2015年8月14日(金)から東京・シアターサンモールにてミュージカル『八犬伝-東方八犬異聞-』が上演される。7月14日(火)都内にて顔合わせ取材会が行われ、出演者が一堂に会した。北村諒、坂口湧久、前内孝文、畠山遼、田上真里奈、石渡真修、西山丈也、梶雅人、荻野恵里、三上俊、他7名が登壇し、これから始まる稽古、一か月後の本番に向けて、意気込みを語った。
原作はあべ美幸作の人気漫画で、現在漫画雑誌『エメラルド』(KADOKAWA)にて連載中。2013年にはテレビアニメ化もしている。演出・音楽は、One on Oneの浅井さやか、脚本は空想組曲のほさかようが手がける。
以下、出演者のコメントを紹介する。
北村諒(犬川荘介役)
キャストも多いので、しっかりみんなで力を合わせて、芝居としても、ミュージカルとしても、しっかりと世界観を伝えていきたいなと思います。台本を読んで、舞台上でどう表現するのかというところがまだ想像できない部分がたくさんあるので、みんなでしっかり話し合って、しっかり創り上げられたらいいなと思っています。
坂口湧久(犬塚信乃役)
本読みもすごく緊張していたんですけど、皆さんと稽古が楽しくできて、かっこいい信乃になれたらなって思っています!歌もダンスもがんばります。
前内孝文(犬飼現八役)
鬼になったりと、妖の力をもらったりするんですけど、原作に込められた人を愛する心や、人としての信念だけは曲げないように、最後までやり続けたいと思います。
畠山遼(犬田小文吾役)
キャラの持っている個性を各々が出して、そして世界観をみんなで作り上げて、無敵なカンパニーとして次に繋げていきたいと思っております。
田上真里奈(浜路役))
舞台版としては世界観を歌の力に乗せ、個々の力を出し切って、体感して頂ける舞台ならではの八犬伝にしていきたいと思います。
石渡真修(尾崎要役)
要はすごく魅力的なキャラクターなので、この稽古期間と本番を通じて、どこまで役を深められるかというところに挑戦していきたいと思います。原作ファンの皆さんにも愛されるような要を演じたいと思います。
西山丈也(青蘭役)
八犬士というのは、言わずもがな美しいものなんですが、この青嵐の不運さも是非観て頂きたいなと思います。彼の背負った悲しきさだめにもご注目ください。
梶雅人(犬田文吾兵衛役)
作品内で唯一の老け役となりますけど(笑)出番はそんなに多くはありませんが、作品全体のいいアクセントになれればなと思っています。
荻野恵里(犬田沼蘭役)
昨日、初めて集まったんですけど、みんな人見知りという共通点があり…。私としては、このだんだん打ち解けてくる感じが心地いいなと思っています。一ヶ月かけてしっかりと、伝えられるお芝居をみんなで作っていきますので、どうぞ楽しみにしていてください。
三上俊(里見莉芳役)
原作を読んでも、“美しい”と書いてあるんですけど、そんな役を僕が演じるということで…(笑)でも、ここは舞台!歌と芝居で必ずや魅せていきますので、期待して頂きたいと思います。最高の作品になるようにがんばります。
集まってまだ2日目、人見知りが多い…などと話に出ていたが、会見中も一生懸命話す坂口に「かわいい!」「連れて帰りたい~」などと声が飛んだり、(坂口はまだ13歳)、西山に対し「いつ頭を剃るんですか?」とキャストから質問が飛ぶなど(公開されている西山のビジュアルに注目!)和気藹々とした雰囲気。このカンパニーが一か月後、どのような作品を届けてくれるのか期待したい。
ミュージカル『八犬伝-東方八犬異聞-』は、2015年8月14日(金)から8月23日(日)まで東京・シアターサンモールにて上演される。なお、この初舞台化を記念して8月1日(土)に東京ジョイポリスで、ミュージカル『八犬伝-東方八犬異聞-』古那屋一座 ~納涼会~というイベントも開催される。あわせてお楽しみ頂きたい。