今江大地×横内謙介で『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』偽装の同性婚描くフランスコメディ

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今江大地×横内謙介で『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』偽装の同性婚描くフランスコメディ

2023年3月末より東京・六本木トリコロールシアターにて、演出を横内謙介、主演を今江大地が務める舞台『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』の上演が決定した。

『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』(Le gai mariage)は、ジェラール・ビトン&ミシェル・マンズによって書かれたフランスコメディ。2011年にモリエール賞最優秀コメディ賞にノミネートされて以来、フランス全土で何度も再演されている人気作。

まだ日本で知られていないフランス作品の紹介を目指して設立されたSociété Le ThéâtreElyséeと、賛同した岩切正一郎によって様々な作品が翻訳された中から、演出を依頼された横内謙介が、いくつもの戯曲を読み込む中からピックアップしたのが本作だったという。

物語の主人公は、独身のドンファン。結婚する気などさらさらなかったが、亡くなった叔母の遺産を遺贈される条件が突きつけられ、状況が一変する。その条件とは「今年中に結婚すること」だった。

ドンファンは、モテモテで大の女好き。大勢の女性の中から1人だけを選ぶなんて不可能⁉そこで、友人の弁護士の発案で、親友と偽装の同性婚をすることに。そこから話は、信心深い父親や、ドンファンと恋愛中の女性を巻き込み、思いがけない方向へ進んでいく――。。

こだわりのキャスティングで主演に抜擢されたのは、関西ジャニーズJr.を卒業し、今年からは本格的に俳優業に邁進する今江大地。今江は、モテモテで女好きのドンファンというこれまでに演じたことのない新境地に挑む。

ドンファンの親友で彼と偽装の同性婚をする親友役には、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンの菊丸英二役で初舞台を踏んだ富本惣昭。友人の弁護士役には、TBS日曜劇場『陸王』(2017年)で俳優デビューした緒形敦。

アンリと恋愛中の女性役には、AKB48の清水麻璃亜、アンリの父親役には、劇団扉座の創設メンバーのひとりである岡森諦が決定した。

『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』は、3月31日(金)から4月16日(日)まで東京・六本木トリコロールシアターにて上演される。

目次

コメント紹介

◆岩切正一郎(翻訳)

フランスには、ブルヴァール劇という、社会風俗をコミックなタッチで扱う劇のジャンルがあります。本作もその一つ。同性婚法が成立する2年前に初演された作品です。結婚、恋愛、経済的格差、友情、宗教、忖度、といった問題に、登場人物はどんな態度で応えるのか。今の日本の政治・社会状況にもヴィヴィッドに絡んでくる芝居です。横内さんの演出、魅力的なキャストの皆さんの演技でどんな面白い舞台が出現するのか、とても楽しみです。

◆横内謙介(演出)

演出にあたって
学生時代からモリエールなどの古典劇、或いはサルトルとかジュネとか哲学・不条理方面のフランス演劇には多少の馴染みはありましたが、現代劇については何も知りませんでした。今回トリコロール・シアターさんにお誘いを受けて、戯曲を何冊か読ませて頂き、その豊饒さ面白さに初めて触れました。その中で今の若者たちが生き生きと躍動するこの作品が気に入って、演出をさせて頂きます。簡単に言えばウソからまことが生まれる類のウェルメイドな喜劇なのですが、ここにはLGBTや人間性の解放、親子関係の回復など、現代的なテーマが堅苦しくなく散りばめられています。岩切正一郎先生の翻訳がそれを鮮やかに、描き出して下さいました。
今江大地さんはじめ個性的で、若くて上手い俳優たちと、我が扉座の岡森、少数精鋭で六本木のお洒落な小劇場に相応しい、上質な笑いと感動をお届けしたいと思います。

◆今江大地

はじめまして。今江大地です。僕が演じるのはアンリ・ド・サシーという人物で、物語ではモテモテで大の女性好き。結婚をせず女遊びの生活をしてる。要するに嫌なやつだ。
僕は人生で一度だけモテ期を体験していて、それは母校での教員実習の時。生徒たちから「大地先生」「大地先生」と呼ばれ、もう掴むところないよってくらいたくさんの生徒たちに腕を掴まれた。モテモテでした。そんな経験を活かせたらと思っています。
ただタイトルの『ル・ゲィ・マリアージュ』を見て思うのは、これは一筋縄ではいかない。なにか楽しいことが起こりそう。これからどんな舞台になるか楽しみです。ぜひ観に来てください。

◆富本惣昭

ドドを演じさせていただくことになりました、富本惣昭です。今回、愉快な結婚に出演するにあたって台本に目を通した時、とにかく台本を読み込みドドという人物がどういう人物なのかを考える時間が物凄く必要だなと思いました。自分の演じるドドは物語を大きく動かす人物だと思います。だからこそ、より良い作品にできるよう、必要なアイディアを沢山考え、物語に色々な形で関与できればなと思います。そして、演出家である横内謙介さんがどのように物語の演出をつけて下さるのか、今から楽しみです!

◆緒形敦

弁護士ノルベールを演じさせていただきます。いつか海外の戯曲で芝居をしたいと思っていたので、お話を頂いた時はすごく嬉しかったです。弁護士といえばお堅いイメージですが、ノルベールは子どもっぽい所もあり、何かとお調子者な顔もあります。弁護士として頭のキレる部分やエレガントなところなど、ノルベールの様々な顔をお見せ出来るようがんばります。
横内さんの演出のもと、多くのことを吸収して、観に来られた方々に楽しんで頂けるようこの作品を作り上げていきたいです。次々に3人に起こる修羅場や予想できない展開にハラハラしながら、魅力的な登場人物達のお芝居を堪能してください!

◆清水麻璃亜(AKB48)

エリザベート役で出演いたします。今まで演じた事のないキャラクターと役回りな気がしているので、どう作り上げていくかとても楽しみです!また、唯一の女性キャストとして、この作品に強さや艶を添えられたらなと思っています。
劇場で楽しく明るい時間を届けられる作品にでるよう頑張ります!!ぜひ、笑いに来てください♪

◆岡森諦

演出の横内とは高校時代からの付き合いで、今まで百本近く一緒にやっております。
ただ、その作品のほとんどが横内の作なのです。
純粋な演出家として横内と付き合うのはとても珍しく、もう何十年ぶりです。
そして、六本木トリコロールシアターという初めての劇場。大好きなサイズ感!オシャレ!
新しい劇場というのはやっぱりワクワクします。いろいろ楽しみで仕方ありません。どうぞ、ご期待ください。

『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』公演情報

上演スケジュール・チケット

2023年3月31日(金)~4月16日(日) 東京・六本木トリコロールシアター

<チケット販売スケジュール>
【オフィシャル先行(抽選)】2023年1月7日(土)17:00~1月16日(月)23:59
https://pia.jp/v/le-gai-mariage23hp/
【一般発売日】2023年2月19日(日)10:00~
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/le-gai-mariage/

スタッフ・キャスト

【脚本】ジェラール・ビトン&ミシェル・マンズ
【翻訳】岩切正一郎
【演出】横内謙介

【出演】
今江大地 富本惣昭 緒形敦 清水麻璃亜(AKB48) 岡森諦

あらすじ

アンリ・ド・サシー(今江大地)は独身で大のモテモテ女好きドンファン!
結婚する気などさらさらない。
ところが亡くなったイヴォンヌ叔母さんから遺産100万ユーロが遺贈されることに。
ただし、今年中に結婚すること、という条件で。
アンリにとって大勢の女の中から1人だけを選ぶなんて不可能⁉
友人の弁護士ノルベール(緒形敦)の発案で、親友のドド(富本惣昭)と偽装の同性婚をすることに。
そこから話は、信心深い父親エドモン(岡森諦)や、アンリと恋愛中のエリザ(清水麻璃亜)を巻き込んで、思いがけない方向へ・・・。

公式サイト

【公式サイト】http://tricolore-theater.com




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