LM「SHOW BY ROCK!!」シンガンクリムゾンズ米原幸佑×輝馬×鳥越裕貴×郷本直也インタビュー!「僕らの心情がBloodyLabyrinth」

当ページには広告が含まれています

2018年8月30日(木)に開幕するLive Musical「SHOW BY ROCK!!」―狂騒のBloodyLabyrinth―。6月末に行われたフェス公演でそのパフォーマンス力を存分に見せつけたしょばみゅカンパニーが、新たに「フカシギミック」という仲間を加えて新作ライヴミュージカル公演を行う。

物語の中心となるバンド「シンガンクリムゾンズ」。クロウ役の米原幸佑、アイオーン役の輝馬、ヤイバ役の鳥越裕貴、そして滝川英治の想いを受け、ロム役を継いだ郷本直也に話を聞いた。百戦錬磨のシンガンクリムゾンズだが、本作では新たに「シンガンホワイティーズ」という未知の存在と出会うため、やや混乱状態?!

LM「SHOW BY ROCK!!」シンガンクリムゾンズインタビュー

――フェス公演を経て、約1年ぶりのライヴミュージカル公演が近づいていますが、仕上がりはいかがですか?

米原:やればやるほど・・・分からへんくて(笑)。迷宮にはまっていく感じがあります。

輝馬:それ、あるね・・・。

郷本:やればやるほど脱線していく感じ。

鳥越:若干、キャラを見失いかけてます(笑)。

――えっ、それはどうして・・・?

米原:Live Musical「SHOW BY ROCK!!」の始まりとなった去年のフェス公演も、ミュージカル公演の「―深淵のCrossAmbivalence―」も、わりと原作やアニメの雰囲気に寄せようと思ってやってきたんですね。そうしていたら、だんだん台本が・・・。

鳥越:寄ってきたんですよね。この言い方だと、台本が生き物みたいやけど(笑)。

米原:そう、台本が僕らに寄ってきたんです(笑)。

輝馬:(笑)!

郷本:まあ、演劇は生き物やからねえ。そうなってくる部分があることは否めないものだよね。

米原:僕らだけじゃなく、「トライクロニカ」しかり、「アルカレアファクト」しかり。総じて・・・どんどん分かんなくなっていってます。これは通してみないと、どうなるかまったく分からん(笑)。

一同:(爆笑)!!

郷本:アイオーンは?

輝馬:アイオーンは・・・寄ってる感、すごくありますね。初演の時に「アイオーンはこうしてほしい」って言われたのが懐かしいですね・・・(遠い目)。

郷本:へぇ~、そんなこと言われてたんだ。

鳥越:シンガンクリムゾンズの中では一番、守らんとあかんもんがあるもんな。

米原:でも・・・今回の内容、過去イチはしゃいでるんちゃう?

輝馬:そうかも(笑)。

LM「SHOW BY ROCK!!」シンガンクリムゾンズインタビュー_2

――郷本さんは、前回のライヴミュージカル公演、フェス公演と重ねてこられましたが、何かご自身に変化はありましたか?

郷本:僕はあくまでも途中参加組ですし、ロムという役は基本、3人がわちゃわちゃしているところを見守るお兄さん的なキャラなので、はじめは雰囲気を探っていたんですけど、今となっては、一周して皆に追いついて・・・さらに一周して、ワケが分からなくなってます(笑)。

――追いついた結果が(笑)。

米原:僕、稽古動画を観ていて思ったんですけど・・・(郷本さんをチラリと見て)なんか、カッコつけはじめてたんですよ・・・。

鳥越・輝馬:(爆笑)!!

郷本:カッコつけ始めたって、今回のお話の中で、ロムがそうなってる、ってことやろ?

米原:・・・いや、郷本直也が(笑)。

郷本:いや、ちゃうって!

米原:なんかちょっと、モテようとしてる感じなんですよ(笑)。

郷本:待って!そんなんやったら俺、降板するわ!そんなつもりない~!!

輝馬:直也さん、顔が赤くなっちゃってるじゃないですか(笑)。

郷本:だって、そんな、めっちゃ恥ずかしいやん・・・!動揺してもうてる・・・。何が言いたかったのか分からなくなってもうた!

――何周かして分からなくなった、上で?

郷本:そうだ。前回のライヴミュージカル公演と、この前のフェス公演は、あくまでも滝川さんの姿を追っていて、自分の存在をどう置くか、模索していたんですよ。3人の雰囲気とかも見ながら合わせる方に神経を注いでいたんですが、今回は、それを一回取っ払って、自分らしくロムと向き合ってみようと思ったんですよ。・・・って言おうとした瞬間に、「カッコつけてない?」って言われるってことは、俺らしくするとそうなんねんや・・・(混乱)!

鳥越:それが正解なんだと思いますよ。だって、英治もずっとカッコつけてるからね(笑)。

輝馬:そう。

米原:合ってんねん。ロムは、それでオッケー。

郷本:よかった・・・じゃあ、今回のロムのテーマは“スカシ”でいこう。

米原:そのカッコつけてる感が、「うわ、あざとい!」って俺らにもお客さんにも分かるぐらいまでいけたら、めっちゃおもろくなると思う。

郷本:今回、皆がわちゃわちゃしてるのに、「俺は男気を貫く」「熱くてぶれないんだ」みたいな立ち位置のシーンが多いんですよ。皆がわちゃわちゃしている中で、そういうスタンスだから、カッコつけようとしていなくても、カッコついちゃうんだね。

鳥越:・・・言いながら震えるのやめて(笑)。

一同:(爆笑)!!

LM「SHOW BY ROCK!!」シンガンクリムゾンズインタビュー_3

――前回のライヴミュージカル公演では、ロムの過去にスポットが当たりましたが、今回は?

米原:今回は、クロウの心情に少し踏み込んでいるんですが・・・全体的には、過去一、軽い話なんじゃないかなと。

一同:(爆笑)!!

米原:いい意味でよ?ライト。そのライトさがおもろいんだよね。

鳥越:衝撃の一言やで(笑)。

米原:だって、8割方ちょけてるんですよ。

輝馬:確かに、前回の方が描かれ方としては皆、大人だったかもしれないね。

米原:落ち込んだりしても、すぐちょけだすから。

郷本:ちょっとしたトランス状態(笑)。

米原:そういう意味で、一番ライトな仕上がりになると思います。

――そして、エイプリルフールに突如登場した「シンガンホワイティーズ」も登場しますね。

鳥越:・・・お客さんの中でも、観ている間、1回はパニックが始まると思う(笑)。

輝馬:「こういう感じでいくのね」って笑っていただけたら嬉しいです。

郷本:笑いの方でいいいのかな?

輝馬:うん、いいと思う。

米原:結構、動揺するかもしれないんで(笑)。来れる方は、2回観に来て欲しいですね。1回ちゃんと受け止めて、免疫をつけて、みたいな。

LM「SHOW BY ROCK!!」シンガンクリムゾンズインタビュー_4

――今回は、新たに「フカシギミック」が加わってますが。

米原:フカシギミックのキャラは、「ボコ!」とか「ゲ!」とか「シャ!」とか、独特の語尾があるからか、座組みとしてよりわちゃ感が増しました(笑)。そうそう、曲めっちゃ難しそうやんなあ。でも、毎日一生懸命練習して、徐々に身につけていく姿を観てると、僕らも最初はこんな感じやったんかな、って、ちょっと懐かしくなります。

輝馬:最初かあ・・・もうあんまり覚えてないな。

――若いキャストの方も多いですが、座組み全体的な変化も感じますか?

米原:各バンド、それぞれがそれぞれで楽しんでやっているなと、見ていてすごく感じます。馴れ合うわけじゃないけど、それがいい雰囲気につながってるんだと思います。

鳥越:僕、フカシギミックのマロ役の健人とは、久しぶりの共演で。稽古の間に、一緒にごはん行ったりしたんですよ。キャラクターとの向き合い方のこととか、不安に思ってることとか、いろいろ話して。それ聞いてたら、僕らも最初はそうやったな・・・って思い出しました。
この作品、出てからようやく分かり出すんですよ。最初から100%を出してるつもりなんですけど、作品数を重ねるだけじゃなくて、毎日公演をやっている中でも、よりキャラが立ってくるし、掴めてくるし。前回初登場だった忍迅雷音もそうでしたもんね。

米原:忍迅雷音は、特に今年のフェス公演で爆発してたからなあ。

輝馬:だんだん、楽しみ方とかはしゃぎ方に成長が見えますよね。役を掴むまでは、本当に大変なんですけど。

郷本:最近は、“自分らしさ”をそんなに出さない傾向が増えている気がするんですけど、そういう点でこの現場は、若い子たちがすごく自分を出してきているんですよ。例えば、トライクロニカは、ケンケン(鎌苅健太)がお兄さんとして引っ張っているのに甘んじるのではなく、自分たちでも「何かしていこう」という意思が見えるようになったり、とか。新しいバンドが加わることによって、よりその意識が見えるようになってきて、微笑ましいですし、頼もしいなと思っています。

――そんないい雰囲気の中で、シンガンクリムゾンズさんとしては迷宮に入っているとのことでしたが・・・。

一同:(爆笑)!!

米原:マジ、迷宮入ってるからな~。シンガンホワイティーズのシーンとか、マジ迷宮っすもん。

郷本:思考が何周もしすぎて、退化していってるんじゃないかと不安になる(笑)。

輝馬:年齢と共に(笑)。

鳥越:ホワイティーズという概念が、迷宮度を増してることは間違いない。

――新作公演、どうなっているのか開幕を楽しみにしております(笑)。

米原:ほんまに、僕らの心情が「BloodyLabyrinth」ですから。

郷本:うまい、その言葉に限るな(笑)。

米原:だから、ある意味正解なのかもしれない。今、僕らがキャラぶれっぶれになってるこの状態は。僕ら、初日までにこの迷宮出れるんかな(笑)。

輝馬:お楽しみに、ですね。お客さんの反応が気になる。

鳥越:・・・たぶん出られてない(笑)。

米原:公演始まったら、より迷宮に迷い込む可能性もあるもんなあ。

鳥越:演劇と中二病って、一緒やん。

一同:(爆笑)!!

郷本:とにかく、観ていただいたら分かると思います、この“迷宮”の意味が。ただ、DVDの映像収録の時だけは、ちゃんと置きにいってるでしょう(笑)。

米原:記録には残らない(笑)。初日と千秋楽はもちろん、日々の公演で僕らがどう変化していくのか、楽しみにしていてほしいですね。

LM「SHOW BY ROCK!!」シンガンクリムゾンズインタビュー_5

◆公演情報
Live Musical「SHOW BY ROCK!!」―狂騒のBloodyLabyrinth―
【東京公演】8月30日(木)~9月9日(日) 天王洲 銀河劇場
【大阪公演】9月14日(金)~9月17日(月・祝) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

【原作】サンリオ
【ストーリー原案】待田堂子
【脚本・演出】斎藤栄作
【作詞】三ツ矢雄二
【音楽】楠瀬タクヤ
【振付】當間里美

【出演】
<シンガンクリムゾンズ>
クロウ:米原幸佑
アイオーン:輝馬
ヤイバ:鳥越裕貴
ロム:郷本直也

<トライクロニカ>
シュウ☆ゾー:鎌苅健太
リク:ゆうたろう/宇佐卓真(Wキャスト)
カイ:木原瑠生

<アルカレアファクト>
チタン:糸川耀士郎
オリオン:田中涼星
セレン:板垣李光人
アルゴン:滝川広大

<フカシギミック>
マロ:健人
ゲ・フロッチ:畠山 遼
シャッキー:吉村駿作

<ジューダスJr.>
阿部快征、大野紘幸、北川雄也、吉高志音

じい:鳥羽 潤
有栖川メイプル:今 拓哉

映像出演:我 善導

【公式HP】http://showbyrock-musical.com/
【公式Twitter】@LMSB69

LM「SHOW BY ROCK!!」シンガンクリムゾンズインタビュー_6

目次

【特別企画】直筆サイン入りチェキをプレゼント!

LM「SHOW BY ROCK!!」シンガンクリムゾンズ米原幸佑さん、輝馬さん、鳥越裕貴さん、郷本直也さんより、直筆サイン入りチェキをいただきました。こちらを、抽選で3名様にプレゼントいたします。
ご希望の方は、下記の応募方法にてご参加ください!

LM「SHOW BY ROCK!!」シンガンクリムゾンズプレゼント

■エンタステージのTwitter(https://twitter.com/enterstage_jp)をフォローの上「◆プレゼント◆」と記載のあるツイートをRT

※当選確率アップ!※
この記事のURL(https://enterstage.jp/wp/interview/2018/08/010140.html)に
#エンタステージプレゼント のハッシュタグと
一言(応援メッセージ、インタビュー記事に対する感想、公演への期待・感想など)を添えてツイートしていただけると、当選確率がアップします!

<応募期間>
2018年8月28日(火)~2018年9月17日(月・祝)まで
当選者には、エンタステージのTwitterアカウントよりDMにてご連絡を差し上げます。
※非公開アカウントからのご応募は、抽選対象外となりますのでご注意ください。

皆様のご参加をお待ちしております!

(C)2012, 2018 SANRIO CO., LTD. SHOWBYROCK!! 製作委員会♯

(撮影/エンタステージ編集部)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

エンタステージは、演劇初心者からツウまで、演劇に関する情報、ニュースを提供するサイトです。サイトを訪れたユーザーの皆さんが、情報をさらに周囲に広めたり、気になる作品や人物などを調べたり・・・と、演劇をもっと楽しんでいただける情報を発信していきたいと思います。

目次