大ヒットコメディ『30 ROCK/サーティー・ロック』のジャック・ドナギー役でお馴じみのアレック・ボールドウィンが、『みんな我が子』で舞台に戻ってくることがわかった。2012年にブロードウェイで上演された『Orphans』に登板していたアレックだが、共演者シャイア・ラブーフ(『トランスフォーマー』)との確執が原因で、2013年に舞台は閉幕している。
アメリカ演劇界を代表する劇作家アーサー・ミラーによる『みんな我が子』は、第二次世界大戦によって次男を亡くした家族が物語の中心となる。次男の死後、事業の成功という相反する物を手に入れた一家に起こる変化が、浮き彫りになっていく様子が描かれる。(日本では2011年に長塚京三、麻実れい他のキャストで上演されている)米BROADWAY.COMによると、アレックはトニー賞に2度ノミネートされた経歴を持つローリー・メトカーフ(『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』)と共演する。
ロングアイランド州のイースト・ハンプトン・ギルド・ホールで上演される本作の上演日程やキャスティングについては、詳細が決まりしだい追って発表される。一方、米TV局のHBOは、突然ニューヨーク市長になってしまった不動産王ジョー・バーン役にアレックを据えた新ドラマシリーズにゴー・サインを出し、今年9月から撮影開始される予定とのこと。TVだけでなく演劇界でも活躍するアレックが、今回の舞台では、つつがなく公演を進められるよう願いたい。