2016年12月末から2017年1月にかけてのクリスマス・新春限定公演として、神奈川・大阪・愛知の3都市で『シェイクスピア物語』~真実の愛~の上演が決定し、観月ありさが出演することが明らかとなった。本作は、イギリスのトム・ストッパードの作品を原案に書かれたもので、シェイクスピアが遺した名作『ロミオとジュリエット』が、何故、どうして生まれたのか・・・など、シェイクスピアの生きた足跡が描かれる。
観月が演じるのは、ヒロインのヴァイオラ役で、女役だけでなく、男役にも挑戦するという。合わせて、シェイクスピアのライバル俳優であり友人のネッド役をA.B.C-Zの五関晃一、ヴァイオラを金で娶ろうとするウェセックス卿役を藤本隆宏、ヴァイオラの母親マーガレット役を小川菜摘、シェイクスピアの良き理解者であり劇場主ヘンズロー役を秋野太作が務めることも発表された。シェイクスピア役など他のキャストは、後日公開とのこと。
【あらすじ】
ウィリアム・シェイクスピアは、芝居好きなエリザベス女王下のルネッサンス演劇がにぎわうロンドンで、劇作家、俳優をしていた。野心あふれる「彼は世の中を変える新しい芝居を作りたい」と熱望していたが、最近ではまったく作品が思うように書けず絶不調。
その中で、ヴァイオラという一人の女性と出会ったシェイクスピア。その時、初めて真実の恋を知る。彼にはすでに妻がいて、ヴァイオラには許嫁がいた。それは許されない恋、秘密の禁断の愛となった。愛とは何か・・・その想いが高じて、喜劇を書くつもりが恋愛悲劇になっていき、やがて、それは自らの体験をもとにした名作『ロミオとジュリエット』になった。当時の舞台は女性が演じることなど許されない時代であったが、ヴァイオラは無謀にも恋するシェイクスピアの作品に出演し、彼自身も舞台に上がった。だが、許嫁の嫉妬に狂う報復と法律の罰が、上演する舞台に迫る・・・!二人の“哀しくもファンタジックな真実の愛”はどうなってしまうのか―。
舞台『シェイクスピア物語』~真実の愛~は、2016年12月から2017年1月にかけて神奈川、大阪、愛知の3ヶ所で上演される。日程の詳細は、以下のとおり。チケットは、12月11日(日)10:00より一般発売開始。
【神奈川公演】12月23日(金・祝)~12月25日(日)、2017年1月7日(土)~1月9日(月・祝) KAAT 神奈川県芸術劇場 ホール
【大阪公演】2017年1月21日(土)・1月22日(日) 梅田芸術劇場 メインホール
【愛知公演】2017年1月28日(土) 中日劇場