今春に東京・本多劇場にて上演され、大好評を博した『バカのカベ~フランス風~』に続くフレンチ・コメディ第2弾として、加藤健一事務所 第95回公演『女学生とムッシュ・アンリ』が、12月2日(水)より、東京・紀伊國屋サザンシアターにて上演される。本作は日本初上演の作品であり、冬の寒さも吹き飛ばす、世界で一番心温まるフレンチ・コメディ。演出は、小笠原響が担当する。
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ピンポーン。
ある日、アンリが玄関のドアを開けると、20代の見知らぬ女が微笑んでいた。コンスタンスと名乗るその女子大生は、貸し部屋の情報を見てここに来たと言う。アンリの息子・ポールは、一人暮らしのアンリを案じて、ルームメイト募集の広告を出していたのだ。アンリはしぶしぶコンスタンスの同居を認めるが、コンスタンスは引っ越して来たその日にアンリの亡き妻のピアノに触ってしまい、追い出されそうになる。「何でもします!」と許しを請うコンスタンスに、アンリはある提案を持ち掛ける。
「あんたの魅力で息子を誘惑して、女房のヴァレリーと別れるように仕向けるんだ。そうすれば、ここに置いてやってもいい。家賃は3ヶ月タダにしよう。」
「・・・6ヶ月タダなら、やるわ。」
こうしてアンリとコンスタンスの奇妙な共同生活が始まった。アンリはポールの趣味嗜好をコンスタンスに叩き込み、コンスタンスは巧みにポールを誘惑する…。
出演は、加藤健一、加藤忍のお馴染メンバーほか、カトケンワールド初デビューとなる瀬戸早妃、斉藤直樹の4人。2015年最後のカトケンワールドに、ご期待あれ!
加藤健一事務所 第95回公演『女学生とムッシュ・アンリ』は、2015年12月2日(水)~12月13日(日)、東京・紀伊國屋サザンシアターにて上演される。
撮影:石川純