2016年1月5日(火)に東京・シアタークリエにて『花より男子 The Musical』が幕を開けた。累計発行部数6,100万部を誇る伝説的少女漫画『花より男子』(原作:神尾葉子/集英社マーガレットコミックス刊)を原作とし、今回が世界初のミュージカル化となる。注目が集まる中、道明寺司役・松下優也(X4)、花沢類役・白州迅、西門惣二郎役・真剣佑、美作あきら役・上山竜治、そして、牧野つくし役・加藤梨里香が囲み取材に応じた。
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いよいよ初日を迎える心境を聞かれると、松下は「緊張もあるんですけど、約1ヶ月かけてみんなで作り上げてきたので、ようやく皆さんに観て頂けるのがすごく楽しみです」と自信を見せた。白洲も「内容も進行具合もじっくりと濃い一ヶ月間を過ごしてきたので、稽古場のことはだいぶ昔のことのようです」と振り返る。
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舞台、そしてミュージカル初挑戦となる真剣佑は「すごくワクワクしています!新しい”花男”を、皆さんに届けたいなという気持ちでいっぱいです」と目を輝かせ、上山は「僕も稽古をしながら、恋の行方を”きゅんきゅん”しながら観ていたので、お客さんの反応がとにかく楽しみ」と見どころを語ってくれた。
そして、約3,000人が参加したオーディションでつくし役に選ばれた加藤は「オーディションで決定したのが7月ぐらいだったんですけど、すごくあっという間で。今、ドキドキワクワクしています。今までやってきたことをすべて(舞台の上で)発揮できたらなと思います」と笑顔を弾けさせた。
松下、白州、真剣佑、上山が演じる「F4(=Flower4″花の四人組”)」と言えば、物語の舞台である超絶金持ち名門校・英徳学園高等部を牛耳る御曹司集団だが、意外にも稽古中4人で食事に行ったりする機会がなかったという。「LINEのグループとかも作ったんですけど、誰も使っていない(笑)」と上山。松下の「今回、僕ら稽古場にいる時間がすごく長かったので、稽古場で直接なんでも話していた感じ」という言葉からは、濃密な稽古を積んできたことがうかがえた。
最後に、加藤が「つくしの芯の強さを観てほしいです!そして、ミュージカルならではですが、台詞で出さない部分の心情を歌に乗せていたりするので、そこを注目して頂けたら嬉しいです」と作品をアピールし、松下は「世界中で愛されている作品の初ミュージカル化ということで、僕らすごく気合入ってます!すごく楽しい作品に仕上がっていますので、ぜひ遊びに来てください」と呼びかけた。
囲み取材後は、ゲネプロでは一幕が公開された。舞台の上には、蔦の這う壁、重厚な扉といった上品でゴージャスな英徳学園が。そして加藤演じる三つ編み姿のつくしが現れ、ソロ曲を歌い始める。伸びやかでまっすぐな歌声、くるくる変わる表情。舞台の中心に堂々と立つ姿に”つくしちゃんがそこにいる!”とはっとさせられた。そして、なんと言っても本間昭光による音楽が、キャッチーで耳に残る。
展開は早いが心情を追って原作ファンにとって観たいシーンが、ひとつひとつ丁寧に描かれていく。11月に行われたイベントで、松下が明かしていた道明寺の台詞「ダイナの行列か?!」を上回る”道明寺節”も炸裂!道明寺がつくしに抱く不器用な恋心、つくしの花沢類への淡い想い、それを見守る西門&美作の優しさ・・・などなど、しびれるぐらい”きゅんきゅん”してしまうシーンが満載だ。音楽に乗せて紡がれる、二人の恋の行方はいかに―?結末は、ぜひ劇場にて見届けてほしい。
『花より男子 The Musical』は、2016年1月5日(火)から1月24日(日)まで東京・シアタークリエにて上演。その後、福岡、愛知、大阪で上演される。日程は、下記の通り。
1月5日(火)~1月24日(日) 東京・シアタークリエ
1月28日(木) 福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール
2月6日(土)~2月7日(日) 愛知・愛知県芸術劇場 大ホール
2月11日(木・祝)~14日(日) 大阪・サンケイホールブリーゼ
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(C)『花より男子 The Musical』製作委員会2015