映画『マレフィセント』『ハリー・ポッター』シリーズなどに出演している、イギリス人女優のイメルダ・スタウントン。ベテラン女優として数多くの作品で活躍する彼女が、ナタリー・ウッド主演で映画化もされている作品『ジプシー』(1962年公開)の舞台版で、ロンドン・ウェストエンドのステージを踏むことが明らかとなった。
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本作の主人公は、二人の娘を芸能界入りさせようと必死な母親ローズ。娘の一人ルイーズは美しく成長し、売れっ子ストリッパー“ジプシー・ローズ・リー”となる。しかし、ローズは娘をいつまでも子ども扱いするのを止めず、ルイーズは母に反発していくようになる。
劇作家アーサー・ローレンツが原作を手掛けた本作は、「ストリップの女王」と呼ばれたジプシー・ローズ・リーと、母親ローズとの愛憎関係を描いている。ウェストエンドで復活させるのは、チチェスター・フェスティバル・シアタープロダクション。かつて1993年にベッド・ミドラーを主演にすえたリメイク版を製作した際、音楽を担ったジュール・スタインと、スティーヴン・ソンドハイムが舞台版の作詞を手掛けている。
舞台版で母親ローズを演じるイメルダは、舞台『イントゥ・ザ・ウッズ』と『The Corn is Green』の演技で、イギリスで最も権威があるとされるオリヴィエ賞を受賞。このほか、ウェストエンドで上演された『スウィーニー・トッド』にも出演している。また、映画『ヴェラ・ドレイク』(2004年公開)では、主役ヴェラを演じてヴェネツィア国際映画祭女優賞を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされた経歴を持つ。
舞台『ジプシー』は、サヴォイ劇場にて3月30日(月)に開幕し11月28日(土)まで上演される予定。