チェルフィッチュの新作舞台はバッハ×コンビニ×ソフトクリーム!?

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12月12日(金)からKAAT 神奈川芸術劇場大スタジオにて、チェルフィッチュの新作舞台『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』が上演される。チェルフィッチュは、1997年に設立された演劇カンパニー。岡田利規が全作品の脚本と演出をつとめる。カンパニー名の“チェルフィッチュ”とは、“自分本位”という意味のセルフィッシュ(selfish)を幼児語化した造語だという。

横浜中華街にほど近い、KAAT神奈川芸術劇場で上演される演目はどれも魅力的!ぜひここからご確認を。

世界5都市・国際共同製作作品となる本作は、バッハの「平均律クラヴィーア曲集第一巻」 全 48楽章にあわせてとあるコンビニエンスストアの人間模様が描かれる。2014年にドイツ・マンハイムの Theatre der Welt2014 で初演し、ベルリン、リスボン、ロンドン、トリノ、マルセイユ、モスクワ、リオ・デ・ジャネイロ、グアナファト、モデナ、デュッセルドルフ、フランクフルト、バーゼル、チューリッヒ、クールをめぐり、計15都市での世界ツアーを経てKAATでの凱旋公演となる。

舞台は大手コンビニエンスストア、スマイルファクトリー。バイト店員の宇佐美と五十嵐は、噂話で暇をつぶし、新入りの水谷は、彼女なりのサービス精神を追求しながら仕事に励んでいる。そんな中、常連客の生活の一部だったアイスクリームが販売終了し、パワーアップして戻ってきたのがスーパープレミアムソフトWバニラリッチ。胸をときめかせる常連客。一方で、コンビニ無神論者とされる客が現れ…強烈なキャラクター達と、ユーモラスで過激なダンスが繰り広げられる。

スーパープレミアムソフトWバニラリッチ

出演は、矢沢誠、足立智充、上村梓、鷲尾英彰、渕野修平、太田信吾、川﨑麻里子。

つねに言葉と身体の関係性を軸に独自の方法論を更新し続ける本カンパニーの舞台に注目したい。チェルフィッチュ『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』 は、12月12日(金)~21日(日)までKAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオにて上演される。一部の日程では英語字幕付での上演となる。

Photo:(c)Christian Kleiner

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