2025年2月、3月に大阪・東京にて上演する エンターテインメント時代劇『幕末』 のキービジュアルが解禁、そして公演詳細情報が発表となりました。
関西を中心に47年活動している老舗劇団、劇団そとばこまちが、2025年2月・3月に大阪と東京でエンターテインメント時代劇『幕末』を上演する。
劇団そとばこまちの『幕末』とは
本作は、2018年に初演された、エンターテインメント時代劇シリーズの1つ。「大阪府ナイトカルチャー発掘・創出事業」の一環として、来日する海外の方や言葉が通じない方も楽しめる「ノンバーバル(非言語)・エンターテインメント時代劇」として創作された。
物語の舞台は、激動の幕末。新選組の沖田総司とひょんなことから友になる坂本龍馬の、友情とそれぞれの使命、それ故に戦わなければならない宿命に焦点をあてた楽しくも哀しい物語となっている。
2020年には、全編台詞を書き起こして再演し、2022年ABCテレビにて放送された番組「THE GREATEST SHOW-NEN」で番組とコラボレーションも果たした。2024年10月にはダンスを中心に物語を紡ぐ「ダンス公演」としても上演するなど、形を変え様々な上演を続けている。
今回の上演では、さらに台詞やシーンを追加し、より深く厚みのある物語へと進化させる。
劇団そとばこまち『幕末』のキャストは?
脚本・演出を手掛けるのは、劇団そとばこまち七代目座長であり、2019年の大阪フリンジフェスにて作・演出作品『のうみん~三人の天草四郎~』が最優秀アワード受賞、現在ではTVメディアや他団体とのコラボ公演で幅広く活躍する坂田大地。
W主演には、坂本龍馬役に光月るう 、沖田総司役に彩音星凪を迎える。このほか、南園みちな、新谷佳士、彩羽真矢、岡村茉奈、影山ミク、くぼたゆういち、和泉、寝太郎、猿田睦、山崎ひな、中村涼月、内山諒哉、翔之介、陣内菜津芽、森口誉大、今中美里(※東京公演のみ)、庄司伊織、ちばひなの(少女歌劇団ミモザーヌ/※大阪公演のみ)、藤井世良、大鳥れいが出演する。
エンターテインメント時代劇『幕末』は、2025年2月28日(金)から3月2日(日)まで大阪・箕面市立文化芸能劇場 大ホール、3月7日(金)から3月9日(日)まで東京・かめありリリオホールにて上演される。
「子供舞台芸術鑑賞体験支援事業」対象公演
本公演は、文化庁の文化芸術振興費補助金「子供舞台芸術鑑賞体験支援事業」の対象公演となっており、子どもの無料招待を行う。詳細は公式サイトにて後日発表されるとのこと。
※本補助金は、本格的な舞台を子どもたちに鑑賞・体験してもらい、将来の文化芸術の担い手や観客育成に資することを目的とする
エンターテインメント時代劇『幕末』あらすじ
幕末、日本は大きく変わろうとしていた。いや、ペリー来航以来日本は変わらずにはいられなかった――。
不平等条約、夷狄を追い払えずいた弱腰の幕府、帝を中心に新しい政府を作り夷狄を追い払おうとする勤王派、幕府を立て直し体制を維持しようとする佐幕派、この2つの勢力の争いは日本中を巻き込み(真っ二つにし)時代の大きな畝りとなっていた・・・。
そんな中に新撰組の沖田総司や坂本龍馬もいた。
ある偶然が2人を繋ぎ心を通わせる、だがある時知ることとなる、2人は「敵」なのだと・・・。
斬る事が出来ずに悩む沖田、それでも日本を思い変えようと走り続ける龍馬。
その日、沖田は肚をきめ愛刀「菊一文字則宗」を手に龍馬の元へと向かう。
はたして沖田は龍馬を斬るのか・・・否か。