2013年に、米NBCで放送された『サウンド・オブ・ミュージックLIVE!』から、翌年の『ピーターパンLIVE!』へと続き、クリスマスシーズンの恒例特別番組となりつつある生放送ミュージカル。今冬に製作される『The Wiz Live!』に、人気シンガーのメアリー・J.ブライジとクイーン・ラティファという、音楽界の大物二人が出演決定したことが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。
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『The Wiz Live!』は、児童文学『オズの魔法使い』をミュージカル化した作品で、1975年に、アフリカ系俳優のキャストにより初演された『ウィズ』を下敷きとしている。1978年には、ダイアナ・ロスをドロシー役に、そして、マイケル・ジャクソンをカカシ役に据えた豪華キャストで映画化もされた。
クイーンは、ドロシーたち一行が向かうエメラルド・シティに住む偉大な魔法使いを演じ、メアリーは、西の悪い魔女エヴィリーンに扮するとのこと。元ラッパーで女優に転身したクイーンは、映画『シカゴ』(2002年公開)のママ・モートン役の演技でアカデミー賞助演女優賞にノミネート。さらに、映画版『ヘアスプレー』にも出演し、今までにミュージカル作品多数に出演している。一方のメアリーも、映画版『ロック・オブ・エイジズ』でジャスティス役を演じ、人気ドラマ『Empire 成功の代償』などにゲスト出演して、女優としても活躍している。
ドロシー役を誰が演じるのか、現段階では明らかになっていないが、東の魔女グリンダ役には、スーパースター、ビヨンセの名が候補として挙がっているようだ。『The Wiz Live!』は、NBCにて12月3日(木)に放送予定。