SOPHIAの松岡充と劇団鹿殺しの丸尾丸一郎。音楽と演劇、異なるフィールドで活躍する二人の「M」によるユニット「Vol.M」が、8年の沈黙を破り再始動。新作公演Vol.M『UME -今昔不届者歌劇-』が、2026年2月から3月にかけて東京、大阪、和歌山で上演されることが決定した。

8年ぶりの再始動!「不届者」が極上の音楽劇へ進化
2017年にVol.Mの旗揚げ公演として上演された『不届者』。本作『UME』は、その『不届者』を土台にしつつ、ミュージカルへと昇華させた全く新しいエンタテインメント作品だ。
主演を務めるのは、ミュージカル『LAZARUS-ラザルス-』やTRUMPシリーズ『キルバーン』での主演も記憶に新しい松岡充。脚本・演出・出演を担うのは、劇団鹿殺しを牽引し、海外公演でも高い評価を得ている丸尾丸一郎。
8年の時を経て、それぞれのフィールドでさらなる高みに到達した二人が再びタッグを組み、世界に発信できる日本の音楽劇を創造する。
街裏ぴんく、Beverlyら異ジャンルの強者たちが集結
今回の再始動にあたり、各ジャンルの一線で活躍する個性豊かなアーティストたちが集結した。
R-1グランプリ2024王者の街裏ぴんく、ハイトーンボイスで知られるシンガーソングライターのBeverlyが舞台初挑戦。さらに、阪本奨悟、雷太、大平峻也、山田ジェームス武、藍染カレン、橘輝、仲田博喜といった顔ぶれが名を連ねる。
振付は、シルク・ドゥ・ソレイユの日本人男性初のダンサーとして知られ、米津玄師のMVなども手掛ける辻本知彦が担当。「混ぜるな危険」と松岡が評するほどの、一癖も二癖もあるメンバーによる化学反応に期待が高まる。
あらすじ
轢き逃げ事件で殺された妻が残した生命保険。しかし、受取人は書き換えられており、男は保険金詐欺を疑ってキャバクラに潜入する。
謎の保険屋によって手渡された「復讐のシナリオ」には、徳川幕府八代将軍、徳川吉宗の半生が描かれていた。名君と呼ばれる吉宗には黒い噂が付き纏う。地方藩主の四男だった吉宗だが、将軍候補が次々と謎の死を遂げ、将軍に登り詰めたのだ。
青梅のごとき月が輝く夜、吉宗に魂を売った男の復讐劇が始まる。
徳川吉宗の虚像と、保険金詐欺事件の実像が交錯する、傑作スリラーが音楽劇となって甦る――。
キャスト・スタッフ コメント
松岡充
8年前、丸尾丸一郎と、松岡充が「何にも縛られないで、我々のphilosophyを作品にしよう」と立ち上げ、創り、上演した“不届者”。あの時、全身全霊で創り上げた作品はその時点で我々の最高作品となった事は間違い無い。しかし、あれから8年が過ぎた。それぞれ多くの作品、ステージを創り、多くの景色を見つけた。
2026年。僕にとって表現者人生31年目となる。ぶっちゃけ、もう怖いものはない。いつかの為に、我慢してやる事など何も無い。腹は決まっている。30年間で築き上げたもの、手にしたもの、その全てを注いで創る事ができる。
“UME”
これは“不届者”の再演では無い。丸尾丸一郎と松岡充が絶大なる信頼を置く表現者、強者が集結した。この一癖二癖どころではないメンバー達がもんどりうって、這いつくばって、それぞれの驚異的なスキルを持ち寄って、全体で繰り出す必殺技を、受ける自信のある猛者がいるならどうぞ我々の元へいらしてください。混ぜるな危険。かなり危険極まりない作品と、あなたは出会う事になります。
丸尾丸一郎
松岡充さんとのVOL.Mが再始動する。またワクワクしてゾクゾクするクリエイションが始まるかと思うと、身震いがする。芸術や表現に乗っ取られたM氏の目は、一瞬たりとも油断や妥協することを許さない。創作は時に面白く、時に苦しい。だから8年前、舞台「不届者」が終わった時、涙が零れた。もう一度、奮い立つ理由はやり残したことがあるからだ。Mの2人で海外に発信できる日本の音楽劇を作りたい。いかがわしい能舞台、怪しく奏でられる三味線の響き、上空で不気味に光る青梅のオブジェ、僕の頭はイメージで一杯だ。
街裏ぴんく
「街裏ぴんく」の名がラジオ内で松岡さんの口から飛び出した時、何が起きたのか理解出来ませんでした。「あの松岡さん?SOPHIAの?人にやさしくの?現実?」と。すると程なくして今回のオファーがあり、歓喜、驚愕、不安がごちゃ混ぜの感情でした。しかしビジュアル撮影の時、僕の目を真っ直ぐ見ながら松岡さんがおっしゃった「今までにない新しいものが作りたくてお声がけしました」の言葉で、交錯していた感情は覚悟に変わりました。やってやろうじゃないのと。
阪本奨悟
この作品に出演させて頂くことになり本当に嬉しく思います。以前から拝見させて頂いていた劇団鹿殺しの舞台に立つ機会を頂けたこと、そして尊敬する豪華なキャストの皆さまとご一緒できることに、身の引き締まる思いです。作品と真摯に向き合い、観てくださる皆さまの心に届く時間となるよう誠心誠意努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
雷太
この度、VOL.M『UME-今昔不届者歌劇-』へ出演いたします。丸尾さんとの出会いは、OFFICE SHIKA PRODUCE『ダリとガラ』。そこからはじまり、ご一緒するのは5度目となります。毎回新たな刺激をくださる丸さんに、今回、自分はどんなことができるのか・・・本当に楽しみです。よろしくお願い申し上げます。
Beverly
私にとって初めてのミュージカル、初めての舞台に出演させていただきます!今から大きな緊張と、同時に楽しみな気持ちで一杯です。元々ミュージカルが大好きでしたが、毎日が本番という事に驚きと尊敬を抱いていたので、私も全力で頑張りたいと思っています!日本のトラディショナルな衣装を身に纏い、より日本的な文化に触れること、知ることが出来る喜びと共に、このスタートにワクワクしています。これまでとは違った私を観ていただけると思うので、ぜひ新しい私のJourneyを応援していただけたら嬉しいです!
大平峻也
タイトルからしてもうすごく刺激的な、『UME-今昔不届者歌劇』。この作品と、この豪華なキャスト陣の中に、自分が飛び込む日が来るのをとても楽しみにしています。稽古を通してこの作品の世界をしっかり感じていき、心を込めて丁寧に役と向き合っていけたらと思っています。
山田ジェームス武
この度、作品に携わらせていただく事になりました。ジェームスです。以前から、丸尾さんと演出ではなく役者としても共演したいと思っていたので、今回の作品をとても楽しみにしております。キャストの方々も、尊敬する素敵な方々なので私が表現できる全てを懸けて作品づくりに尽力してまいります。舞台でしか味わえない熱量や空気をみなさまにお届けできる様、精一杯作品と役に向き合い臨みたいと思っています。ぜひ、楽しみにしていただけると幸いです。
藍染カレン
VOL.M『UME -今昔不届者歌劇-』に出演いたします、藍染カレンです。わたしは今回はじめて参加させていただきますが、この物語の心を皆さんと共有できるのをとても楽しみにしています。往来する時代を色々な姿で、楽しんでいただけるよう尽力いたします。ご来場お待ちしております。
橘輝
丸さんと飲んでいる時に「出てくれたら嬉しい」と言われました。豪華キャストが集まるVOL.M。あー!なるほど私は高級食材の中に混じる“茄子の漬物”枠なのですね!たまに欲しくなる味として皆さんの胃袋に残る存在になれるよう、作品に少しでも幅を足せたらと思います!よろしくです!
仲田博喜
この度、VOL.M『UME-今昔不届者歌劇』に出演させていただくことになりました。演出の丸尾さん、主演の松岡さんを始め、カンパニーの皆さんと、エネルギッシュで独創的な不届者の世界を作っていけるように、精一杯務めたいと思います。よろしくお願いします。
Vol.M『UME -今昔不届者歌劇-』公演情報
| 公演情報 | |
|---|---|
| タイトル | Vol.M『UME -今昔不届者歌劇-』 |
| 公演期間・会場 | 【東京公演】 2026年2月15日(日)~2月23日(月・祝) サンシャイン劇場【大阪公演】 2026年2月27日(金)~3月1日(日) クールジャパンTTホール【和歌山公演】 2026年3月7日(土) 紀南文化会館 大ホール |
| スタッフ | 脚本・演出:丸尾丸一郎(劇団鹿殺し) 振付:辻本知彦 音楽:YOSHIZUMI |
| キャスト | 松岡充 街裏ぴんく 阪本奨悟 雷太 Beverly 大平峻也 山田ジェームス武 藍染カレン 橘輝 仲田博喜 丸尾丸一郎 |
| チケット情報 | 【公式・キャストFC先行販売】 2025年12月20日(土)12:00~12月28日(日)23:59 |
| 公式サイト | https://shika564.com/ume/ |
| 公式SNS | 公式X(Twitter):@vol_M_official |







