実話を基に、アメリカの黒人奴隷制度を描いた作品『それでも夜は明ける』で、迫真の演技でパッツィー役を演じ、第86回アカデミー賞助演女優賞に輝いたルピタ・ニャンゴ。彼女が主演する演劇『Eclipsed』が、オフブロードウェイからブロードウェイへ舞台を移すことが明らかとなった。
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『Eclipsed』は、大人気パニック・サバイバルドラマ『ウォーキング・デッド』でミショーン役を演じるダナイ・グリラによる戯曲。劇作家としても活躍するダナイがペンを執った本作では、アフリカのリベリア内戦で、反乱軍を率いる一人の将校と結婚させられた女性グループが描かれる。なんとか苦境に耐えながら結束する妻たちだったが、ある日、一人の少女が彼女たちに加わったことで、さらに状況に混乱が生じてしまう…というストーリーだ。
ルピタは、将校の妻たちのコミュニティを掻き乱す少女の役を演じており、本作はオフブロードウェイで公演中だ。今までに彼女は、シェイクスピア劇『冬物語』や『じゃじゃ馬ならし』、『Uncle Vanya』といった作品で舞台を踏んでいる。そして、12月18日(金)より公開される『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にも出演するルピタは、2016年8月に全米公開されるアニメ映画『ジャングル・ブック』で、狼のラクシャの声を演じることになっている。
オフブロードウェイで絶賛上演中の『Eclipsed』は、11月29日(日)までパブリックシアターにて公演が続けられる。ブロードウェイでは、ジョン・ゴールデン・シアターで2月23日(火)からプレビュー公演が始まり、本公演は3月6日(日)より開幕する予定。