野村萬斎が構成・演出を手掛ける舞台『マクベス』が、2016年6月に世田谷パブリックシアターにて再演されることが決定した。シェイクスピアの四大悲劇の一つを、同劇場の芸術監督を務める野村が描く本作。わずか5人の出演者による分かりやすくシンプルな物語ながら、登場人物が抱える不安や葛藤といった内面は丹念かつ丁寧に魅せる野村版『マクベス』は、2010年の初演以来、国内外で再演が重ねられてきた。
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2013年、日本文化の粋を結集すべく能・狂言の演出方法を随所に取り入れ、”和”の美しさを引き出した新たな『マクベス』として、ニューヨークとソウルで上演。そして2014年にもルーマニア・シビウ演劇祭とパリにて公演を行い、各地で絶賛された。
2016年は、シェイクスピア没後400年となる年。この大きな節目の年に迎える4度目の上演では、マクベス夫人に鈴木砂羽を迎え、装い新たに再び物語を作り上げる。このほか、小林桂太、高田恵篤、福士惠二の出演が決定している。
野村萬斎による舞台『マクベス』は、2016年6月15日(水)から6月22日(水)まで、東京・世田谷パブリックシアターにて上演。その後、北海道、中部、関西、九州と国内縦断ツアーが予定されている。