キャスト候補発表!劇団四季『ノートルダムの鐘』製作発表レポート!

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2016年12月11日(日)に四季劇場[秋]で開幕する劇団四季の新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』。本作の製作発表が8日都内で開催され、劇団四季(四季株式会社)代表取締役社長・吉田智誉樹氏、ディズニー・シアトリカル・プロダクション 国際戦略担当ディレクター フェリペ・ガンバ氏、そして本作のキャスト候補たちが登場し、作品のレクチャーや歌唱披露などが行われた。

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まず吉田社長が「2014年に初めてこの『ノートルダムの鐘』を観た時から、非常に大人向けの作品で、四季にとって新しい観客を呼び込むレパートリーになると確信していました。それは“深い人間ドラマ”“完成度の高い楽曲”“シアトリカルでシンボリックな演出”この3つの要素を持ったミュージカルだからです」と、本作を劇団四季で上演する意義を語り、マイクを引き継いだフェリペ・ガンバ氏による映像を流しながらの作品レクチャーへと移行。本作の成り立ちや舞台装置等について詳細な説明がなされた。

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その後、質疑応答、キャスト候補3名による歌唱披露を経て、応募総数約1600通の中から選ばれたメイン5役のキャスト候補発表へ。各役の候補者は以下の通り。

カジモド役
海宝直人 飯田達郎 田中彰孝
フロロー役
芝清道 野中万寿夫
エスメラルダ役
岡村美南 宮田愛
フィーバス役
佐久間仁 清水大星
クロパン役
阿部よしつぐ 吉賀陶馬ワイス

歌唱披露はカジモド役候補・海宝直人(「Out There」)、エスメラルダ役候補・岡村美南(「God Help the Outcasts」)、カジモド役候補・飯田達郎(「Made of Stone」)の3名。

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カジモド役候補の海宝は真っ直ぐな瞳で本作のメインテーマとも言える「Out There」を歌い、エスメラルダ役候補の岡村は白を基調としたドレスでジプシーの“祈り”を込めた「God Help the Outcasts」を情感たっぷりに表現。そして飯田は「Made of Stone」でカジモドの孤独や哀しみを切々と歌い上げ、会場から大きな拍手を浴びていた。

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最後はフロロー役候補の芝清道が「私自身、ノートルダムの鐘の音楽を初めて聞いた時、心が震え、鳥肌が立ちました。そして原作を読んだ時、胸が一杯になりました。このような素晴らしい作品の開幕に携わることができ、大変光栄です。初日というスタートラインに向かってスタッフ、キャスト一丸となって全身全霊で稽古に挑み、作品の感動を多くの皆様にお届けできるよう全力を尽くしていきたいと思います。12月の開幕をぜひ楽しみにお待ちください。よろしくお願いします!」と一同を代表しての挨拶で締めた。

尚、現時点での上演は竹芝地区の再開発が始まる2017年6月までの予定だが、チケットの販売状況や反響によっては首都圏の別劇場での公演や、地方での公演も視野に入れているとのこと。映画版のハッピーエンドバージョンとはまた違う深い人間ドラマを描き、大人のシアターゴーアーを意識した劇団四季の新作『ノートルダムの鐘』。今後も12月11日の開幕に向けて注目していきたい。

(取材・文 上村由紀子)

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