リーディング公演『HAKUTO~白兎(しろうさぎ)~』が、東京・博品館劇場にて、2015年10月10日(土)より上演される。人気ラジオ番組のパーソナリティを長年務める吉田照美が企画した本作には、男女2名のリーディングキャストが出演。男性キャストを吉田自らが演じ、女性キャストは、中村メイコと中山美穂のWキャストで演じる。演出は、劇団「第三舞台」で大人気を博し、現在、自身が主宰する劇団「虚構の劇団」の『ホーボーズ・ソング HOBO’S SONG ~スナフキンの手紙Neo~』が公演中の鴻上尚史が務める。
本作について、出雲大社を訪れた際、少年時代によく聞かされたという「因幡の白兎」の神話に再び出会ったことがきっかけと話す吉田は、「その時、今の国造りをされている方と国民との関係というものを比較する自分がいました。この神話には、やはり、今の時代にも通じる、とても深いものがあると感じ、鴻上尚史さんに相談して、今回の公演という形で、結実出来ることになりました」と、製作の経緯を語っている。吉田とは旧知の間柄だという鴻上は、「吉田照美さんの熱意に背中をどぉーんと押されて、リーディング公演を行うことになりました。因幡の白兎について熱く語る照美さんの話を聞きながら、『これはぜひ多くの人に見てもらう作品にしなければ』と思っています」とコメント。
吉田が“伝説の存在”と称賛する中村は、「朗読劇は、夫(神津善行)のオーケストラやN響さんとご一緒したり、これまで何本か出演しているのですが、久しぶりになります。台詞と音楽が折り重なってとても楽しかった思い出があります。演出の鴻上さんは、以前からファンでして、今回も面白いものなるといいなと思っています」と本作へ期待を寄せる。
今回が初めての朗読劇出演となる中山。「デビュー当初から公私共にお世話になっている吉田照美さんと、この様なかたちでお仕事させて頂ける事になり大変嬉しく思います。吉田さんの足を引っ張らない様、精一杯頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
リーディング公演と銘打ちながらも、吉田のアイデアによる、フラメンコダンスとギターの生演奏など織り交ぜた盛りだくさんの内容となっているリーディング公演『HAKUTO~白兎(しろうさぎ)~』は、東京・博品館劇場にて、2015年10月10日(土)~10月12日(月・祝)まで全6回の公演を行う。