WOWOWで初放送!『アジアの女』を振り返り石原さとみ「簡単ではないからこそ鍛えられた」

当ページには広告が含まれています

WOWOWで、石原さとみ主演の舞台『アジアの女』が放送される。石原が舞台に出演するのは、2018年の『密やかな結晶』以来。本作は、2006年に劇作・演出家の長塚圭史が書き下ろした戯曲で、演出を手掛けるのは吉田鋼太郎。共演者には、山内圭哉、矢本悠馬、水口早香、そして吉田自身も名を連ねた。放送に向けて、石原に公演を振り返ってもらった。

013724_2.jpg

――最初にこの公演の話を聞いて思ったことは?

脚本を読んでみて“誰が演じて誰が演出するかによってまったく違うものになりそう”と感じました。この本がどう立ち上がるのか、全然想像がつかなくて。伸びしろというか、これだけ余白がある本に挑戦できると思うと、すごく嬉しかったです。答えがない作品もすごく好きで、考えさせられるというか。この台詞をどう言うのか、どういう思いを持っているのか、答えを定めずに稽古で作り上げていく。そこには自分の哲学だったり、指針だったり、人生観だったりが反映される、そういうことが求められるものってなかなかなないなあと思って、すごくワクワクしました。簡単ではないからこそ鍛えられると思います。

013724_3.jpg

――石原さんにとって舞台に出ることとはどのようなことですか?

今回改めて、私は本当に舞台をやりたいんだって、すごく好きになりましたね。

今までもちろん好きだったんですけど、やっぱり難しいというか、辛いなと思う部分だったりとか、大変だなと思うことだったりとか、ちょっとストレスを感じる部分だったりというのはありました。それを乗り越えていく中で成長というものがあるので(そういう部分が)なきゃいけないとは思うんですけど、今回の舞台は、脚本を読んでから、稽古が始まって、今に至るまでストレスを感じる瞬間なんて1ミリもなかったんです。楽しくない時間なんて、1分も1秒もなくて、こんなに楽しい時間を過ごせるなんて、なんて自分は幸せなんだろうって。稽古やっていても、本番毎日やっていても、日々更新されるぐらい楽しいです。それを今の年齢で感じられるって、すごい幸せだなと思っています。

これから自分の人生の目標を立てていく中で、舞台というものを中心に考えてきたいと思いました。

◆石原さとみ主演『アジアの女』作:長塚圭史 演出・出演:吉田鋼太郎
2019年12月14日(土)夜6:30 WOWOWライブ

【作】長塚圭史
【演出】吉田鋼太郎
【出演】石原さとみ、山内圭哉、矢本悠馬、水口早香、吉田鋼太郎

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

エンタステージは、演劇初心者からツウまで、演劇に関する情報、ニュースを提供するサイトです。サイトを訪れたユーザーの皆さんが、情報をさらに周囲に広めたり、気になる作品や人物などを調べたり・・・と、演劇をもっと楽しんでいただける情報を発信していきたいと思います。

目次