M&Oplaysプロデュース倉持裕新作公演『帰れない男~慰留と斡旋の攻防~』が2024年4月に上演されることが決定。それに伴い、作・演出の倉持と主演の林遣都よりコメントが到着した。
本作は、ある出来事をきっかけに、不思議な屋敷に誘い込まれた主人公がその屋敷の主人と若妻に翻弄され、もてなしを受けるうちに、本来の自分を見失ってゆく様を描いたサスペンス。
主演を務めるのは、2016年にBunkamuraシアターコクーンで行った倉持裕演出のM&Oplaysプロデュース『家族の基礎』で初舞台を果たした林遣都。その脇を藤間爽子、柄本時生、新名基浩、佐藤直子、山崎一が固める。
◆倉持裕(作・演出)
最近、現実離れした話に興味が向いています。抽象的とか幻想的とか、あるいはもっととっつきやすく、ファンタジーなどと表現される話です。もともとそうした作風でデビューしたので、そこに戻って来た感じです。
舞台に出現する不可解な世界は、たいてい主人公の精神から発生していて、すると自ずと、そんな風に世界を丸ごと構築してしまうような、強い精神力の持ち主に見える俳優が必要になってきます。そこで、それには林遣都がぴったりだと思いました。
あの頑なな目。直進が似合う身体――。僕が彼に感じる魅力は、2016年の自作『家族の基礎』に出演して頂いた時から変わっていません。着実にキャリアを積み重ねてきたことで、その特徴はより濃くなっていると感じ、今回、再びご一緒できることが楽しみです。
今作は、内田百閒の作品から着想を得たので、昔の文学作品の香りが少し漂うかもしれません。
◆林遣都(主演)
僕はM&Oplaysさんプロデュースの『家族の基礎』という作品で初めて舞台に立たせていただきました。刺激に満ちた稽古場での日々、本番の緊張感、必死に喰らいつき沢山の喜びと感動を味わえたことを今でも鮮明に覚えています。
僕が演劇に惹かれていったのは倉持さんが演出の初舞台がとにかく楽しかったからであることは間違いありません。
あれから7年が経ち、倉持さんの新作にこういった形で参加できることを大変嬉しく思います。
タイトル、もう面白いですよね。 珠玉の台詞、心躍る脚本、心待ちにしています。嬉しいです。楽しみです。皆様もお楽しみに。
M&Oplaysプロデュース倉持裕新作公演は2024年4月13日(土)から5月6日(月)まで東京・本多劇場にて上演。その後、名古屋、島根、富山、大阪、仙台公演を予定している。
M&Oplaysプロデュース倉持裕新作公演『帰れない男~慰留と斡旋の攻防~』公演情報
上演スケジュール
2024年4月13日(土)~5月6日(月) 本多劇場
ほか、名古屋、島根、富山、大阪、仙台公演あり
キャスト・スタッフ
【出演】林遣都、藤間爽子、柄本時生、新名基浩、佐藤直子、山崎一
【作・演出】倉持裕
チケット
【料金】8,000円
【チケット発売日】2024年2月10日(土)