいと思います!
『新世界ロマンスオーケストラ』は、4月30日(日)から5月21日(日)まで東京・東京グローブ座にて、5月26日(金)から5月28日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演される。チケットは3月19日(日)10:00より一般発売開始。