東出昌大、尾上寛之、阿部亮平、小日向星一が筋金入りのジャンキーに『ハイ・ライフ』長野と東京で上演

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東出昌⼤、尾上寛之、阿部亮平、⼩⽇向星⼀が筋⾦⼊りのジャンキーに『ハイ・ライフ』長野と東京で上演

2023年11月・12月に⻑野・まつもと市民芸術館 実験劇場と東京・吉祥寺シアターにて、まつもと市民芸術館プロデュース『ハイ・ライフ』が上演される。

同作は1996年カナダにて、最優秀演劇作品としてドーラメイヴァームーア賞を受賞した作品。2009年には映画化、その後第31回ジニー賞で脚色賞にノミネートされ、カナダ全土、オフ・ブロードウェイ、シカゴ、ロンドン、東京、ソウルなど世界各国で上演され続けている。

⾒どころは、筋金りのジャンキーな4人の男たちが繰り広げるスリリングな駆け引き。ならず者同士、馬が合うはずなどなく、顔を合わせば一触即発の緊迫ムード。ぶつかり合う挑発とプライド。立ち込める暴力の匂い。胃がざらつくような不安と高揚。いつ⽕がつくかわからない爆薬を抱えているような緊張感が走る本作の演出を、劇団チョコレートケーキの日澤雄介が務める。

東出昌大、尾上寛之、阿部亮平、小日向星一が筋金入りのジャンキーに『ハイ・ライフ』長野と東京で上演

口八丁手八丁で前科だらけのディック役を東出昌大が、天才的コソ泥のドニー役を尾上寛之が、コロシなんぞ朝飯前、ムショ(刑務所)帰りのバグ役を阿部亮平が、⼥に貢がせてばかりのビリー役を小日向星一が演じる。

誰もが品行方正であることを強いられる現代。多くの人が他者の視線に怯え、道を踏み外さないよう、懸命に善人の仮⾯をかぶっている。一方、4人⼈はどこまでも放埒で欲望むき出しだ。法や常識など彼らには通用しない。今この⼀瞬の快楽を何より優先し、本能のままに生きている。

決して後悔することもなければ反省もしない。その無軌道な生き方が、愚からであるはずなのに時に眩しく映る。ハイ・ライフ(上流社会)を夢⾒て、人生を懸けた大博打に出た悪党たちは、どのような結末を迎えるのか―――。

まつもと市民芸術館プロデュース『ハイ・ライフ』は11月23日(木)から11月26日(日)まで長野・まつもと市民芸術館 実験劇場にて、12月1日(金)から12月6日(水)まで東京・吉祥寺シアターにて上演される。

目次

コメント紹介

日澤雄介(演出)

あまりお声がけいただけないのですが(笑)、僕は滞在製作が⼤好きです。その⼟地と⼈に触れながらの滞在製作は独特の⾊合いを作品に写し込みます。そして今回の上演作品が『ハイ・ライフ』。これ程までに過激でぶっ⾶んだ作品も珍しいので、いつか演出してみたいと思っておりました。

この猥雑で滑稽で⼈間の欲望が煮凝りの様に煮詰まった作品に向き合うべく、東出昌大さん、尾上寛之さん、阿部亮平さん、小日向星一さんに、出演をお願い致しました。一癖も二癖もある魅力的な俳優たちと共に緻密に戯画的に作品を立ち上げて行く、まつもと市民芸術館『ハイ・ライフ』、その濃厚で刺激的な味をお楽しみください。

東出昌大(ディック役)

松本で芝居をしたことはなかったのですが、松本という環境で集中して稽古をしながら四人芝居を作る事が出来ると思い、出演を決めました。それぞれのキャラクターは強烈ですが、この作品は会話劇なので芝居の緊張感とその奥ゆかしさや厚みをじっくりお客様に楽しんでいただきたいです。

この4人だったら最強の座組というか、演出の日澤さんも含めて熱意を持った⼈たちが少人数で集って芝居を作る機会は、なかなかないと思うので、きっと良い芝居が作れるのではないかと思うんです。今まで見たこともないような熱量だったり、緻密さだったりを、お客様には⼀緒に体験して頂きたいなと思うので、この夏から秋にかけてみっちり頑張って、本番を迎える事を僕も今から楽しみにしています。

尾上寛之(ドニー役)

今まで先輩たちがやっている三人や四人芝居などを観ていて、いつか少人数での舞台を⾃分もやりたいなと思っていましたし、また、松本で4人で濃密な時間を過ごして作品をつくる事が、今の⾃分にとってとても貴重な体験になりそうだと思いこの作品を絶対にやりたいと出演を決めました。

作品のことだけを考え、東京とは違う環境の中で感じるものがいっぱいあるんじゃないかなと。そして今まで観ていた劇団チョコレートケーキの日澤さんが演出と⾔う事も出演を決めた理由の⼀つです。ドニーと言う役は、かなりハードルが高いと思いましたが(笑)。今まで演じたことのない役なので⾃分の殻を破り、また⾃分にとって⼀歩踏み出せるような体験が出来そうな気がしています。

阿部亮平(バグ役)

台本を読んで素直に面白い作品だと思いました。今まで舞台にちゃんと挑戦したことがないので不安はありましたが、演出の日澤さんとお会いして、この⼈に⾃分を任せて、舞台の経験が浅いからこそ、⾃分ができる限りの全てをぶつけてみたいと思ったのが、この舞台に出ようと思ったきっかけです。良い化学反応が起こって、舞台の上に⽴つことを期待しています。

共演者の中では、⼀番年上ですが、全員に胸を借りる挑戦者のつもりでいます。それくらい頼もしい仲間がいるなと楽しみにしています。今まで悪い役をたくさんやってきましたが、今回はリミッターを外して、どこまで行けるかな?と⾃分にも楽しみでもあるし、どんどん挑戦をして今までにない自分を出したいです。

小日向星一(ビリー役)

今まで出たことがないタイプの作品、演じたことのない役で、⾒る側にも演じる側にも凄い刺激的な作品だと感じ、ぜひ挑戦したいと思いました。めちゃくちゃな破天荒なのに、惹きつけられるものがあって。4人が全員とも愚かなんだけど、愛おしさを感じるところがあったり。普段だったら関わらない⼈たちですが(笑)全員が魅力的です。

男4人がぶつかり合う芝居ですが、僕が⼀番年下なので先輩⽅に全⼒でぶつかっていきたいなって思っています。ギスギスしたシーンが多いですけど、みんなで仲良く作品作りができたらなと思います。また演出の日澤さんが劇団で普段やってる作品と全然違うこの作品をどう演出されるのか楽しみですし、自分も知らない⾃分を引き出して貰えたら嬉しいです。

まつもと市⺠芸術館プロデュース『ハイ・ライフ』公演情報

上演スケジュール

【長野公演】2023年11月23日(木)~11月26日(日) まつもと市民芸術館 実験劇場
【東京公演】2023年12月1日(金)~12月6日(水) 吉祥寺シアター

チケット

⼀般発売日:2023年9⽉2⽇(⼟)10:00~

キャスト・スタッフ

東出昌大、尾上寛之、阿部亮平、小日向星⼀

【作】リー・マクドゥーガル
【翻訳】吉原豊司
【演出】日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)

あらすじ

ある計画のために集まった4人の男たち。
前科まみれのディック(東出昌大)に、刑務所帰りのバグ(阿部亮平)、コソ泥のドニー(尾上寛之)、そして⼥に貢がせてばかりのビリー(小日向星⼀)。いずれも違法薬物に⼿を染めた筋⾦⼊りのジャンキーだ。4人は⼀攫千金を狙って銀⾏強盗を企てるのだが・・・。

公式サイト

https://www.mpac.jp/event/39271/




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