2024年7月よりDaiwa House presentsミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』が上演されるが、このほど主役ビリー・エリオット役および大人キャストスケジュールが公開された。
本作は、1980年代のイギリス北部の炭鉱の町を舞台に、バレエダンサーを目指すひとりの少年と彼を取り巻く大人たちの姿を描き、世界中を虜にした映画「BILLY ELLIOT」(邦題「リトル・ダンサー」)を原作に据えたミュージカル作品。
2005年にリー・ホール(映画『ロケットマン』『キャッツ』)が脚本・歌詞、映画と同様にスティーヴン・ダルドリーが演出を担当し、そこにエルトン・ジョン(ミュージカル『ライオンキング』)が音楽で加わりミュージカル化され、2006年には英国ローレンス・オリヴィエ賞4部門、2009年にはトニー賞で10部門を獲得するなど世界中で成功を収めた。
日本では2017年に日本人キャストで初演。開幕に向けて約1年に渡るオーディションを経て選ばれたビリー・エリオットと、同じくオーディションで選ばれた大人キャストが約16万人の観客を動員し、菊田一夫演劇賞大賞や読売演劇賞選考委員特別賞など数多くの演劇賞を受賞した。
主人公のビリー・エリオットは、演技や歌だけでなく、バレエ、タップダンス、器械体操など様々な分野において高い能力が必要になる難役。そのため、本作品では上演の度に長期トレーニングと並行してオーディションを行い、ビリーを選出してきた。
日本初演から携わっている振付補のトム・ホッジソンは「最初から必要とされる能力を全て持っている子はいない。私たちが探しているのは、何か1つでも優れたものを持っている子。爆発するような煌めきがある子、動くことが大好きな子だ。そういった子を公演までにビリーに育て上げたい」と語る。
今年も、初演、再演と同じく1年以上に渡るレッスン形式のオーディションを実施。2023年3月、応募総数1375名の中から書類審査を通過したのはわずか215名。さらに、第一次オーディションで11名、第二次オーディションで7名が残り、遂に、この度ビリー・エリオット役が決定した。
発表当日。各自が個室に呼ばれ、合否が告げられる。1375人の中からビリー役を掴んだのは、たったの4人。「2024年のビリー・エリオット役として出演をお願い致します」しばしの沈黙の後、笑顔がはじけ「お願いします」と決意を新たにする少年たちの姿がそこにあった。
初演、再演と稽古場から本番までビリーの成長を見守り、作品のファンだと語る綾瀬はるかは「はじめて『ビリー・エリオット』を観た時の心が波打つような感動をおぼえています。ビリー役は1年をかけて、様々な能力を高く要求されるオーディションで選ばれますが、 子供たちの一生懸命で、直向きな挑戦が、物語の中にいるビリー少年に息を吹き込み重なっていくのだと思います。 まだご覧になったことがない皆様にも、ぜひ小さなダンサーの挑戦と躍動していく姿を観て頂きたいです」とコメントを寄せた。
Daiwa House presentsミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』は2024年7月27日(土)から10月26日(土)まで東京・東京建物Brillia HALLにて、11月9日(土)~11月24日(日)まで大阪・SkyシアターMBSにて上演される。
※東京公演のうち7月27日(土)~8月1日(木)はオープニング公演
ビリー・エリオット役 コメント紹介
浅田良舞
バレエ教室の先輩が初演と再演のビリー役に選ばれていたので、「次は自分がビリーになりたい」と思って応募しました。オーディションでは、初めて経験したタップダンスや器械体操も上達できて、とにかく精一杯、自分のやれることを全力でやり抜きました。合格を聞いた時は表情に出せなかったのですが、実は1人になった瞬間、飛んで喜びました。お客さまが感動し、「自分もビリーのようになりたい!」と感じてもらえるようなビリーにしたいです。特に、僕も感動した「アングリーダンス」で感情を出し切れるようにがんばりたいです。
石黒瑛土
初演と再演を観た時、ビリーのエネルギーがとても伝わってきて、「自分もやってみたい!」という気持ちになりました。オーディションでは、前向きな気持ちを忘れず、自分の持っているものをすべて出し切ろうと思いました。合格できたときは本当に最高な気持ちで、すぐに写真撮影や取材が始まって、ワクワクが止まりませんでした。ビリーは夢を追いかけ、誰がなんと言おうと自分の意志は曲げずにがんばる少年です。僕も全力で練習に励み、これまでにはない“常識を打ち破る”ビリーになりたいです。
井上宇一郎
『ビリー・エリオット』の映像を観て感動して応募しました。オーディションではみんなと新しいことを学べて、やってみたかったタップダンスにも挑戦できて、楽しくがんばれました。ビリー役に決まった時はビックリしすぎて、今でもまだ実感が湧いていません。僕にとってのビリーは“挑戦”です。お客様に元気を与えられるように、自分のエネルギーを出し切って踊りたいです。初めて挑戦する演技でも感情をうまく引き出せるように、そして、器械体操もきれいにカッコよくできるようにがんばります。たくさん練習をして、お客さまを楽しませることのできる、最高のビリーになりたいです。
春山嘉夢一
母に連れて行ってもらった『ビリー・エリオット』の感動が忘れられず、「自分もビリーになりたい!」と真っ先に応募しました。バレエを踊っていると、時間を忘れるほど無我夢中になれるところがビリーに似ていると思います。オーディションを通して、最初はできなかったことが、どんどんできるようになってきて、毎日が楽しかったです。ビリー役に決まった時は、世界一幸せな気分でした。ビリーは希望に満ちていて、「必ず夢を叶える!」という強い意志のある少年です。僕も自分らしいビリーを追究して、お客さまに希望を与えられるようになりたいです。
Daiwa House presentsミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』公演情報
上映スケジュール
【東京公演】
オープニング公演:2024年7月27日(土)~8月1日(木) 東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
本公演:2024年8月2日(金)~10月26日(土) 東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
【大阪公演】2024年11月9日(土)~11月24日(日) SkyシアターMBS
キャスト・スタッフ
ビリー・エリオット(クワトロキャスト) 浅田良舞 石黒瑛土 井上宇一郎 春山嘉夢一
お父さん(ダブルキャスト) 益岡徹 鶴見辰吾
ウィルキンソン先生(ダブルキャスト) 安蘭けい 濱田めぐみ
おばあちゃん(ダブルキャスト) 根岸季衣 阿知波悟美
トニー(兄)(ダブルキャスト) 西川大貴 吉田広大
ジョージ 芋洗坂係長
オールダー・ビリー(トリプルキャスト) 永野亮比己 厚地康雄 山科諒馬
森山大輔/近藤貴郁(ダブルキャスト) 大月さゆ 大竹尚 加賀谷真聡 黒沼亮※ 後藤裕磨 齋藤桐人 聖司朗 辰巳智秋 照井裕隆 春口凌芽※ 丸山泰右 森内翔大 小島亜莉沙 咲良 竹内晶美 森田万貴※ 石田優月 白木彩可 新里藍那 ※スウィング
髙橋維束 豊本燦汰 西山遥都 渡邉隼人 上原日茉莉 佐源太惟乃哩 内藤菫子
猪股怜生 髙橋翔大 張浩一 多胡奏汰 藤元萬瑠
石澤桜來 岩本佳子 木村美桜 清水優 鈴木結里愛 住徳瑠香 長尾侑南 松本望海 南夢依 宮野陽光
【脚本・歌詞】リー・ホール
【演出】スティーヴン・ダルドリー
【音楽】エルトン・ジョン
チケット情報
【東京公演】
平日: S席15,000円 A席12,000円 B席9,000円
土・日・祝: S席15,500円 A席12,500円 B席9,500円
◆7月~9月公演
抽選先行販売 2024年1月20日(土)9:00~
先着先行販売 2024年2月17日(土)9:00~
一般販売 2024年3月13日(水)11:00~
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/billyelliot2024/ (Pコード:524-089)
【大阪公演】
平日:S席15,000円 U-25 12,000円/土日祝:S席15,500円 U-25 12,500円
※東京10月公演及び大阪公演の販売スケジュールは追って発表