2024年12月18日(水)横浜・KT Zepp Yokohamaを皮切りに、2025年1月5日(日)まで大阪、名古屋、東京のZeppにて『ENTA!7 4U. Zepp in de SHOW』の上演が決定した。10月7日(月)に東京・浅草フランス座演芸場東洋館にて製作発表が行われ、ふぉ~ゆ~の福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介が登壇した。
年末恒例『ENTA!』7回目の開催
好評により、年末恒例となったふぉ~ゆ~のライブエンターテイメントショー『ENTA!』。歌、ダンス、コメディ、トークなど、経験豊富なふぉ~ゆ~ならではのステージが繰り広げられ、毎年恒例の新曲披露に加え、年々パワーアップするバラエティの仕掛けが詰まった毎公演まったく違うアドリブだらけのステージは、時期も相まって“忘年会”とも称され愛され続けてきた。
7回目の開催となる今年は、12月21日(土)の大阪公演で通算公演数100回を迎える記念の年となる。これを記念し、今までは年末にのみ開催していた本公演を、今年は“新年会”と称し年明けにも開催することが決定し、何が起こるか分からないライブエンターテイメント満載で熱いステージを届ける。
『Endless SHOCK』の2100回公演と比べ「東洋館で100回公演を発表するのも、僕ららしい人生」
製作発表の会場となったのは、多くの芸人を輩出した東京・浅草フランス座演芸場東洋館。いわずと知れた演芸の聖地で、2024年 M-1グランプリ1回戦を突破した実力を持つふぉ~ゆ~のトーク力全開の製作発表が開催された。
製作発表の仕切りも務める辰巳が、今年で7回目となる『ENTA!7』では横浜、大阪、名古屋で開催されることを述べると「皆さんにご報告があります!」として、舞台上のめくりの紙をめくるとそこには「ENTA! 100回公演!」の文字が。福田が「今回は1日で100公演やるってことですか?」とボケると、会場の全員が爆笑。改めて、辰巳が12月21日(土)の大阪公演で通算100回目を迎えることを説明した。
通算100回公演を迎えることに、辰巳は「7年続いたのはすごい」、松崎も「ここまでできるのは感無量」と思いを明かし、福田は「まさか100回もくだらないことをやってきたかと思うと、自分でもぞっとします(笑)」と照れ笑い。そして、辰巳が「『Endless SHOCK』が2100回公演で盛り上がったけど、東洋館で100回公演をこうやって皆さんの前で発表できるのも、また僕ららしい人生だなと思います」と感慨深い表情を浮かべると、「記事には『Endless SHOCK』が2100回と並べないでくださいね! 絶対にダメですよ!」とお約束の念押しに会場も笑いに包まれた。
さらに、今回はこの100回を記念して、新たな試みがあるということで、再びめくりをめくって「忘年会からの新年会」ということを発表。今までの『ENTA!』は忘年会として年末のみの開催だったが、今回は年明けに東京公演も行うことが説明された。
そして、製作発表は東洋館という場所にちなんで、100回公演を祝して4人がなぞかけを実施。まず、越岡が「『ENTA!』100回公演とかけまして、これから始まるバーベキューと解きます。その心は次は天下(点火)を目指します」と披露するが、ややウケに「これは台本に書いてありました!」と暴露して笑いを誘った。
福田は「『ENTA!』100回公演とかけまして、空を飛ぶ飛行機と解きます。その心はいずれ1000回(旋回)するでしょう」と披露。決めの言葉でドドンと効果音が鳴ると、なぜか福田はアイアンマンのスーパーヒーロー着地のポーズで決めていた。続く松崎は「『ENTA!』100回公演とかけまして……解けました」との天然ボケに、登壇者たちから総ツッコミ。さらに訳の分からないなぞかけ回答をしてしまい、最後はアイアンマンのポーズでごまかしていた。
そして、辰巳は「これからのふぉ~ゆ~とかけまして、新幹線と解きます。その心はどちらも光と望み(ひかりとのぞみ)にあふれているでしょう」と答えて、さらに天丼でアイアンマンポーズを決めると、なぜか全員でアイアンマンポーズをする一幕も。
『ENTA!7』のテーマの話題となると、めくりには「愛の王国」と書かれていたが、ふぉ~ゆ~の4人も会場の記者たちも困惑。辰巳は「僕らも打ち合わせで『愛の王国』と言われた時も、皆さんと同じ反応でした(笑)」と告白すると、福田は「当日、Zeppは愛の王国になるそうです。ふぉ~ゆ~からの愛、お友達(※ふぉ~ゆ~のファンネーム)からの愛、スタッフさんからの愛にあふれる場所になるそうです」と解説。
製作発表は会場のメディアからの質疑応答となると、「じゃあ僕から」と福田が記者を演じ始め「堂本光一くんの舞台に1000回以上出演されてると思いますが、今回100回公演を迎えるということで、そのお気持ちを教えてください」とメンバーに質問。
越岡は「毎回違う公演をやってるので、ゲストの方とかがいた時もあるし、コントとかも毎回違うから、それを100公演やってると思うと、すごいなと思う反面、やっぱぞっとはしますね(笑)。でも、記念すべき100回公演なので、お友達の皆さんと一緒に最高に楽しめたらなとは思います」と期待を口にした。
福田は「続いて、じゃあ福田さんからお願いします」「あ、僕ですか? 分かりました」と一人二役のコントを始めて笑いを誘いながら、「毎回全く違う公演という僕らでも予想できない作品で、年をまたぐことに数字が上がってるんですけども、毎回違う公演だと考えると、公演が100回超えたらもはや『ENTA!100』なんではないのかと思ってます」と答えた。
辰巳は「光一くんはもう2100回も『Endless SHOCK』というステージをやったわけじゃないですか。だからこそ、僕も光一くんの言葉を借りて言いたいです。回数は関係ありません。もう次の1回しか考えてない。次の『ENTA!7』の1公演目のことしか今は考えてないです」と力強く言い切った。
そして、松崎も『Endless SHOCK』を引き合いに出しながら「いずれ2100回に追いつくぞという気持ちで、先ほど辰巳くんが光一くんの言葉を借りてましたが、回数は絶対に関係あると思う」と述べると、辰巳が「それ、光一くんへのツッコミみたいになってる(笑)」とコメントし、会場も笑いに包まれた。
改めて意気込みを問われた4人。越岡は「新年会が今回から加わるので、とりあえず僕は勝手にボーナスステージだと思ってるんです。みんなで楽しむだけで、なんかいいなっていう気持ちになれるステージなので、ボーナスステージで皆さん一緒に楽しみましょう」と呼びかけた。
福田は「『ENTA!は何が起こるか本当に僕たちにも分かりません。というか、台本や筋道はみんなで一生懸命に考えるんですけど、その場その場で僕たちでぶち壊して新しいショーを作ろうということをずっとやってまいりました。どんなステージになるか分かりません。お客様と一緒に新しいステージを作れたらいいなと思っております」と期待を寄せた。
辰巳は「『ENTA!7』は、今年も僕らがエンターテインメントをぎゅっと詰め込んだ忘年会だったり新年会のような、思い返したら何があったか分かんないけど、とにかくゲラゲラ笑ったねっていうショーになると思います。それで、笑いの2日酔いが次の日に来ると思います(笑)。今年も新曲を用意するつもりです。なので、オリジナル曲が増えるんじゃないかなと思いますし、やっぱり僕ら何よりもこの生の時間がすごく好きで、生で皆さんと共有する時間が好きなので、『ENTA!7』でまた嫌なことを忘れて、生の時間、その日しか生まれないその瞬間を一緒に楽しみましょう」と同じく呼びかけた。
松崎は「この『ENTA!』という作品は、ふぉ~ゆ~にしか出せないエンターテインメントが詰まった絶品なショーだと自負しております。『ENTA!』で初めてふぉ~ゆ~を知ってくださった方とかの声も最近聞きますし、『ENTA!』をきっかけにYouTubeを見てくれたという声も聞きます。この作品を通じて、皆さん1人1人のお友達にも、そして1人でも多くの方にも知っていただきたい、そんな所存でございます」と真面目に発言。しかし、突然『ENTA!』であいうえお作文を始め、松崎は「Eはいいでしょう、Nはんーかぐわしい、Tはたくましい、Aはええグループ」と回答すると、メンバー全員から「Aぇ! groupになってる!」と総ツッコミを食らっていた。
最後に辰巳は「でも本当に、何が起こるかわかんないですし、1人でも多くの方に観ていただきたいなと思いますし、会場に来てくださった方が笑顔で帰れるステージです」とアピール。松崎も「それこそ光一くんにも来てもらいたい」と思いを明かし、福田が「来れるんだったらワンチャン来てもらいたいです!」とオファー。その言葉に辰巳が「ワンチャンって軽く言わないでくださいよ(笑)。でも、ゲストに待ってます!」と述べて会見を締めた。
『ENTA!7 4U. Zepp in de SHOW』は12月18日(水)から12月19日(木)まで神奈川・KT Zepp Yokohama、12月21日(土)から12月22日(日)まで大阪・Zepp Namba(OSAKA)、12月24日(火)から12月25日(水)まで名古屋・Zepp Nagoya、2025年1月3日(金)から1月5日(日)まで東京・Zepp Haneda(TOKYO)にて上演される。
(取材・文・撮影/櫻井宏充)
『ENTA!7 4U. Zepp in de SHOW』公演情報
【公式サイト】https://hicbc.com/event/4u_enta7
【公式X(Twitter)】@4uEnta