2016年7月にミュージカル『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』の新バージョンが日本初上陸する。本作は、『オペラ座の怪人』『キャッツ』など世界中で愛され続けているミュージカルを生み出した英国の作曲家・アンドリュー・ロイド=ウェバーと、彼とともに『ジーザス・クライスト・スーパースター』『エビータ』などを作り上げた作詞家のティム・ライスとのゴールデンコンビによるデビュー作。
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1973年にロンドンのウェストエンドで上演されて以来、トニー賞7部門、ローレンス・オリヴィエ賞6部門ノミネート、セットデザイン賞受賞など、数々の賞賛を得ている。旧約聖書で有名な“ヨセフ”の物語をベースに、巨匠ロイド=ウェバーが、ロックやポップ、ラテンのリズムを駆使し、一度聴いたら忘れられないメロディに乗せて贈る「夢と希望」のミュージカルになっている。
今回、この伝説のスタンダード作品にアンディ・ブランケンビューラーが新しい演出・振付を施し、新たな装いで上演される。ブランケンビューラーは、ブロードウェイミュージカル『イン・ザ・ハイツ』でトニー賞最優秀振付賞を受賞し、今年のグラミー賞最優秀ミュージカル・アルバム賞を受賞した、今やブロードウェイで最もチケットが取れないと言われるミュージカル『ハミルトン』の振付も手がけている。
さらに、今年8月ブロードウェイにて再演予定の『キャッツ』では、ロイド=ウェバーから再振付を任されるなど、近年ロイド=ウェバーから絶対的信頼を寄せられるブランケンビューラーが生み出す迫力のパフォーマンスは必見だ。
【あらすじ】
カナンの地に住む12人の息子を持つヤコブは、一番お気に入りの息子ヨセフだけに、カラフルなコート(=テクニカラー・ドリームコート)を授ける。しかし、残る11人の兄弟からの妬みが高じ、策略によって家を放り出されてしまった。図らずも新たな人生の旅に出ることになったヨセフは、時に苦難に見舞われながらも、自らの力で道を切り開き、夢を追っていく。
やがてエジプトの地にたどり着いたヨセフは、“夢を解き明かす能力”を生かして、エジプト王ファラオの信頼を得、次の有力者にまで登りつめていく。そこに、飢饉に見舞われ、食べ物を求めるヨセフの家族たちがエジプトにやってきた。まだヨセフがエジプトの実力者として成功していることを知らぬ兄弟たちだったが、その時、ヨセフの取った行動は・・・。
ミュージカル『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』は、2016年7月13日(水)から7月24日(日)まで東京・東急シアターオーブにて上演される。
(C)田中克佳