新宿・歌舞伎町を舞台に繰り広げられるスカウトマンたちの実態をリアルに描いた映画『新宿パンチ』が2018年12月1日(土)に公開される。
人生の一発大逆転を決意し歌舞伎町にやってきた主人公・道場方正を演じるのは、男性アイドルグループ“B2takes!”のメンバーであり、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』『おそ松さん』など2.5次元舞台や、日テレ系情報番組『PON!』の“お天気お兄さん”としてマルチに活躍する小澤廉。
単独初主演となる本作では、舞台で魅せるイケメンな表情やキュートな笑顔を封印し、衝撃のパンチパーマ姿で、“22歳で童貞”“ふられた女は100人”のスペック最低男というキャラクターを演じている。
ヒロインのルミ役には人気ファッション誌のモデルとして女性から絶大な支持を集める吉倉あおい。共演に、映画『ケンとカズ』で第71回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞し、『万引き家族』『空飛ぶタイヤ』出演で注目を集める毎熊克哉。俳優集団D-BOYSメンバーで、ミュージカル『薄桜鬼』、舞台『弱虫ぺダル』『東京喰種』など2.5次元舞台をはじめドラマ『男水!』『マジで航海してます。~Second Season~』や、アニメ『東京喰種』シリーズでイチミ役を演じ声優としても活躍の場を広げる宮崎秋人。さらに映画・ドラマには欠かせない名優・矢柴俊博がスカウト会社の社長を演じ、金と欲にまみれた男たちの壮絶な新宿スカウト戦争を描く。
実力派キャストが脇を固める中、新境地に挑んだ小澤の心境とは?映画公開を前に書面によるインタビューを慣行し、演じた役への思い、共演者の印象、撮影現場でのエピソードを聞いた。
パンチの次にやってみたい髪型は、まさかの・・・
――初の映画単独主演おめでとうございます。
ありがとうございます!子どもの頃から映画が大好きで、「いつか映画の主演を!」と密かに願っていたので、夢が叶って本当に嬉しいです。
――パンチ頭のビジュアルを見たファンの反応や、仲の良い共演者、友人、ご家族からはどのような感想がありましたか?
ファンの皆さんはもちろん、俳優仲間も地元の友達も驚いてましたね!本当によくできたウィッグだったので、写真が公開された直後は「地毛でパンチになったのか?!」ってラインがたくさん来ました。
――パンチ以外でやってみたい髪型とその理由を教えてください。
ポニーテールとか・・・?理由は好きだから(笑)。
――小澤さんが演じた”道場方正”と小澤さん自身の共通点はありますか? また小澤さんが思う方正の魅力とは?
似ているのは、正直なところ。僕も考えている事がすぐに顔に出てしまうんです。方正の魅力はピュアでまっすぐなところですね。「こうありたい」という人物そのもので、僕の理想像です。
――撮影中のエピソードを教えてください。
所属事務所の稽古場が近くにあって、歌舞伎町はよく通る慣れ親しんだ街なんです。なので「怖い」と感じることもなく自然と役に集中することができました。
撮影中、印象に残っているのは歌舞伎町で警察官役の方に追いかけられるシーン。たまたま通りかかった観光客が「何か事件が・・・?」みたいな表情で驚いていましたね(笑)。それから、撮影では本物のキャバクラも使わせていただいたのですが、店内がとてもキラキラしていたんです。撮影用に装飾しているのかなと思って空き時間に見学していたら、スタッフさんから「全部お店のインテリアだから壊さないように気を付けてね」と言われドキドキしました(笑)。
――共演者の印象についても伺えますか?
高岡タカシ役の毎熊克哉さんは強面というか、いかにも“男”っていう雰囲気がありますが、実はすごく優しい方でした。カメラが回っていない時はいつも笑顔だったし、僕のしょうもない冗談に付き合ってくださって感謝しています。見た目と内面のギャップにやられちゃいましたね(笑)。
――スカウトマンの先輩・設楽玄役の宮崎秋人さんは?
秋人くんとは今までいろんな舞台で共演させてもらっていますけど、映画は今回が初めて。役の上でも役者としても頼れる兄貴分という感じです。撮影ではかなりキツイシーンもありましたけど、秋人くんが場を盛り上げてくれたので、無事に乗り切ることができました。そういった面も含めて、尊敬できる人ですね。自然とその雰囲気が方正から見る玄さんに表現できたのかなって思います。秋人くんはアクションが得意な方なので乱闘シーンは思い切り向かっていけました。精神的にもスケジュール的にも追い込まれながら戦った重要なシーンなので、ぜひ注目して見ていただきたいです。
――ヒロイン糸田ルミ役の吉倉あおいさんは?
僕自身、女性に対して人見知りがすごくて、なかなか話しかけられないんですけど、吉倉さんとはすぐに打ち解けることができました。話している時にふと見せる笑顔が素敵で、なにより魅力的なオーラを纏っているんです。とにかく目を惹く力を持っている方で、共演できたことを光栄に思います。
――城定秀夫監督との現場での思い出は?
「自然な演技を目指してほしい」と言われたことですね。台本から、「ここは笑いを取るシーンだな」と思い気張って演技に臨むんですが、そういう時に「自然に」って言われるんです。その通りに演じてみると、確かにやり過ぎたらおもしろくないなと感じることが多々あったので、監督を信じることの重要性を改めて感じました。
――いよいよ12月1日(土)より映画が公開されます。楽しみにしている皆様にメッセージをお願いします。
新宿の歌舞伎町が舞台の話なので怖いイメージがあるかもしれませんが、とても青春映画です。アクション、恋愛、友情の物語ですし、展開が早くて飽きずに最後まで楽しく見ていただけると思いますし、見た後に優しくて楽しい気持ちになる映画に仕上がっていると思います。カップルでも、一人でも、女性同士で見ても楽しめる作品なので、ぜひ映画館に足を運んでいただけると嬉しいです!
◆作品情報
映画『新宿パンチ』
2018年12月1日(土)よりシネマート新宿ほかにて公開
【監督】城定秀夫
【脚本】永森裕二・城定秀夫
【出演】小澤廉、吉倉あおい、毎熊克哉、宮崎秋人、鈴木隆仁、矢柴俊博、ほか
【公式HP】http://shinjuku-punch.com/pc/
(C)2018『新宿パンチ』製作委員会