2024年2月から3月にかけて『テラヤマ・キャバレー』の上演が決定した。本作の主人公は、今年没後40周年を迎えた寺山修司。彼が亡くなる前夜から始まる物語を新進気鋭の劇作家・池田亮(ゆうめい)が書下ろし、デヴィッド・ルヴォーが演出、香取慎吾が主演を務める。
寺山修司47歳、死を迎えるその瞬間何を思ったのか?自身の死をも劇化し人々に何かを残そうとした寺山修司。まだ残したい言葉がある、胸躍るようなスペクタクルが作りたい、人生という物語を完結させたくない、死を目前にしても、作品を創ることへの熱い思いは消えなかった。
本作では、寺山の前に「死」という登場人物が現れ、「死」と寺山の間で「日が昇るまでに、私(死)を感動させられる作品を作る猶予をあげよう」という取引が交わされる。寺山の残された命はいかに?最後に作りたい作品は完成するのか?「死」を感動させるため、また寺山自身も満足するまで、寺山最後の作品を命がけで作ろうとする個性あふれる劇団員たちと共に作品に励んでいく・・・。
演出のルヴォーと寺山修司役の香取はこれが初顔合わせ。また共演者には、成河、伊礼彼方、村川絵梨、平間壮一、凪七瑠海(宝塚歌劇団)など、多彩な顔ぶれが揃った。
この斬新な切り口の物語を、「あしたのジョー」など寺山修司による作詞の楽曲を数多く交え、生演奏のオリジナル音楽劇として作り上げる。
『テラヤマ・キャバレー』は、2024年2月9日(金)から2月29日(木)まで東京・日生劇場、3月5日(火)から3月10日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。
コメント紹介
デヴィッド・ルヴォー
「どんな鳥だって想像力より高く飛ぶことはできないだろう」――寺山修司
この作品は、寺山を「再現」することが目的ではありません。それは誰であれ、不可能なことだと思います。イギリスの演出家なら尚のこと、無理でしょう。寺山修司は社会的、または身体的な「のけ者たち」を作品の中心に据えていました。そんな彼は、今の世界をどう思うだろうか?彼の眩しいほどの想像力の灯火は、嵐のような現代において、どれほど奇妙で、滑稽で、とんでもない美しさを我々に見せてくれるのだろうか?このプロジェクトが提案された時、自分にはやらないという選択肢はありませんでした。
香取慎吾
死を迎える寺山修司を演じます。
デヴィッド・ルヴォーさんが奏でる寺山修司に、僕の今をぶつけます。
熱いキャバレーになりそうです。
心燃やして参加します。
『テラヤマ・キャバレー』公演情報
上演スケジュール
【東京公演】2024年2月9日(金)~2月29日(木) 日生劇場
【大阪公演】2024年3月5日(火)~3月10日(日) 梅田芸術劇場メインホール
スタッフ・キャスト
【演出】デヴィッド・ルヴォー
【脚本】池田亮
【出演】
香取慎吾 成河 伊礼彼方 村川絵梨 平間壮一 花王おさむ 福田えり 横山賀三 凪七瑠海(宝塚歌劇団)ほか
チケット
【東京公演】S席:13,500円/A席:10,000円
【大阪公演】S席:13,500円/A席:10,000円 B席7,000円
【一般発売日】2023年12月16日(土)
公式サイト
【公式サイト】https://www.umegei.com/terayama_cabaret2024/
【公式X(旧Twitter)】@TerayamaCabaret