阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

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2024年2月17日(土)に東京・天王洲 銀河劇場にて、舞台『桃源暗鬼』が開幕した。本作は、「桃太郎」を題材に描く新世代ダークヒーロー現代劇。主演は阿部顕嵐が務める。

阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

「桃源暗鬼」は、2020年から「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載されている漆原侑来の人気漫画。コミックス累計部数は275万部を突破(2024年1月時点)し、2023 年 6 月には「桃源暗鬼」プロジェクトが始動。主人公の一ノ瀬四季が、自らが鬼の子孫であることを知るところから、現代にまで続く鬼と桃太郎の子孫同士の戦いを鬼側の視点で描いている。

阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

舞台は、父の死をきっかけに内に眠る力を暴走させてしまった一ノ瀬四季が、無陀野無人(むだのないと)という男が、四季を「審査」と「収集」のために連れ去るところから始まる。

阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

死に際の父は、四季に「お前は鬼の血を引いている」と告げた。鬼を排除する「桃太郎機関」とそれに対抗する「鬼機関」は、はるか昔から人知れず水面下で戦争を繰り広げていた。四季の父・一ノ瀬剛志は、かつて桃太郎機関のエージェントであったが、偶然拾った鬼の子どもに愛情をかけ、養子として育てていたのだ。

阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

桃太郎機関のエージェントに、育ての親を奪われた四季は、敵討ちのために鬼機関の養成学校「羅刹学園」に入学することとなる。そこで、口元をマスクで隠した少年・皇后崎迅(こうがさきじん)や、気弱で謝ってばかりの屏風ヶ浦帆稀(びょうぶがうらほまれ)らと出会う。彼らは、“鬼の子”として様々な過去を抱えていた。

阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

本作では、羅刹学園退学を賭けた「鬼ごっこ編」、桃太郎機関の桃宮唾切らの襲撃を受けた鬼機関京都隊からの援護に向かう「京都編」が主に描かれる。

阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

出演は、一ノ瀬四季役の阿部顕嵐のほか、無陀野無人役の立花裕大、皇后崎迅役の高橋怜也、矢颪碇役の草地稜之、遊摺部従児役の廣野凌大、屏風ヶ浦帆稀役の綿谷優奈、手術岾ロクロ役の灰塚宗史、漣水鶏役の山﨑紫生、花魁坂京夜役の田口涼、一ノ瀬剛志役の竹村晋太朗、芽衣(Wキャスト)役の岡田六花と岩本佳子。

阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

桃宮唾切役の北村諒、桃草蓬役の石川萌香、桃部真中役の船木政秀、桃屋五月雨役の松田賢二、など。脚本・演出は松崎史也が手掛ける。

阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

冒頭から、物語は非常にスピーディ。空間を大きく使いながら漫画のコマ割りのように複数の場面を展開したり、大画面で映像を使った迫力ある戦闘シーンを演出したり、様々な“ライブ感”で物語を見せていく。

阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

俳優たちは、段差のある舞台セットの上をパルクールのように縦横無尽に駆け回り(無陀野無人役の立花は、キャラクターの特徴でもあるローラースケートを履きながら圧倒的強さを醸すアクションをやってのけていた)、パネルを複雑に動かし死角を利用しながら異能を見せるなど、舞台上には俳優たちの肉体から放たれる“生”の気が満ちている。鬼たちが持つそれぞれの「血蝕解放」がどのように表現されているかも、注目だ。

阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

阿部は、問題児でありながら情に厚く、自身の血がもたらす運命に翻弄されながら、成長していく主人公像を、早い展開の中でもしっかりと観る者の中に積み上げていってくれる。何よりも、意思を感じさせる「目」の物語る力が強い。

阿部顕嵐「鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!」舞台『桃源暗鬼』開幕

誰もが知る「桃太郎」の物語から新たに創造される原作の世界観が、劇場中に余すことなく広がる様をとくとご覧あれ。

舞台『桃源暗鬼』は、2024年2月17日(土)から2月25日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、2月29日(木)から3月3日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。上演時間は約2時間30分(休憩あり)を予定。

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 1号)

目次

コメント紹介

一ノ瀬四季役:阿部顕嵐

沢山の人に支えていただき
舞台上では1人1人が心と身体で桃源暗鬼を表現しています。
鬼と桃太郎の物語、貴方の目でとくとご覧あれ!

無陀野無人役:立花裕大

無陀野無人を演じる立花裕大です。
舞台『桃源暗鬼』がいよいよ開幕となります!
キャスト・スタッフ一丸となって作り上げた、迫力満点の作品です。原作の世界観を忠実に再現した舞台では、個性豊かなキャラクターたちが生き生きと物語を表現しています。
稽古を通して全員が役柄を深め、演技やアクションに磨きをかけていく中で、日々上達していく過程が楽しく、充実した毎日です。
ぜひこの作品の熱量を楽しんでいただけたら幸いです。
最後まで気を抜かず、更なる高みを目指し皆さまにお届けできればと思います!応援よろしくお願いします!

桃宮唾切役:北村諒

「桃源暗鬼」プロジェクト第一弾
舞台『桃源暗鬼』いよいよ開幕です。
演劇でしか表現できない人間力を存分に味わっていただけたら。
桃宮唾切を大切に、そして全力で生き抜きたいと思います。
このプロジェクトの良いスタートを切れるようキャスト・スタッフ一同、全身全霊で届けます。

脚本・演出:松崎史也

ワクワクする、とか、スカッとする、とか、カッコイイ!、とか、泣けちゃう、とか。
エンターテイメントの初期衝動が原作『桃源暗鬼』に全て詰まっている。
なので我々も、そう見てもらえる演劇を目指しました。
顕嵐を中心に、子役からベテランまでずらりと揃った俳優陣は技術的な豊かさもフレッシュさもそれぞれが発揮してくれ、竹村さんによる独創的なフィジカルアクションがファンタジーを演劇として具現化してくれています。
上演時間いっぱいに詰め込んだワクワク面白かっこいい2.5次元演劇を解放してぶっ放します。

舞台『桃源暗鬼』公演情報

上演スケジュール

【東京公演】2024年2月17日(土)~2月25日(日) 天王洲 銀河劇場
【大阪公演】2024年2月29日(木)~3月3日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

スタッフ・キャスト

【原作】『桃源暗鬼』漆原侑来(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
【脚本・演出】松崎史也

【出演】
一ノ瀬四季役:阿部顕嵐

無陀野無人役:立花裕大

皇后崎迅役:高橋怜也
矢颪碇役:草地稜之
遊摺部従児役:廣野凌大
屏風ヶ浦帆稀役:綿谷優奈
手術岾ロクロ役:灰塚宗史
漣水鶏役:山﨑紫生

花魁坂京夜役:田口涼
一ノ瀬剛志役:竹村晋太朗
芽衣役:岡田六花 岩本佳子(Wキャスト)

桃宮唾切役:北村諒
桃草蓬役:石川萌香
桃部真中役:船木政秀

桃屋五月雨役:松田賢二

ほか

ライブ配信

ニコニコ生放送
<対象公演>
大阪公演:2024年3月3日(日)13:00公演
視聴URL:https://live.nicovideo.jp/watch/lv344110924

大阪公演:2024年3月3日(日)18:00大千秋楽公演
視聴URL:https://live.nicovideo.jp/watch/lv344110926

<タイムシフト視聴期間>
2024年3月10日(日)23:59まで
※期間中であれば何度でも生放送終了後に番組を視聴することが可能

チケット販売ページ:https://dwango-ticket.jp/project/z9jYnyUNcg
【料金】各3,800円(税込)+サービス手数料 380 円(税込)

公式サイト

【公式サイト】https://stage-tougen-anki.com/
【公式X(旧Twitter)】@st_tougenanki

(C) 漆原侑来(秋田書店)/舞台「桃源暗鬼」製作委員会

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