「SkyシアターMBS」ってどんな劇場？JR大阪駅直結の新劇場【調べてみた】

2024年3月26日2024年8月9日

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2024年3月27日に開業する、大阪の新劇場「SkyシアターMBS」。新しい劇場に初めて行く時って、ワクワクしますよね！同時に、駅からのアクセスや劇場までの行き方、座席の見え方なども気になります。オープンに先駆けて公開された情報を見ると、演劇ファンが「観劇しやすいように･･･」と細かなこだわりがたくさん詰め込まれていました。その一部をご紹介していきます！

「SkyシアターMBS」のこだわり

「SkyシアターMBS」は、JR大阪駅直結の複合施設「JPタワー大阪」内に開業する新劇場です。「JPタワー大阪」自体は今年の7月にグランドオープン予定ですが、同劇場はそれに先駆けて先行オープンとなります。

運営元であるMBSグループは、2016年に閉館した「シアターBRAVA！」以来の劇場開業となり、ネーミングライツ・パートナーとなったSky株式会社と共に“関西文化の発展に貢献したい”と意欲を燃やしています。

特筆すべきは、「観劇の快適さ」を追求したこだわりの設計！事前に行われた内覧会では、
かゆいところにも手が届くような配慮があちこちで感じられました。

「SkyシアターMBS」の座席数は？見え方は？劇場スペックを調査

キャパ、座席数は？

まず、気になるのが客席数。「SkyシアターMBS」の座席数は約1,300席となっています。

1階席：871席
2階席418席
計1,289席
＋車椅子スペース7席
※オケピ使用時は92席減

1階席はA～Zまでの26列、2階席は2A～2Kまでの11列。
東京の劇場だと、TBS赤坂ACTシアター（現ハリー・ポッターシアター）の客席配置が一番イメージとして近そうです。

座席図はこちら

客席からステージの見え方は？「観客ファースト」なこだわり

そして、重要な見え方。中央ブロックは互い違いの千鳥配列になっているので、前の人の頭とかぶりにくい設計に。サイドブロックも、ステージに対して斜めに配置されているため、視界にストレスを感じにくそうでした。

ちなみに、一階席も二階席も結構しっかり傾斜あります（1階席は6列目まではフラット）。観客が客席内を歩きやすいだけでなく、演者が客席降りした時も客席の段差の長さに差をなくしているとのこと。

座席も、長時間座っていてもお尻が痛くなりにくそうな柔らかさ。「膝裏が圧迫されて疲れないように」と、椅子の先が少し薄くなるエアボリュームになっているそうです。

ほかにも、背もたれがクッション性高めだったり、ひじ掛けが足を左右に振りやすいようになっていたり（前を人が通る時にいちいち立たなくてよいように）、と、かゆいところにも手が届く作り。設計の時点から「観客ファースト」なこだわりが詰まっていました。

音響設備はクラシックホール並み

演劇において、音の聞こえ方も気になるポイント。残響時間は約1.3秒（空席時、満席時は約1.2秒）！「声がはっきりと聞こえるように」ということを重視したそうです。最新のシステムが導入されており、オーケストラピットも完備。どんな公演にも対応できるようにと準備されています。

実際に公演が行われている客席に座ってみないと実際のところは分かりませんが、期待できそうです。

梅田を一望できる解放的なロビー！コインロッカーからカフェまで充実の劇場施設

ロビーは、客席と同じくグリーンと白が基調になっており、明るく目に優しい環境に。窓際には丸くてかわいい椅子が並んでいました。壁一面ガラス張りの窓になっていて、北梅田の町が眼下に広がります。昼公演と夜公演では、まったく違う景色が楽しめそうです。

劇場内にはコインロッカーも設置（大型18個、小型30個、コインリターン式）。カフェも併設されており、開演前と休憩中には飲み物と軽食が販売されています（ビールも販売しているそう）。ただし、客席内は飲食禁止なのでご注意を。観劇マナーを守って楽しんでください。

オペラグラス･･･貸し出しはなし。カフェでの販売あり。
チャイルドクッション･･･貸し出しあり。必要な場合は係員まで。
喫煙所･･･劇場内にはなし。JPタワー大阪商業施設「KITTE大阪」内にあり。

そして、気になる化粧室！
1階席の女性用トイレは個室27室。2階席は、両サイド計15室。男性用トイレは1階席下手、2階席上手にあります。もちろんバリアフリートイレもあり。女性用トイレには、広めのパウダールームも設けられています。「お手洗い行列」に悩むことも少なくなるかも。

「SkyシアターMBS」の行き方、アクセス方法は？

仕事帰りにもアクセスしやすい！駅直結の好立地

「SkyシアターMBS」が入る「JPタワー大阪」は、大阪中央郵便局跡地の建物となります。昨年11月には、「JPタワー大阪」の地上2階（サウスゲートビルディング2階経由）とJR大阪駅をつなぐ歩行者デッキが開通。さらに、昨年3月18日にできたばかりのJR大阪駅の新改札口（西口）と1階が直結してさらに便利になりました。西梅田地下歩行者通路と地下道（ガーデンアベニュー）も直結し、私鉄・地下鉄各線ともアクセス良好です。

このほか、JR北新地駅、大阪メトロ御堂筋線梅田駅、四つ橋線西梅田駅、谷町線東梅田駅、阪急大阪梅田駅、阪神大阪梅田駅の計7駅からも徒歩圏内と、仕事帰りにも足を運びやすい好立地なのも嬉しいですね。

アクセスの詳細はこちら（公式サイトへ遷移）

SkyシアターMBSへ遠征もしやすい！ホテルなどの周辺情報も

大阪・梅田はうめダンジョン･･･。遠征民にとって、大阪・梅田駅周辺は迷路のように思えます。しかし、「SkyシアターMBS」と同じ施設内にはホテルもできるとのこと。JR西日本ホテルズ新ブランドホテル「THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection」が2024年夏に開業予定となっています。

「SkyシアターMBS」公演スケジュール

「SkyシアターMBS」こけら落としは藤原竜也主演の「中村仲蔵」

「SkyシアターMBS」は、いよいよ3月27日開業。こけら落としの演目となるのは、藤原竜也さん主演、伝説の歌舞伎役者の生き様を描いた『中村仲蔵～歌舞伎王国下剋上異聞～』（脚本：源孝志／演出：蓬莱竜太）。こちらはすでにチケット完売状態ですが、「SkyシアターMBS」の劇場会員限定でキャンセル待ちの受付が行われている模様です。ぜひ、公式サイト・公式X（Twitter）で調べてみてください！

そして、このあとはブロードウェイミュージカル『カムフロムアウェイ』（2024年4月4日～4月14日）、ショーン・ホームズ×段田安則 PARCO PRODUCE 2024『リア王』（4月18日～4月21日）などが続きます。