ラッセル・シモンズ、ヒップホップの黄金期を描くミュージカル『The Scenario』を企画!

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1980年代にヒップホップ・R&B専門レーベル、デフ・ジャム・レコーディングスを設立し、米ヒップホップ界のパイオニア的存在となったラッセル・シモンズ。そんな音楽界の重鎮が、1980年~90年代のヒップホップ黄金期を描くミュージカルの企画を進行させていることが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。

『The Scenario』と題されたラッセルが企画するミュージカルは、80年代ロックをフィーチャーしたブロードウェイミュージカル『ロック・オブ・エイジズ』のヒップホップ版といった趣になる模様。ラッセルは本作について、「新しい表現の仕方をハングリーに求めていた世代によって、ヒップホップは爆発的に広まった。我々の世代において最も革新的かつ芸術的なムーブメントを、黄金期の最高のサウンドとストーリーを織り交ぜながら、エネルギーあふれるスリリングなミュージカルとして描くことは自然なことのように感じたんだ。」と、意気込みを語っている。

ラッセルは音楽業界だけでなく、コメディ番組『Def Comedy Jam』をプロデュースしてテレビ業界にも進出。アフリカ系アメリカ人のスタンダップコメディアンを発掘する番組は1990年代に絶大な人気を博し、2006年には米HBO局でリブート版として復活している。また、彼はブロードウェイで上演された『Russell Simmons Def Poetry Jam』も演出し、2003年のトニー賞最優秀特別劇場イベント賞を受賞している。『The Scenario』は、2016年にニューヨークでの公演を目標にプロジェクトが進行中であると伝えられてる。

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