シェリル・バークと高橋大輔のW主演で、2017年6月16日(金)より上演される『LOVE ON THE FLOOR 2017』。開幕を前にした6月12日(月)、公開稽古とシェリル&高橋のツーショットインタビューが行われた。
ツーショットインタビューの冒頭で本作の手応えについて尋ねられたシェリルは「リハーサルはとても順調にいっています。去年の公演と比べて男性ダンサーが増え、パワーが倍増しているはず。(高橋)大輔も前回よりたくさん踊り、更にバージョンアップしているので、去年とは全く違った公演になっているはず」と自信を露わにした。
『LOVE ON THE FLOOR』とは、「ときめき」「情熱」「とまどい」「嫉妬」「無償の愛」といった“愛”という感情が持つ様々な面を、トップフィギュアスケーターたちが卓抜したダンスの技術を通じて表現するダンスショー。昨年行われた日本公演は、その評判から千秋楽では立ち見券も売り切れる大盛況のステージとなったが、今回、東京・東急シアターオーブにて満を持しての再演となる。
今回の公演について高橋は「再演ということで、お客様は前回の公演以上のものを求めてくるだろうし、カンパニーの間でも初演を超えなくちゃいけないという緊張感がある」と稽古場の雰囲気を明かし、「“愛”というモチーフを伝えるために、フレッシュな気持ちで本作に取り掛かっています。(初演とは)全く違った感覚を楽しめるはず」と呼びかけた。
公開稽古では本作のオープニングに当たる高橋を中心としたナンバー「Glory」と、シェリルを中心としたナンバー「The first date」の2曲が公開された。
インタビューで高橋は「オープニングナンバーは、シェリルから『お客さんの士気を高めてくれ』と言われていてプレッシャーを感じていますし、今まで出したことのない自分を表現しているのでとても難しいです」と若干の不安を口にしていたが、高橋が舞台に現れ、しなやかで情感豊かなダンスが展開されると、稽古場にいる全員が彼のダンスに釘付けになっているような一体感が生まれ、1曲を踊りきると割れんばかりの拍手が響いた。
インタビュー時、スケートリンクと舞台の違いを聞かれた高橋は「長年やってきているので、スケートリンクの方が自信はあります。舞台の上は誤魔化しがきかない(笑)」と謙遜していたが、他のダンサーと引けを取らない堂々とした振る舞いに、いちダンサーとしての貫禄さえ感じられた。
続いて公開となった「The first date」では、初デートを楽しむようなハツラツとした喜びがシェリルのダンスによって表現される。今回のツアーではシェリルの念願の夢であったアメリカツアーも決定している。それについてシェリルは「『LOVE ON THE FLOOR』は私が10年前から夢見てきたプロジェクト。アメリカ公演など夢が現実になるのは本当に喜ばしい」と語っていたが、公開された場面からはシェリルの喜びが直に伝わってくるようであった。
そんなシェリルは、高橋のことを「踊るために生まれてきた人」と絶賛していたが、ダンサーとしての高橋も『LOVE ON THE FLOOR 2017』もどんな進化を遂げているのか、ぜひその目で確認してほしい。
木下グループ presents『LOVE ON THE FLOOR 2017』は、6月16日(金)から6月25日(日)まで東京・東急シアターオーブにて上演される。
なお、本作では初演と同様「カーテンコールでの写真撮影OK」となる。また、2つのスペシャル企画「出演者による舞台挨拶」「ウィークデイスペシャル企画“LOVE”クリアファイルプレゼント」も決定。詳細は、以下のとおり。
◆出演者による舞台挨拶(各公演の終演後に実施)
6月16日(金)初日舞台挨拶
6月17日(土)12:00/17:00 シェリル・バーク(共通)
6月18日(日)12:00 クリスティ・ヤマグチ
6月18日(日)17:00 高橋大輔
6月20日(火)14:00 メリル・デイヴィス
6月21日(水)14:00 チャーリー・ホワイト
6月21日(水)19:00 高橋大輔
6月23日(金)19:00 メリル・デイヴィス
6月24日(土)12:00 チャーリー・ホワイト
6月24日(土)17:00 クリスティ・ヤマグチ
6月25日(日)12:00/17:00共通 シェリル・バーク
※急遽予定変更の場合あり
◆ウィークデイスペシャル企画“LOVE”クリアファイルプレゼント
平日公演の来場者全員を対象とし、限定サイン入りオリジナルクリアファイル(「L」「O」「V」「E」の4種、日替わり)をプレゼント。
6月16日(金)19:00 「L」バージョン
6月20日(火)14:00 「O」バージョン
6月21日(水)14:00/19:00 「V」バージョン(対象)
6月23日(金)14:00 「E」バージョン
※対象公演にて、ご入場時にリーフレットと一緒に配布(入場後の受取は不可)
※高橋大輔の「高」は「はしごだか」が正式表記
(取材・文・撮影/大宮ガスト)