2016年9月14日(水)より東京・シアター1010を皮切りに上演がスタートする『新版 国性爺合戦』。本作は、様々な伝統芸能に、演劇ユニット30-DELUXが独特のアレンジを加え、新たなエンターテインメントとして贈る「Dynamic Arrangement Theatre」の第2弾。今回原作として起用するのは近松門左衛門の人形浄瑠璃で、歌舞伎化もされた歴史活劇の代表的作品。明朝復興という旗印に翻弄される人々の壮大で濃密なドラマを、30-DELUX が得意とする豪快なアクションとスピーディーなストーリー展開で大胆にアレンジする。
この斬新な試みもさることながら、豪華なスタッフ・キャスト陣も話題になっている。作は西森英行、演出は伊勢直弘。出演者には、これが3年ぶりの主演となる佐藤アツヒロをはじめ、馬場良馬、緒月遠麻、大湖せしるなど、数々の大舞台で存在感を発揮してきた豪華な顔触れが揃った。
【あらすじ】
17世紀日本。中国から海を渡りやってきた老一官は、日本人の渚を妻とし、一人の子をもうけた。その名は、和藤内。和藤内は、幼い頃から自分にしか聞こえない声を聞いていた。「お前は、世に比類なき天下人になるのだ・・・」
ある日老一官は、唐土より流れ着いた明の皇女・栴壇皇女から、祖国・明の危機を告げられる。将軍・李蹈天の裏切りにより、明は韃靼国の侵攻を受け、滅亡の危機に瀕しているという。和藤内は、明朝復興のために父母と共に海を渡る。そして、かつての明の将軍・甘輝に助けを乞うべく、甘輝の妻・錦祥女に会うため獅子ヶ城へ向かう。そのすべてを、一匹の虎が見つめていた・・・。
果たして和藤内は、父が渇望する明朝復興を成し遂げられるのか?海越えた地に祖国の旗を再び掲げるための戦いが、今、幕を上げる。
30-DELUX Dynamic Arrangement Theatre『新版 国性爺合戦』は、9月14日(水)から9月18日(日)まで東京・シアター1010にて上演される。その後、愛知・福岡・大阪にて公演を行う。日程は、下記のとおり。
【東京公演】9月14日(水)~9月18日(日) シアター1010
【愛知公演】9月24日(土)・9月25日(日) 東海市芸術劇場 大ホール
【福岡公演】9月30日(金) 福岡市民会館 大ホール
【大阪公演】10月14日(金)~10月16日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ