2016年7月から8月にかけて、ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』の上演が決定した。本作は、経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーが、ドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描いた2005年公開のイギリス映画をミュージカル化したもので、2013年にトニー賞で最多となる13部門にノミネートされ、オリジナル楽曲賞や振付賞など6部門を受賞した話題作。
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音楽は、ブロードウェイ版と同じくシンディ・ローパーが全曲作詞作曲、振付はこちらもブロードウェイ版と同じくジェリー・ミッチェル。また、日本版演出協力・上演台本を岸谷五朗、訳詞を森雪之丞が手がける。
チャーリー役には、高い歌唱力を武器に『デスノート The Musical』のL役で評判を集め、4月には『1789-バスティーユの恋人たち―』への出演も控える小池徹平。そして、ローラ役には、主演映画『進撃の巨人』が大ヒット、卓越した歌とダンスで舞台での評価も高く、ブロードウェイミュージカル初挑戦となる三浦春馬が決定。小池と三浦は、今回が初タッグ。今回の出演にあたり、二人からコメントが届いた。
◆小池徹平(チャーリー・プライス役)
ブロードウェイミュージカルの名作に挑戦させていただけること、今からとてもわくわくしています。楽曲も素敵で、岸谷さんと初めてご一緒出来ることもすごく楽しみです。豪華なキャストの皆さんと共に、また新たな自分の発見、そして進化できるように、引き締めて頑張りたいと思います!
◆三浦春馬(ローラ役)
2013年夏、ブロードウェイで観劇し、強く憧れた役を演じることができ、とても嬉しく思います。と同時に大きなプレッシャーも感じてきていますが、自分が本国の劇場で包まれたミュージカル『キンキーブーツ』の感動を少しでもお客様に受け渡せるよう、努力していきます。
その他の出演者は、ソニン、玉置成実、勝矢、ひのあらた、飯野めぐみ、白木美貴子、施鐘泰(JONTE)、穴沢裕介、森雄基、風間由次郎、森川次朗、遠山裕介、浅川文也、佐々木誠、高原紳輔、中村百花、丹羽麻由美、舩山智香子、清水隆伍、加藤潤一らが決定している。
三浦は、本作への出演を受けてニューヨークに渡り、ヴォーカルレッスンを受け、シンディから直接アドバイスをもらうなど、気合十分。ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』は、2016年7月21日(木)から8月6日(土)まで東京・新国立劇場 中劇場にて、8月13日(土)から8月22日(月)まで大阪・オリックス劇場にて上演される。
なお、2016年10月には、東急シアターオーブでブロードウェイ版『Kinky Boots』の来日公演も決定したとのこと。こちらも合わせて楽しみにしたい。