2015年6月13日(土)にスタートするWOWOW連続ドラマW『ふたがしら』の完成披露試写会が6月11日(木)、都内にて開催され、主演の松山ケンイチと早乙女太一、菜々緒、メガホンをとった入江悠監督が舞台挨拶に姿を現した。本作にちなみ、この日のために仕立てられたという着物姿で登壇した4人に、観客からは大きな歓声が上がった。
関連記事:WOWOW連続ドラマW『ふたがしら』早乙女太一にインタビュー!「今、この時に宗次という役に出会えて本当に良かったと思います!」
『ふたがしら』はオノ・ナツメの同名コミックを原作とした作品。明るくて豪放な主人公・弁蔵(松山)とクールな色男・宗次(早乙女)は、八王子の飛脚問屋で働きながらも、その裏の顔は盗賊“赤目”の一味。二人は「脅さず殺さず汚え金を根こそぎいただく」をモットーとする“赤目”の頭・辰五郎(國村隼)を敬愛していたが、辰五郎の死をきっかけに一味を抜け、「でっかいこと」を成し遂げるため旅立つことになる…。
NHK大河ドラマ『平清盛』以来、3年ぶりの連続ドラマの主演となる松山だが、本作製作にあたって発起人とも言える役割を担っていたようだ。「(早乙女)太一君と昨年、舞台『蒼の乱』で共演していた時に、本屋で原作の漫画「ふたがしら」を見て、『これは、どうしてもやりたい!』と思ったのが、一番初めのきっかけですね」と原作との出会いを振り返り、相棒役を演じる早乙女についても「その時は、太一君とずっと一緒に(舞台を)やっていたんですが、(早乙女は)『また一緒にやりたいな』と思わせてくれる役者さんで、“宗次”という役柄にもピッタリだったので、ぜひ一緒に「ふたがしら」をやりたいなと思っていました」と、当初の希望通りだったことを明かした。
ドラマ版の発案者ともいえる松山の本作への思いは強いようで、「撮影前から言っているんですが、続編が作りたい!弁蔵と宗次が『脅さず殺さず汚え金を根こそぎいただく』という辰五郎の魂を受け継ごうと、新しい一味を作っていくんですが、その後どうなっていくのか…。原作でも描かれていないので、ドラマオリジナルの行く末が見たいですね」と放送開始前から意気込みは十分。松山の熱意は、共演者たちにも伝わっているようで、菜々緒も「クランクアップのときから松山さんは『続編を作るからよろしくね!』とおっしゃっていたので、『おこんは私でやっていただけるのかな』と安心して、嬉しく思っていました!」と、明かしている。早乙女は続編を望みながらも、自身の演じる宗次の“クールな色男”というキャッチコピーが気になるようで「続編をやるとしたら“クールな色男”というキャッチコピーを外したいので、それに勝るキャッチコピーを作れることを目指したい」とコメント。
関連記事:エンタメがもりだくさん!WOWOWの放送情報など、気になるものはぜひこちらでご確認を。
土曜オリジナルドラマ 連続ドラマW『ふたがしら』は、WOWOWプライムにて2015年6月13日(土)スタート。全5話・毎週土曜22:00~。(第1話無料放送)