2012年1月の日本初公演から3年、あの伝説のバカ・ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT featuring SPAM』が2015年2月から再演されることが決定し、企画・脚色・演出の福田雄一、出演者のユースケ・サンタマリア、ムロツヨシ、松下優也、貴水博之、マギー、皆川猿時、池田成志らが11月10日(月)、ハードロックカフェ東京で製作発表会見を行った。
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今回の製作発表会見は福田の演出で主演のユースケにドッキリを仕掛けるという一風変わった会見。ユースケにだけ会場入りの時間を遅く伝え、ユースケの代わりにモノマネ芸人のホリが登壇してユースケのモノマネで会見を行っているところにユースケ本人が登場するというもの。
ホリがユースケのモノマネで会場の笑いを誘っていると、そこにユースケが遅れて登場。ユースケは私服姿のまま呆然として「何だこりゃ! 何でこんなことするの? ダブル・キャストなの? どうすればいいの?」と困惑し続けるも、福田らと会場からは爆笑が巻き起こった。
福田がドッキリを仕掛けた理由として「主催者側から面白いことがしたいと言われたので、ドッキリを仕掛けようと提案した。前回の公演で、ユースケが役を筧利夫さんに代わってもらいたいとか何度も言うので、そこまで言うなら代役を立ててやろうということで、ドッキリを仕掛けた」と語った。福田に責められるとユースケは「百歩譲って降板しない。ただし、途中で体力的に限界がきたら、その時は筧利夫さんを呼んでほしい」と言うと、出演者らから総ツッコミを受け、会場は爆笑に包まれた。
また、ユースケ、ムロ、皆川は再演についての質問を受けると、ムロは「再演の難しさと、新しいものを演じたいという気持ちがあるとして、再演を一度断ったのだが、共演者の大先輩である池田成志さんから説得されたことで、やりますという気持ちになった」と再演を一度断ったことを語った。すると、皆川もハードなミュージカルであることから「これに関しては再演を断ろうと思っていた」と打ち明け、さらにはユースケから池田も断ろうとしていたと話し始めて、まるで暴露大会の様相に。最後には、かなり激しい舞台となることから、ホリなど各々に似ている芸人で代役をたてようという話にまで発展。相変わらずのユースケ節に笑いの絶えない会見となった。
ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT featuring SPAM』は、イギリスの人気コメディ・グループ、モンティ・パイソンの大ヒット映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』を原作とした世界的大ヒット・ミュージカル『SPAMALOT』の日本版。近年最も活躍するお笑い作家として活躍中の福田雄一が企画・脚色・演出を行い、2012年1月の日本初公演では話題が話題を呼んで、東京公演千秋楽には立見客も続出した大ヒットギャグ・ミュージカル。初演で好評を博し、再演の声が多数あったことから2015年2月からの再演が決定した。
ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT featuring SPAM』は、2015年2月16日(月)から3月1日(日)まで東京・赤坂ACTシアターにて、2015年3月6日(金)から3月8日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて、2015年3月14日(土)から3月15日(日)まで福岡市民会館 大ホールにて上演される。