雲田はるこのヒット漫画を原作に、⼭崎育三郎、明⽇海りお、古川雄⼤らで立ち上げる大作オリジナルミュージカル『昭和元禄落語⼼中』の全キャストが公開された。
ミュージカル『昭和元禄落語⼼中』とは
落語界を舞台に、芸に生きる人々の葛藤と愛憎を描いた雲田はるこの漫画「昭和元禄落語心中」を初ミュージカル化した作品。
原作は第17回「文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」、第21回「手塚治虫文化賞新生賞」を受賞している。
舞台は昭和初期。落語の世界に入った菊比古(八雲)は、同期入門の天才・助六と固い友情で結ばれる。芸者・みよ吉にも支えられ、切磋琢磨する二人。だが彼らの関係は、思いもよらない道筋を辿り・・・。
ミュージカル『昭和元禄落語⼼中』キャストは?
天才肌で豪快な助六、努力家で繊細な菊比古(八雲)。固い友情で結ばれる二人の落語家を山崎育三郎と古川雄大が、彼らと懇意になる芸者・みよ吉役を明日海りおが演じる。なお山崎は企画としても本作に携わる。
また、与太郎役で黒羽麻璃央、師匠(七代目八雲)役で中村梅雀が出演。
そして今回新たに、小夏役に水谷果穂、松田役に金井勇太の名前が明かされた。
小夏は八雲の養女で、与太郎と懇意になる女性。演じる水谷は、これがミュージカル初挑戦となる。助六・菊比古・みよ吉らの過去の因縁に絡む、重要な役どころに挑む。
一方の松田は、師匠(七代目八雲)の、そしてのちに菊比古(八雲)の付き人を務める人物。山崎ともミュージカル『トッツィー』で共演経験のある金井が、落語家たちを長年見守り、小夏の親代わりのような存在にもなる人物の温かみを体現する。
ミュージカル『昭和元禄落語⼼中』出演決定コメント
小夏役:水谷果穂
ミュージカル『昭和元禄落語心中』に小夏役で出演させていただくことになりました、水谷果穂です。
2019年に上演されたミュージカル『エリザベート』を観劇し、物凄い迫力と世界観に引き込まれました。その時の感動が忘れられず、ミュージカルには特別な思いや憧れがあったので、初めてのミュージカル作品で憧れだった皆さまとご一緒できるだなんて、今でも信じられないくらい嬉しいです。
緊張ももちろんありますが、しっかりと小夏を演じきりたいと思います。
ぜひ、劇場まで足をお運びください!
よろしくお願いいたします。
松田役:金井勇太
昨年、同じ板の上で山崎育三郎くんの信じられない仕事を毎日のように目の当たりにしました。そんな彼が数年構想を練ってきたオリジナルミュージカルを創る折に立ち会えるなんて、我ながらつくづく運が良いものです。
滑稽で粋で、ほろりとして気の利いたあの落語の世界がミュージカルでどう羽ばたくのか今から楽しみで仕方ありません。また俳優としてもベーシストとしても大先輩で、会うと話の止まらない中村梅雀さんと共演できることにも心躍ります。
僕も芸事を生業とするはしくれではありますが、噺家の皆さんにも喜んでいただけるよう、初日に素敵な松田さんで居られることを目指して精進いたします。
ミュージカル『昭和元禄落語心中』公演情報