2016年4月14日(木)から『烈!バカフキ!』が東京・Zeppブルーシアター六本木にて開幕した。本作は、俳優・大河元気が初の脚本・演出に挑戦した舞台『バカフキ!』(2014年11月上演)のシリーズ2作目となる。”大人が本気でごっこ遊びをする”というコンセプトのもと、前作に続いての出演となる藤原祐規、汐崎アイル、加藤良輔、若井おさむ、川隅美慎、新良エツ子、池永亜美に加え、新たに豊永利行、桜田航成、吉田仁美、仲谷明香、鈴木裕斗、松島志歩、根本正勝といった個性豊かなキャストが顔を揃えた。
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開幕を迎え、作・演出の大河と主演の藤原からコメントが届いている。
◆大河元気(作・演出・出演)
本番前にゲネということで通しまして、集中力、緊張感もありましたが、お客様が入って全部が出来上がるかなと思いました。あとは殺陣のシーンが多いので、最後までケガがなきように気を付けてみんなでやっていきたいと思います。
初演からバカフキシリーズというものに関しては、本気でふざけてごっこ遊びをしてみようということで、ふざけるというのは悪い意味ではなく精一杯大人ができるバカなことをやっていこうということです。本当は色々想いはありますが、メッセージ性などは考えずに帰る時にあー楽しかったなと言っていただければ、もうそれでこちらは本当に満足だと思っておりますので、とにかく何も考えずに頭を空っぽにして観ていただければと思います。
◆藤原祐規(主演)
このバカフキという作品は、作・演出の大河元気が好きなもの、そして男の子がみんな好きな忍者であったり、戦隊ものであったり、漫画やアニメの燃える展開みたいなものがふんだんに入っています。それを更にみんなでアイデアを出し合い、手作りで一年半前に第一弾をやりましたが、まさか僕らが楽しいことだけをやっているバカフキの第二弾が出来るとは本当に思っていませんでした。スタッフさんの協力、そしてお客さんの応援もあり、こうやって第二弾をやれることができ、今こうしてゲネプロを終えることができて本当に感無量です。準備は万端なのでお客さんがどんな反応をしてくれるのかとても楽しみにしています。体力的には本当に大変なんですけど、僕たちのおもしろいものはこれなんだと、元気のやりたいものはこれなんだと、みんなで力を合わせて頑張りたいと思います。
陽出ずる国“大和國(やまとのくに)”。この国を分かつ二つの勢力――東の国“龍ノ巣(りゅうのす)”と西の国“虎ノ穴(とらのあな)”による戦いは、既に五百年も続いていた。虎ノ穴の隠密・ラゴ(藤原)は、龍ノ巣がこの戦を終わらせる程の兵器を開発したという情報を入手し、敵地に潜入。仲間とともにこれを破壊し、一躍英雄になった。その任務から一年半、大和國の内戦を終結させるべく、ラゴたち虎ノ穴の面々は再び過酷な任務に赴くのだった…。
前作を上回るバカさと熱さで、前作を観た人にはお約束の楽しみや、初めて観る人への驚きをもたらしてくれる。なお、本作には“ある役”で日替わりゲストも登場。各公演日のゲストは、蒼井翔太=14日(木)、大葉健二=15日(金)、なだぎ武=16日(土)、阿澄佳奈=17日(日)となっている。
大河元気ワールド全開!『烈!バカフキ!』は、2016年4月14日(木)から4月17日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。
カメラマン:鏡田伸幸
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