劇団おぼんろ第20回本公演『パダラマ・ジュグラマ』オンライン生配信決定

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劇団おぼんろ第20回本公演『パダラマ・ジュグラマ』オンライン生配信決定

2022年2月13日(日)より上演される劇団おぼんろ第20回本公演『パダラマ・ジュグラマ』よりメインビジュアルが公開され、千秋楽となる2月20日(日)の2公演ではオンライン生配信が行われることが決定した。

おぼんろは、大人のための寓話を紡ぎ出すことを特徴とし、その普遍性の高い物語と独特な舞台演出技法によって注目を集めてきた劇団。主宰の末原拓馬の路上独り芝居に端を発し、現在は4,000人近くの動員力を持つ劇団に成長した。抽象舞台を巧みに用いて、廃工場や屋形船、オリジナルの特設テントなど様々な場所でも公演を行い、どんな場所でもまるで絵本の中に潜り込んだようなエンターテインメントを作り出してきた。

『パダラマ・ジュグラマ』は2014年に初演され、おぼんろ史上最大の観客動員を記録した記念碑的作品。8年ぶりの再演となる今回は、劇団おぼんろ初めてのミックスキャストに挑戦する。

末原が『パダラマ・ジュグラマ』を執筆したのは8年前。当時は自分が書いた物語を世界に届けたいって切望しかしていなかった時期で、「どんな救いのない世界でも、信じるものは救われるんだ」という強い意思をもって書いた作品だという。

生きることと物語が直結してという末原は、基本的にはリアルタイムに執筆することがスタイル。そのため、最初は8年の時を経た作品を再演することに対して懐疑的だったという。「特に『パダラマ・ジュグラマ』は、当時おぼんろが4,000人の観客動員をめざして、みんなで必死になって作り上げた作品でした。8年前のスタッフと参加者(観客)が一緒に作り上げていったから、僕の中でも初演の時の、あまりに美しい日々の光景が広がっていて、“もう一度、開ける怖さ”もあったんです」。

一方で「命がけで書いて、みんなで作り上げた大切な作品だからこそ、もっとたくさんの人に観てもらって語り継がれたいとも思った」という。「物語も楽曲も、みんなの思いも、歯を食いしばってでも大切にしていきたいし、埋もれさせるわけにはいかない。みんなのためにも『パダラマ・ジュグラマ』を語り継ぐのは僕たちの責務だという思いのほうが強くなったから、8年前に起きた美しい時間のすべてを封じ込めた“タイムカプセル”を開こうって思えたんです」と、再演を決意した想いを語った。

出演者には、劇団員のほか、富田翔、八神蓮、塩崎こうせい、岩田華怜、登坂淳一といった面々を迎える。客演の彼らに対し、末原は「客演という感覚ではなく、“パダラマ・ジュグラマ座”という感覚なんです。そう考えた時に、チームで分けて演じるのではなく、 今回参加する語り手(演者)みんなで作品を醸成していきたいと思ったんですね。新しいキャストで演じることで、作品への理解が深まるだけでなくて広がるとも思うし、それこそがミックスキャストならではの新しい部分だと感じています」と、新たな座組に期待を寄せた。

また、千秋楽日2公演の映像収録には「オフィスクレッシェンド」(収録監督:高橋洋人)が参加することも決定。映画監督との共作で届ける、舞台の魅力を映像に注ぎ込んだ生配信映像になる予定だ。

自身も映像好きだという末原は「舞台を作っている時って、映画を撮っているような感覚もあるんです。もちろん舞台で観ていただきたいという思いもありますが、映像もしっかりと楽しんでいただけるように考えています。映画を撮るつもりで打ち合わせを重ねているので、ワンシーンを絵画のよういに作り上げてきたおぼんろの舞台が映像作品としてどうなるのかも楽しみです」と語っていた。

もっとたくさんの人に物語を届けたいと、この映像は海外での配信も視野に入れている。海外の人も楽しめるように演出プランも考えており、初演とはまた違う形ながらも、物語の普遍性を高めることを目指す。

最後に、末原は「8年前、 お祭りのような日々で本作品は一度は幕を閉じました。だけど今もまだ祭りは続いています。“また会いたい”というのが今作のテーマもあるのですが、この世界には、また会うために別れた人たちがたくさんいるのが誇らしいと思っていて。 だから、今回は再演ではなく、これから続く『パダラマ・ジュグラマ』の、そして劇団おぼんろの“過程”として見守ってほしいと思います」と、新たな挑戦への意気込みは十分だ。

劇団おぼんろ 第20回本公演『パダラマ・ジュグラマ』は、2月13日(日)から2月20日(日)まで東京・Theater Mixaにて上演される。

また、同劇団は「いいねチケット」という投げ銭公演を設けている。今回は、初日の2月13日(日)18:00公演で座席数限定でいいねチケットを発売。いいねチケットは基本入場無料で、終演後に言い値での投げ銭を行う。観客は事前に席だけ予約し来場すればOK。チケット代は当日投げ銭にて。
「いいねチケット」取扱:楽天チケット http://r-t.jp/obonro

劇団おぼんろ 第20回本公演『パダラマ・ジュグラマ』公演情報


上演スケジュール


2022年2月13日(日)~2月20日(日) 東京・Theater Mixa

スタッフ・キャスト


【作・演出】末原拓馬

【出演】
タック役:末原拓馬(劇団員)
トシリモ役:富田翔/八神蓮
リンリン役:高橋倫平(劇団員)/塩崎こうせい
メグメ役:わかばやしめぐみ(劇団員)/岩田華怜
ジュンバ役:さひがしジュンペイ(劇団員)/登坂淳一

オンライン生配信


【チケット発売日】2022年2月10日(木)12:00~
【チケット料金】
プレミアムチケット:5,000円(税込)/特典:日刊パダラマ新聞付
一般チケット:3,500円(税込)
※auスマートパスプレミアム会員価格:3,000円(税込)

【生配信日】2月20日(日)11:30/16:00
【アーカイブ配信期間】
2月20日(日)11:30公演
→当日17:00~2月28日(月)23:59
2月20日(日)16:00公演
→当日22:00~2月28日(月)23:59
配信プラットフォーム:uP!!!(アップ)

【おぼんろ公式サイト】https://www.obonro-web.com
【おぼんろ公式Twitter】@obonro_new

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