2020年6月から7月にかけて上演予定であったシス・カンパニー公演『ケンジトシ』だが、このほど発せられた7都府県を対象地域とした「緊急事態宣言」を受け公演を延期することを明かした。
本作は、北村想が書き下ろした、宮沢賢治とその妹トシの関係を題材に描いた新作公演。演出を手掛けるのは栗山民也で、北村と栗山がタッグを組むのはこれが初となる。ケンジ役で中村倫也、妹トシ役で黒木華の出演が決定していた。
シス・カンパニーは延期の時期について「まだ調整を要するため確定していませんが、近い将来の上演を目指し、不安のない環境下で新たなスタートを切りたいと考えています」と発表。
「本作は、私たち日本人に多くの美しい言葉を残してきた宮沢賢治とその理解者であった妹トシの物語です。この難局を皆様と共に乗り越えた後に、また改めて『ケンジトシ』に向き合い、宮沢賢治の言葉の数々を皆様にお届けしたいと、心より願っております」とコメントしている。
【延期のお知らせ全文はこちら】http://www.siscompany.com/kenjitoshi/oshirase.html