中井貴一主演の『月とシネマ』中止を乗り越えバージョンアップ上演!藤原丈一郎(なにわ男子)、永作博美も参加

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中井貴一主演の『月とシネマ』中止を乗り越えバージョンアップ上演!藤原丈一郎(なにわ男子)、永作博美も参加

2023年11月から12月にかけて、PARCO劇場開場50周年シリーズ『月とシネマ2023』の上演が決定した。本作は、とある町にある映画館を舞台に繰り広げられる、ハートフル・コメディ。作・演出はG2、主演は中井貴一が務める。

本作は、2021年4月に新生PARCO劇場オープニング・シリーズの掉尾を飾る作品として上演を予定していたが、コロナ禍の中、あとは上演するのみという状態まで仕上げたところで全公演が中止となっていた。

しかし、どうしてもお客様にこのハートウォーミングな舞台を観ていただきたい!という、作・演出のG2と中井貴一をはじめとするキャスト陣の熱い想いが実り、今秋、新たなキャストを迎えてバージョンアップ。

父の死をきっかけに、さびれてしまった実家の映画館を存続させるため悩み、奮闘してゆく映画プロデューサー・並木憲次役の中井のほか、映画会社の宣伝部の若手社員で、映画マニアでもある小暮涼太役には藤原丈一郎(なにわ男子)。藤原は、今回がデビュー後初の舞台出演となる。そして、並木の元妻でフリーライターの高山万智子役として永作博美が参加する。

PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『月とシネマ2023』は、2023年11月に東京・PARCO劇場、2023年12月に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。

【公式サイト】https://stage.parco.jp/program/mooncinema2023

目次

あらすじ

とある町にある映画館「ムーンシネマ」は、映画プロデューサー・並木憲次(中井貴一)の父である館長が亡くなったことにより閉館の危機。同じ映画関係の仕事だが、30年以上父子の交流は全くない絶縁状態だった。映画プロデューサーとはいえ、経営のノウハウがない彼は映画館を売ろうと地元の不動産屋・佐々木に見積もりに来てもらうも、映画会社宣伝部の若手社員・小暮涼太(藤原丈一郎)や「ムーンシネマ」のボランティアスタッフで、市の「まちづくり推進課」職員でもある朝倉瑞帆、映写技師の黒川庄三(愛称:ロクさん)らから猛反対を受けてしまう。そこへ並木の元妻でフリーライターの高山万智子(永作博美)が現れ、映画館の相続権が瑞帆にあることを知らされるが—。

コメント紹介

作・演出:G2

前回、上演中止になった際、中井貴一さんに「これは、きっと演劇の神さまが『まだ早い、この作品はもっと練り上げてから観客に見せなさい』と仰しゃっているんだよ」と慰めて頂きましたが、それは即ち、叱咤激励でもあり、2023年「月とシネマ」は大きくバージョン・アップすることになりました。尊敬する貴一さん、大人になったであろう丈一郎くん、そして20年ぶりの永作さんを始めオールキャスト10人は全員が手練れの曲者揃い。稽古が楽しみでなりません。

中井貴一

一ヶ月稽古を積み重ね、衣裳をつけてのゲネプロ終了後での中止でしたので、戸惑い、この作品はここで終われと言う運命なのかなーなどとも考えました。が、演劇にかかわらず、我々のエンターテイメントの世界に於いて、最も必要なものは、それを楽しんでくださるお客様あってこそと、その事も、強く思い知らされる瞬間でもあり、今回の演目をやらせて頂くことになりました。演出のG2さんとともに、誰にも観ていただいていない前作ではありますが、それを上回る面白い作品に出来るよう努力をして参ります。是非、劇場にお越しください。

藤原丈一郎

2021年の『月とシネマ』は中止になってしまったので、まずは、お客様にお見せできることが嬉しいです。前回、G2さんには約1ヶ月みっちり稽古をしていただきました。そこから2年ぶりにまたご一緒できるので、この2年間で成長した姿を見せられればと思います。大先輩であり、大尊敬している中井貴一さんとまたセリフの掛け合いができることはとても嬉しいことなので、11月・12月の本番へ向けて一緒に素敵な作品を作り上げたいなと思っています。
僕自身も皆様に披露できなくて悔しい部分もありましたが、そのぶんパワーアップしたものをお見せできるようにがんばりますので、劇場でお待ちしています。

永作博美

PARCO劇場は久しぶりで、新しくなってからは初めてなので、すごく楽しみです。
G2さんとは20年ぶりにご一緒するので、どういった演出をされるのか、どういった言葉で伝えてくださるのか楽しみですし、私もG2さんにどう応えられるか楽しみにしています。中井(貴一)さんとは30年くらいぶりの共演になります。当時はまだ芝居の“間”というものがわかっていないころだったので、中井さんのお芝居を見て「間というのはこういうことなのか」と勉強させていただいたことを覚えています。今回も、いろいろ盗みたいと思います!
『月とシネマ』は、G2さんらしい、優しくて、人と人とのつながりを描いた、人情味あふれる大人の皆様に納得していただける作品になると思いますので、ぜひ劇場に観にいらしてください。




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