『初恋モンスター』保護者会に荒牧慶彦らが扮装姿で出席!川尻恵太「子どもが言うからこそ真っすぐに響く言葉がある」

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TEEN×TEEN THEATER『初恋モンスター』の合同取材会「5年1組保護者会」が、2017年1月10日(火)に都内にて行われた。本作は、世間知らずのお嬢様女子高生である二階堂夏歩と、外見は長身のイケメン青年ながら実は小学5年生の高橋奏の恋模様を描くハイテンションコメディ。保護者会には、主演の荒牧慶彦をはじめ、佐川大樹、神里優希、ゆうたろう、小野健斗、脚本・演出の川尻恵太が出席した。

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荒牧、佐川、神里、ゆうたろう、小野の4名は扮装姿での登場。主人公、高橋奏役を演じる荒牧は「小学5年生として、精一杯努めてまいります!体操服は15年ぶりぐらいに着て、ビジュアル撮影ではランドセルも背負ったんですが・・・、小学生の頃ってこんな格好していたんだって改めて思いました(笑)」と少々照れを見せながら挨拶した。

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奏の友人で、リーゼントと特攻服がトレードマークのヤンキー系小学生・金子十六役を演じる佐川は「十六らしく元気に、そして、おそらくクレイジーになるであろうこの舞台を、皆で楽しく盛り上げていけたらと思います!特攻服は、小学生とか関係なく着ることがないんですけど・・・(笑)。でも、ちゃんと上履きを履いているというところがチャームポイントです」とアピール。

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同じく奏の友人で、年相応でない知識と探求心を持ち合わせている三宮銀次郎役の神里は、「見た目に強いインパクトがありますが、思い切って演じたいと思います。短パンをは衝撃ですが首から上がクールなので、声はちょっと低めに“イケボ”と言われるような声を作っていけたらなと思います」と明かした。

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夏歩に想いを寄せる高校生・篠原耕太役を演じるゆうたろうは、本作が初舞台。モデルとしても活躍するゆうたろうだが、出演が決まるまで「髪の毛も染めたことも、カツラもかぶったこともなかった」そうで、役を通して様々な経験を重ねることになりそうだ。「すごい緊張しているんですが、耕太くんらしく可愛らしく、時に乙女顔になれるようにがんばります」と意気込みを語った。

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出席者の中で唯一、大学生の多賀敦史役を演じる小野は「小学生にはない大人の魅力と、言葉攻めで盛り上げていけたらと思います」とニヒルな笑みを浮かべつつ、役作りとして「舌打ちにつきるので、ずっと練習してます。でも、感じ悪いヤツみたい(笑)」とこぼし、笑いを誘った。

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コメディ作品に定評のある川尻は「最初、原作を読んだ時は、ものすごくブッ飛んだ話だなと思ったんですけど、何回も読み返すと、小学生の真っすぐな気持ちをキャラクターたちが素直に言っているだけで、ぜんぜんブッ飛んでないんですね」と分析。その上で「僕は演出する時に『コメディはボケないでください』って言うんです。ボケに見える言葉も、本の中では真面目に言ってる言葉だという意味で言うんですけど、この話はまさにそれ。ですので、思い切ってハチャメチャにやっていただきたいなと思っています」と明かした。

原作の中には、子どもたちの好きな“下ネタ”が出てくるが「それがどれぐらい出てくるかについては、大人たちとの戦いかなと思っております」と含み顔。「もちろん、子どもが言うにしても苦手な方もいらっしゃると思うので、できるだけ“ニンジンを刻んで入れるような”誰でも食べられる形にした上でお出しできればと思います」と構想を語った。また、原作は7巻まで発刊されているが「舞台には出てこないキャラクターもいますので、(発表されている)このキャラクターたちでできるストーリーになっています。ただ、舞台版完全オリジナルというわけではなく、ちゃんと原作とマーブルした感じになっているので、ご期待ください」とのこと。

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さらに、川尻は「子どもが言うからこそ、真っすぐに響く言葉があると思うので、大人が演じていることをいかに忘れさせるかが課題。小学生チームの成長と、それを取り巻く大人たちの右往左往を、あたたかい目で見守っていただければいいなと思っております」とコメント。荒牧は「純粋な子ども的視点になって、僕も小学5年生の童心に返ったつもりで突き抜けたいと思います!」と決意を露わにしていた。

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TEEN×TEEN THEATER『初恋モンスター』は、2017年3月3日(金)から3月12 日(日)まで東京・品川プリンスホテル クラブeXにて上演される。チケットは、1月15日(日)10:00より一般発売開始。

(C)日吉丸 晃/講談社「初恋モンスター」舞台製作委員会

(取材/大宮ガスト、文/エンタステージ編集部)
(撮影/原地達浩)

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