2022年12月29日(木)より年をまたいで上演されている『風都探偵The Stage』。「風都探偵」は『仮面ライダーW』(2009年~2010年)の正統続編として、2017年8月より「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて連載されている人気漫画作品。2022年8月のアニメ化に続き、今度は舞台へとフィールドを広げる。
舞台で探偵・左翔太郎役を演じる和田雅成と、フィリップ役を演じる木津つばさに、本公演の見どころなどを聞いた。
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――おふたりにとって、「仮面ライダーシリーズ」はどんな作品ですか?
木津:「仮面ライダー」といえば、やっぱり「変身!」ですよね。最初にあの掛け声を聞いた時は、「めっちゃめちゃかっこいい~!」ってはしゃぎました。「自分じゃない“ヒーロー”になれる」「自分じゃない“誰か”になれる」ということが、とてもかっこよく思えて。子どもながらに魅力を感じました。それまではトーマスとかアンパンマンとか大好きだったんですが、また違った“ヒーロー像”を知り、僕の人生を彩ってくれたのが「仮面ライダーシリーズ」です。
和田:僕は親父と一緒に『仮面ライダーBLACK』(1987年)を見たのが最初の記憶かな。やっぱり男の子って“ヒーローになりたい”という気持ちをどこか持っていると思うんですよ。そして、大人になっても「仮面ライダー」はかっこいい。役者をはじめてからも「仮面ライダー」は意識していた存在です。
――和田さんは、俳優10周年で「仮面ライダー」になる夢を叶えられましたね。
和田:そうですね。俳優デビュー日の10年後に『リバイスレガシー 仮面ライダーベイル』(2022年)の撮影で、初めて仮面ライダーに“変身”できました。10年かかりましたけど、仮面ライダーとご縁をいただくことができました。
――『風都探偵The STAGE』の見どころを教えていただけますか。
木津:実際に、仮面ライダーが舞台に登場します!それが一番の見どころだと思います。そして、仮面ライダーのファンの方なら気になっていると思うのですが、“変身”シーンが舞台でどう描かれるのか・・・ここも注目してください。「ついに来たか!」と感じていただけると思います。しかも今作には仮面ライダーWもサイクロンジョーカーだけじゃないですし、仮面ライダーアクセルも登場しますからね!「舞台では、どんな風になるんだろう・・・」って僕自身も楽しみにしてることの一つです。
和田:仮面ライダーといえばバイクも登場するので、それも楽しみにしてください。今作の演出を手掛けられている毛利亘宏さんは舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-(2019年)も演出されているので、その経験を活かしたアイデアも盛り込まれているのではと思ってます。僕たち役者がそのアイデアと期待を超えられれば、すべてが見どころになると思います。
――おふたりの雰囲気から、すでに“バディ感”ばっちりですね。
木津:本当ですか?やったぜ!!!(急にテンションが上がる木津さん)
和田:いやいや、全然そんなことはないです(棒読み)。
木津:なんでや(笑)!確かに、“偽りのコンビ”とか“もはや営業”とか言われているけど・・・。
和田:これ、文面だけで見るとホンマやと思われるな(笑)。書いておいてくださいね(にっこりと微笑む和田さん)。
木津:(割り込んで)バディ感があると言っていただけてとても嬉しいです!ありがとうございます!普段の僕たちと役では、また違った関係性になると思うので、それも楽しみしていてください。
――ちなみに、お二人は劇中で“探偵”を演じられますが、お二人が個人的に「風都探偵に依頼したいこと」ってありますか?
木津:依頼したいこと!そうだなぁ・・・。
和田:これ、おもしろい質問ですね!
木津:これだ!「おばあちゃんからもらった大切な財布を見つけてほしい」です。
和田:え、どこでなくしちゃったの?
木津:それが、盗られちゃったんですよ~。
和田:マジ?!
木津:そうなんすよ。電車の中で・・・。座っていて、駅について降りようとドアから出る寸前に「あ!ない!」って気づいたんです。でも、座っていた席にももうなかったんです。
和田:まじか~、最悪だぁ。
木津:この話、続きがあるんですよ。ちょっと良い話になっちゃうんですけど・・・。
和田:いいね!良い話ちょうだい(笑)。
木津:この財布、東京に出てきたばかりの頃に、おばあちゃんがくれたものだったんです。当時はお金もぜんぜんなくて、そのお礼ができなかったんですが・・・この間、おばあちゃんの誕生日にやっとそのお返しができました。
和田:おぉ~!何あげたの?
木津:PRADAの財布です。おばあちゃんがくれたのも、同じPRADAの財布だったので。おばあちゃんにお返しはできても、同じPRADAの財布は買えても、「僕がおばあちゃんからもらった財布」に代わりはないので、そのなくした財布探しを風都探偵に頼みたいですね。
和田:良い話・・・なので「全部カット」で(笑)。
木津:なんでだよ!ちゃんと全部使ってください(笑)!和田さんは?
和田:僕はね、「小学校の時に集めていた遊戯王カードを見つけてほしい」。机の中に入れていたら全部盗まれちゃったんですよ・・・。
木津:うわ~!
和田:そいつ捕まえてほしいですね!おかげで今僕はまた遊戯王カードを集めてますけど!!
木津:おっと、話の方向性が変わってきたぞ(笑)?
和田:あの時、盗まれてしまったことが忘れられなくてね・・・。大人になったので、自分で買いました。ほんともう、当時は絶望だったんだから!
木津:子どもの頃はそう簡単には買い直せないですもんね。
和田:そうだよ、とっ捕まえたい!
――そんなお二人が、物語の中でどんな「依頼」を解決されるのか、楽しみにしています。最後に、お客様に一言ずつメッセージをお願いします。
木津:『仮面ライダーW』、そして『風都探偵』と、今も続くこの素敵な作品の舞台化に参加させていただけることに、まず気合いが入っております!キャストもスタッフさんも、『仮面ライダーW』と『風都探偵』が大好きな方が集まっており、この舞台を成功させようという気持ちでいっぱいです。ぜひ、最後まで応援していただけると幸いです。よろしくお願いいたします!
和田:このコロナ禍のご時世で、今なお苦しみながらもがんばっている方たちも多いと思います。そういう方々が、舞台を観たことで元気になったり、笑顔になったりできる作品にしたいです。そして、これは毎回言うことにしているんですが、皆さんの心に“新しい風”を吹かせられるよう、がんばります!
(文/一本柳歌織、取材・写真/エンタステージ編集部 1号)
東京の12月29日(木)19時公演<初日>と、大阪の2023年1月25日(水)14時公演<大千穐楽>の計2公演をU-NEXT独占でライブ配信決定!各公演、約2週間の見逃し配信期間あり。またU-NEXTでは、アニメ『風都探偵』、原作コミックであるマンガ『風都探偵』既刊1〜13集はもちろん、『仮面ライダーW』や過去の仮面ライダーシリーズ、関連書籍も多数配信。ぜひ併せてチェックを!
ライブ配信
配信公演
2022年12月29日(木)19:00公演(初日/スイッチング映像)
※特典映像:メイキング映像、ほか
2023年1月25日(水)14:00公演(大千秋楽/スイッチング映像)
※特典映像:キャストインタビュー映像、ほか
【視聴料】ライブ配信+見逃し配信付き:各回3,700円(税込)
\U-NEXTで配信/
配信期間
初日
【ライブ配信】2022年12月29日(木)19:00~公演終了時間まで
【見逃し配信】準備が整い次第~2023年1月12日(木)23:59
大千秋楽
【ライブ配信】2023年1月25日(水)14:00~公演終了時間まで
【見逃し配信】準備が整い次第~2023年2月8日(水)23:59
販売期間
初日:~2023年1月12日(木)20:00まで
大千秋楽:~2023年2月8日(水)20:00まで
『風都探偵 The STAGE』公演情報
上演スケジュール
【東京公演】2022年12月29日(木)~2023年1月15日(日) サンシャイン劇場
【大阪公演】2023年1月19日(木)~1月25日(水) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
スタッフ・キャスト
【原作】石ノ森章太郎
「風都探偵」連載「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)/脚本:三条陸、作画:佐藤まさき
【脚本監修】三条陸
【エグゼクティブプロデューサー】塚田英明
【脚本】西駿人、毛利亘宏(少年社中)
【演出】毛利亘宏(少年社中)
【音楽】中川幸太郎、鳴瀬シュウヘイ
【アクション監督】栗田政明(倉田プロモーション)
【振付】本山新之助
【出演】
左翔太郎役:和田雅成
フィリップ役:木津つばさ
鳴海亜樹子役:生駒里奈
照井竜役:上野凱
ときめ役:能條愛未
刃野幹夫役:なだぎ武
真倉俊役:相澤莉多
立川蓮司役:松本寛也
サブ役:梅澤裕介(梅棒)
坪崎忠太役:伊藤孝太郎
万灯雪侍役:君沢ユウキ
公式サイト
【公演特設サイト】https://stage-fuuto.com/
【公式Twitter】@stage_fuuto
(C)「風都探偵 The STAGE」製作委員会