『ケンジトシ』開幕!中村倫也と黒木華が“遊び心”を持って臨む「宮沢賢治と妹トシ」の物語

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『ケンジとトシ』開幕!中村倫也と黒木華が“遊び心”を持って臨む「宮沢賢治と妹トシ」の物語

2023年2月7日(火)に東京・シアタートラムにて『ケンジトシ』が開幕した。本作は、本作は、北村想が書き下ろした、宮沢賢治とその妹トシの関係を題材に描いた新作公演。本作は2年半前に上演予定だったものの、コロナ禍で延期を余儀なくされた「宮沢賢治と妹トシの物語」が、中村倫也、黒木華らの出演でついに日の目を見る。

北村は、宮沢賢治と彼の創作のインスピレーションであった妹トシを新たな視点から物語として紡いだ。演出を手掛けるのは栗山民也。北村と栗山がタッグを組むのはこれが初となる。

開幕にあたり、ケンジ役の中村は「宮沢賢治というと、作品の世界観と重ね合わせた賢治像や、どこか神格化されたアイコンとしてのイメージがありますが、この作品は北村想さんの考察や研究が入っている戯曲です。あまり難しく考えず、まずは『ケンジとして存在する』ことが大切だと思っています。これは、もがきながらも何かを探し求め、懸命に生きている人たちの物語です。ご覧になる方々も、ふとご自身とリンクする部分を感じるのではないでしょうか」とコメント。

そして、黒木とは舞台では初共演。「黒木華さんと僕は芝居に『遊び心』がある二人だと思っているんです。今回、そういうことが可能な場面では、本当に二人で楽しく遊んでいるかのような会話ができたら面白いな、と思っています」と、信頼を寄せた。

トシ役の黒木は、台本を読んだ当初は「北村想さんの独特の世界観をきちんと伝えられるのだろうか・・・」と戸惑いもあったそうだが、「稽古初日に演出の栗山さんから『答えを探さなくていい』『わからないことの大切さ』という言葉をお聞きしてからは、安心すると同時にとてもワクワクしてきたんです」と心境の変化を明かす。

また、トシについては「とても明るく聡明で自立した女性。いわば『菩薩のような存在』です。妹ですが、母のように包み込む愛を意識して、ケンジにとって大きな存在になれればと思っています」と評し、「演劇は想像力を働かせてどこへでも行ける豊かな世界です。頼りになる先輩・中村倫也さんをはじめ演劇界の大好きな人たちと一緒に舞台を創る!その毎日がとても幸せで、今回のような余白のあるお芝居に挑めることがとても嬉しいです」と、開幕の喜びを語った。

シス・カンパニー公演『ケンジトシ』は、2月7日(火)から2月28日(火)まで東京・シアタートラム、3月3日(金)から3月10日(金)まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。

(撮影/宮川舞子、写真提供/シス・カンパニー)

目次

シス・カンパニー公演『ケンジトシ』公演情報

上演スケジュール

【東京公演】2023年2月7日(火)~2月28日(火) シアタートラム
【大阪公演】2023年3月3日(金)~3月10日(金) サンケイホールブリーゼ

スタッフ・キャスト

【作】北村想
【演出】栗山民也

【出演】
中村倫也 黒木華 山崎一 田中俊介 河内大和 野坂弘 依田朋子 徳高真奈美<ヴィオラ演奏>

公式サイト

【公演サイト】https://www.siscompany.com/kenji2023/
【シス・カンパニー舞台制作公式Twitter】@sis_japan




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