人気グループNEWSのリーダー、小山慶一郎が『ハロー,グッドバイ』以来、3年ぶりに主演する舞台『グレート・ネイチャー』が9月12日(土)より開幕した。脚本・演出は劇団カムカムミニキーナを主宰する松村武が担当し、“松村ワールド”全開の独自の世界観で観客を魅了する本作の記者会見が同日に行われ、小山と松村が作品への思いを語った。
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台本をベースとしつつも、稽古場でその瞬間に俳優たちから生まれるものを活かして創り上げられた本作。「School of Nature」通称SONと呼ばれる、世の中に見放された問題児ばかりが集まる伝説の学校が舞台となる。SONに赴任してきたばかりの教師・篠崎は、先輩教師や生徒の振る舞いや授業に戸惑いながらも、日々奮闘していた。青春の輝き、そして生きることのイミを問う壮大な授業が始まる…。
松村は、本作を「妙な創り方、妙な作品」だと断言すると、「その場で稽古しながら生まれたものを取り込んでいくという創り方をした」と説明。そして、「自然に振る舞うということがテーマなので、小山くんの何も作っていない状態が舞台で出ればいいな」とその演出意図を明かした。
劇中で小山演じる篠崎が先輩教師の久ヶ沢徹と中山祐一朗、問題児の谷澤恵里香を相手に面白おかしくダンスを指導するシーンは小山の弾けっぷりも含め、非常に印象に残るシーンの一つとなっている。このシーンも台本にあるものから小山自身が夢中になれる“ダンスを指導する”シーンに稽古中に変更したそうで、小山は「僕のコーナーになってしまったので、責任を持ってやりましょう」と意気込んだ。
また、小山は、「皆で台本にないセリフを言って創っていくという環境は初めてだった。すごく頭を使うので、毎日(稽古が終わると)帰ってソファで疲れて寝ちゃう感じでした」と松村ならではの稽古を振り返ると、「セリフが決まっていない箇所が何カ所かあるので、そこでお客さんの反応と舞台上の反応とでどれだけ変えていけるかという勝負もある。毎日違うことが起きる芝居。僕のあたふた具合を見ていただければ(笑)」と、本作の見どころを語った。
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なお、この日の会見で小山は、事務所の先輩に当たり、9月11日(金)に結婚を発表したTOKIOの国分太一へ「おめでとうございます。NEWSのアルバムの中に、ウエディングソングがあるので、それを渡してみたいと思います」と祝福のメッセージを贈った。
舞台『グレート・ネイチャー』は、9月12日(土)~9月29日(火)まで東京グローブ座にて、10月9日(金)~10月11日(日)まで大阪シアター・ドラマシティにて上演される。