松尾スズキが“夫婦の愛”と“BL”を描いた『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』がWOWOWで12月24日放送!

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舞台『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』が、2016年12月24日(土)にWOWOWにて放送される。本作は、大人計画の主宰であり、作家、映画監督、ナレーターなど多彩な活躍を見せる松尾スズキが、約8年ぶりにシアターコクーンに書き下ろし、今年の夏に上演された作品。松尾は、今作について「夫婦の話を正面から書いてみたかった」と語りつつ、「かけ離れたものを組み合わせてまったく新しいものを作り出そうとするのが僕のやり方」と、“夫婦”をテーマにしながら“ボーイズラブ”“戦場”“邦楽”“ダンス”といったさまざまな要素を取り入れ、松尾にしか描けない世界を作り上げた。

『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』WOWOW放送_2

主演を松尾と20年以上の付き合いとなる阿部サダヲ、阿部の妻役を寺島しのぶ、阿部と寺島の“相手”となる美少年ダンサーと浮気相手の二役を、松尾作品初参戦の岡田将生が務めた。そのほか、吹越満、皆川猿時、池津祥子といった松尾が信頼を置くキャスト陣が顔を揃えた。また、三味線やお囃しなど、邦楽の生演奏とともに伊藤ヨタロウが義太夫風に物語を進行していくのも魅力のひとつとなった。

『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』WOWOW放送_3

番組では舞台本編の放送後に、松尾が“BL(ボーイズラブ)”をテーマにしようと思ったきっかけや、“美少年”にこだわった理由を語る単独インタビューも放送される。このインタビューの中で、松尾は「テニミュ(ミュージカル『テニスの王子様』)も流行っているし、キレイな男たちを観たいんじゃないかな、演劇のお客さんは」と明かしたほか、「アンケートでも『岡田将生くんの生尻が見られて嬉しい』など、女の人ってそういう欲望があるんだなと逆に思いました」と作品の反響について振り返っている。さらに、出演者の岡田、寺島の演技に感じたこと、今回の阿部に期待したこと、今後挑戦したテーマなど、舞台の裏側まで楽しむことができる内容を語っている。

松尾が贈る極上エンターテインメント『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』は、2016年12月24日(土)夜8:00よりWOWOWライブにて放送。

なおWOWOWでは現在、「勝手に演劇大賞2016」(http://www.wowow.co.jp/stage/engeki/)を開催中。演劇ファンからの投票で「今年、最も輝いていた演劇人」を勝手に選出し表彰してしまおうというこの企画、投票期限は2016年12月31日(土)までとなっている。こちらもぜひチェックを!

『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』WOWOW放送_4

◆作品情報
『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』
【作・演出】松尾スズキ
【出演】阿部サダヲ、岡田将生、皆川猿時、池津祥子、宍戸美和公、村杉蝉之介、顔田顔彦、近藤公園、平岩紙、岩井秀人、阿部翔平、井上尚、掛札拓郎、高樹京士郎、中智紀、古泉葵、伊藤ヨタロウ、松尾スズキ、吹越満、寺島しのぶ

【ストーリー】
紛争の絶えないアジアの国、ジャワンガスタンでは少年売春が横行していた。ある日、ハラーシュ(村杉蝉之介)がオーナーの「クラブ・コナジュース」に、ダンサー“ゴーゴーボーイ”として美しい少年トーイ(岡田将生)がヤギ3頭と引き換えに投げ込まれる。トーイはそのクラブにある1脚のいすの魅力に取り付かれる。時を同じく、ベストセラー作家の永野ヒロユキ(阿部サダヲ)は、ジャワンガスタンで人質になってしまった先輩・八木(吹越満)を救うため日本からこの国にやって来る。永野は、戦闘が激化する状況下で先輩につながるパイプをたどる中、トーイに出会い強く惹かれていく。一方、日本で永野の帰りを待つ妻ミツコ(寺島しのぶ)は、一度諦めかけた女優としての再起を図り、ある仕事に懸けていたが、永野の消息が絶え、彼を助けようとジャワンガスタンへ飛ぶ―。トーイの願い、永野の想い、ミツコの欲望・・・、彼らの行く先に“天国”はあるのだろうか―。

(撮影/細野晋司)

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