爆笑ミュージカル『サムシング・ロッテン!』中川晃教 VS 新キャスト・加藤和樹で再演決定

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2018年に日本で上演され、観客を笑いの渦に巻き込んだミュージカル『サムシング・ロッテン!』が、2025年に再演されることが決定した。

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シェイクスピア作品をはじめとする名作演劇へのオマージュがいっぱい!

ミュージカル『サムシング・ロッテン!』は、ブロードウェイで2015年に初演の幕を開け、同年のトニー賞では1部門受賞・9部門にノミネートされるなど高い評価を得た大ヒットコメディ。

タイトルの『サムシング・ロッテン!』は、直訳すると「何かが、腐っている!」。これはシェイクスピアの『ハムレット』の一節 “something is rotten in the state of Denmark.” を彷彿とさせ、作中にはシェイクスピア作品をはじめとするミュージカルや演劇の名作への大胆なオマージュが随所に散りばめられ、演劇そのものへの愛と情熱で世界中の舞台ファンを魅了した。

この熱狂は日本にも上陸し、2018年には演出家・福田雄一のもとで日本初演が実現。主演としてニック・ボトム約を演じた中川晃教と、当時シェイクスピア役を演じた西川貴教らのパワフルな演技と福田演出の融合は、日本の観客をも笑いの渦に巻き込んだ。

福田雄一演出×豪華キャストで贈る、底抜けに楽しいコメディ

今回の2025年版も、演出は引き続き福田雄一を担当。主人公の売れない劇作家ニック・ボトム役は、初演と同じく中川晃教、ニックの妻ビー役も瀬奈じゅんが続投する。

そして、新キャストとして、ニックのライバルであるスーパースター劇作家シェイクスピア役に加藤和樹、予言者ノストラダムス役に石川禅、ニックの弟ナイジェル役に大東立樹(CLASS SEVEN)、清教徒の娘ポーシャ役に矢吹奈子の出演が決定した。

ミュージカル『サムシング・ロッテン!』は、2025年12月19日(金)から2026年1月2日(金)まで東京・東京国際フォーラム ホールC、1月8日(木)から1月12日(月・祝)まで大阪・オリックス劇場にて上演される。

ミュージカル『サムシング・ロッテン!』あらすじ

舞台はルネサンス時代のイギリス。売れない劇作家であるニック(中川晃教)は弟のナイジェル(大東立樹)と共に自身の劇団を運営していた。

時代の寵児であり、スーパースターの劇作家シェイクスピア(加藤和樹)にニックは対抗心をむき出しにするが、劇団運営に行き詰まり、妻ビー(瀬奈じゅん)の目を盗んで予言者ノストラダムス(石川禅)のもとを訪ねる。

そして、彼のお告げに従い、世界初の歌って踊る「ミュージカル」を書こうと決意するのだった。

その後もノストラダムスのもとへ通うが、出てくるのは頼りない予言ばかり・・・。ヒット確実な作品タイトルは『オムレット』(実は『ハムレット』の間違い)だと言われ、ニックはミュージカル『オムレット』を生み出すために悪戦苦闘する。

作家の才能を秘めている弟のナイジェルは、兄の言うことを聞きつつも「卵の物語なんか書きたくない!」と思い悩む。そんな中、出会った美しい清教徒の娘ポーシャ(矢吹奈子)と恋に落ち、新たなインスピレーションが生まれていた。

一方、「『ロミオとジュリエット』に続く大ヒット作を書かねば」と人知れず思い悩んでいたシェイクスピアは、以前からナイジェルの才能に目をつけていて、彼からなんとか次作のアイデアを得ようと画策する。「トービーベルチ」と名乗る役者に化け、ニックの劇団に潜入し、後の大ヒット作となる『ハムレット」の土台となるアイデアをどんどん盗んでいくが・・・。

中川晃教「再演では盟友でもある加藤和樹さんが登板されます!」(コメント)

中川晃教(ニック役)

I Hate Shakespeare!シェイクスピアが大っ嫌い!と爽快に痛快に歌い上げるニック・ボトム役を演じます(そこには深い?!理由があるのですが・・・)

2018年初演では、そのシェイクスピア役に西川貴教さんが!そして、この再演では盟友でもある加藤和樹さんが登板されます!笑いでの加藤和樹さんとの競演!それも楽しみです。福田雄一監督のミュージカル愛に全キャストが呼応し、そして劇場いっぱいに笑いが溢れていく今作品は、年末を飾るにふさわしいミュージカルです。人生には笑いと涙が必要だと気づかせてくれるこの作品を僕は心から愛します。

加藤和樹(シェイクスピア役)

今回、シェイクスピア役で出演させていただきます。ずっとミュージカルでご一緒したいと思っていた福田さん!この作品で自分のどんな扉が開くのか・・・ドキドキですが、めちゃくちゃ楽しみにしています。そして中川晃教さんをはじめ、個性あふれる共演者たちとのお芝居もどうなるのかワクワクしています。皆様是非、劇場でお待ちしております。

石川禅(ノストラダムス役)

演出家にはいろんなタイプがあるようです。初日が開いた後は役者に委ねて次の作品に集中したいタイプと、千穐楽まで役者と一緒に劇場に居たいタイプ。9年前。福田さん演出のミュージカル。「是非いつか御一緒させて下さい!」楽屋でバッタリ御本人に遭遇して気付いたら勝手に口が動いてました。つまり福田さんは劇場に居たいタイプ、最後まで役者に付き合ってくれる演出家なのでした。9年越しの「待ってましたっ!」にワクワクドキドキが止まりません。どうぞ宜しくお願いします!

大東立樹(ナイジェル役)

ナイジェル役を演じさせていただきます、CLASS SEVENの大東立樹です。
こんなにも愛されている作品に出演できると知った際、胸の高まりと本気で向き合う覚悟をもったことを覚えています。物語の舞台であるルネサンス時代のことから勉強し、役作りに打ち込みます。素敵な共演者の皆様や、コメディの奇才である福田雄一さんから学べることに今からワクワクしてます。劇場にて、お待ちしております。

矢吹奈子(ポーシャ役)

ポーシャ役を務めさせていただきます、矢吹奈子です。ポーシャは明るく自由ですが、芯の強さのある女性だと思うので、そこを表現できるように演じられたらと思います。いつも楽しく福田監督の作品を観ていたので、初めてその世界観に入れるというのがすごく嬉しいですし、またその作品がミュージカルというのも感慨深いです。

稽古が始まる前の今から楽しみで仕方がありません!先輩方の背中を必死で追いかけたいと思います。がんばります!

瀬奈じゅん(ビー役)

初演から7年、再び『サムシング・ロッテン!』の世界に飛び込みます。新しいキャストの皆様と共に、新しい『サムシング・ロッテン!』をお届けいたします。ミュージカル好きの方には堪らないオマージュが、たくさん散りばめられているこの作品。ミュージカルを観た事がない方でも楽しめる、底抜けに明るいこの作品。是非、劇場に足をお運びください!

福田雄一(演出家・監督)

『サムシング・ロッテン!』ようやく再演出来ます!WOWOWの番組『GREEN&BLACKS』の収録であっきーと会うたびに「またロッテンやりたいねえ」って話してて。でも、コロナがあってなかなか話が進まず。で、やっとです!大好きな新しいキャストもお迎えして、ワクワクが止まりません。僕、普段、おかしなミュージカルばかり作ってるから、そうは見えないのですが、かなりのミュージカルヲタクなんです。コロナ前は毎年お正月は家族でブロードウェイに行って2週間、毎日欠かさずミュージカルを観てました。『サムシング・ロッテン!』はそんなミュージカルをこよなく愛する人たちのためのミュージカル。日本中のミュージカルファンの皆さん!一緒にミュージカル讃歌を楽しみましょう!

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ミュージカル『サムシング・ロッテン!』公演情報

公演情報
タイトル ミュージカル『サムシング・ロッテン!』
公演期間・会場 【東京公演】2025年12月19日(金)~2026年1月2日(金) 東京国際フォーラム ホールC
【大阪公演】2026年1月8日(木)~1月12日(月・祝) オリックス劇場
スタッフ 作詞・作曲:ウェイン・カークパトリック、ケイリー・カークパトリック
脚本:ケイリー・カークパトリック、ジョン・オファレル
演出:福田雄一
翻訳・訳詞:福田響志
振付:上島雪夫
キャスト 中川晃教加藤和樹石川禅、大東立樹(CLASS SEVEN)、矢吹奈子、瀬奈じゅん

岡田誠、高橋卓士、横山敬 / 植村理乃、岡本華奈、岡本拓也、神谷玲花、小山侑紀、坂元宏旬、髙橋莉瑚、高山裕生、茶谷健太、横山達夫、吉井乃歌、米澤賢人

小林良輔(スウィング)、七理ひなの(スウィング)

チケット情報 【東京公演】
S席:15,000円/A席:10,000円(全席指定・消費税込)
U-25券:7,000円(当日引換券)※一般発売より販売【大阪公演】
<昼公演>
S席:15,000円/A席:10,000円/B席:7,000円(全席指定・消費税込)
U-25券:6,000円(当日引換券)※一般発売より販売
<夜公演>
S席:14,000円/A席:9,000円/B席:6,000円(全席指定・消費税込)
U-25券:5,000円(当日引換券)※一般発売より販売先行発売:チケットぴあ 2025年6月25日(水)11:00
一般発売:2025年9月6日(土)10:00
公式サイト http://www.s-rotten2526.jp
公式SNS @s_rotten2526

 

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