2012年1月の日本初演から3年、あの伝説のバカ・ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』featuring SPAM(R)が、2015年2月16日（月）から上演される。本日、会場である赤坂ACTシアターにて囲み会見と公開ゲネプロが催された。囲み会見の場には、衣装を身にまとったユースケ・サンタマリア、平野綾、ムロツヨシ、松下優也、貴水博之、マギー、皆川猿時、池田成志、そして企画・脚色・演出の福田雄一が姿をあらわした。
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本作はイギリスの人気コメディ・グループ、モンティ・パイソンの大ヒット映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』を原作とした世界的大ヒット・ミュージカル『SPAMALOT』の日本版。2012年1月の日本初演時には話題が話題を呼んで、東京公演千秋楽には立見客も続出。上演終了後、再演を望む声が多数あったという。
囲み取材の冒頭、3年ぶりの上演初日を迎えて緊張のあまり朝から吐いているという福田に対し、ユースケは「（自分は）まだこの段階では緊張はしていない。ここからですよ、いつもみたいに直前になったらテキーラを飲んで舞台に飛び出しますよ！」とユースケ節全開で言い放つが、マギーから「一滴も酒は飲めないんですけどね（笑）」とツッコミが。そして、初日にゲネプロがあることについて、「僕らにとっては初日は2回公演ですよ。前日ゲネプロがありがたかった（笑）夕方の初回公演では、僕らはボロボロになって燃え尽きてる（笑）でも、やりますよ！！」とグチをこぼすユースケだった。
続いて平野が「再演からの参加なので、皆さんに支えて頂きつつ紅一点ガンバっていきます」と本作への意気込みをマジメに話すと、福田から「（衣装の胸の）パッドは何枚入れてるの？」と突然のセクハラ質問。平野は「やめて下さい!!」と言いつつも「6枚です（笑）」と回答。しかし、ユースケが「本当は8枚です！最初は12枚入れようとしてましたけど」とツッコミ。続けざまにマギーも「みんながいろいろしゃべったのに、この話だけが記事になるね」と言われ、平野が「ネットが荒れるから本当にやめて下さい!!」とタジタジ。紅一点の平野がキャスト陣の餌食となってしまう一幕となった。
この会見では、貴水が突然ミュージカル調に叫び出したり、ムロに対してユースケが「ムロさんは『ウロボロス（ムロが出演中のTBS系列ドラマ）』を降板するそうです！」と脈絡なく話しだしたりと、実にSPAMALOTらしいフリーダムな記者会見となった。（この模様は後ほど動画でもご紹介します！）
公開ゲネプロは、当サイトで公開した福田＆池田のロングインタビューの内容どおり、笑いの“フリ”のための“フック”を随所に感じさせられ、笑う前におもわず感心してしまうほど。一方で「僕はこの公演の中で唯一のツッコミ役なんで、みんなが全力でボケてくるのを全力でツッコんでいきたい」と意気込みを語っていたマギーが「こりゃ本番では使えないね」と皆のギャグにダメ出しで笑いを取っていたりとゲネプロらしい場面があり、本公演前でも非常に楽しめてしまう出来となっていた。世界的な大ヒット・ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』ではあるが、構えることなく気楽に笑える作品。ミュージカル嫌いの方にもオススメだ。
ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』featuring SPAM(R)は、2015年2月16日（月）から3月1日（日）まで東京・赤坂ACTシアターにて上演中。その後、3月6日（金）から3月8日（日）まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて、3月14日（土）から3月15日（日）まで福岡市民会館 大ホールにて上演される。
